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Archive for the ‘2007.08.18公開作品’ Category

酔いどれ詩人になるまえに ・2007年8月18日公開・

8 月 21st, 2007

アメリカの田舎町。仕事中に酒を飲んでまたクビになった男がいた。彼の名はヘンリー・チナスキー。言葉を誰よりも愛する“自称”詩人。いつか“作家”になるかもしれない、飲んだくれ。住む家もないし、お金もない。運送業、タクシー運転手、ピクルス工場…、何をやっても続かない。原稿を出版社に送ってもいっこうに相手にされない。あるのはただ、わき上がる言葉だけ。でも、“作品の価値を最後に決めるのは作家自身だ”そう信じてチナスキーは、今日も原稿をポストに放り込む。
ある日いつものようにバーで飲んでいたら、女に出会った。名前はジャン。わずかなお金でまずい食事を食べながら、二人して毎日飲み続けた。あしたのことなんて何一つ見えない、酒とセックスだけの日々。
どうにもならなコトだらけ。でも、どんなにミジメで冴えない日々でも、いつだって太陽は毎日昇る。チナスキーには言葉がある。それはろくでなしのチナスキーをほのかに照らす、たったひとつの優しいひかり。そのひかりはいつしか、ちょっぴりの希望と温もりを、チナスキーに与えてくれるのかもしれない…。

監督:ベント・ハ-メル
制作・共同脚本:ベント・ハ-メル ジム・スターク
原作:チャ-ルズ・ブコウスキー
撮影監督:ジョン・クリスティアン・ローゼンルンド
編集:パル・ジェンゲンバッハ
音楽:クリスティン・アスビョルンセン トルド・グスタフセン
出演:マット・ディロン ディディエ・フラマン エイドリアン・シェリー リリ・テイラー フィッシャー・スティーヴンス カレン・ヤング

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2007.08.18公開作品, ヒューマン, 洋画

Tokyo Real ・2007年8月18日公開・

8 月 21st, 2007

女子高生アヤは友人と初めて行ったクラブで出会った男に騙され、集団レイプを受ける。
レイプから解放された帰り道、渋谷松濤で闇金で働くナオヤと運命的な出会いを果たす。
しかし、家族との距離、友人との距離、レイプショックから
アヤは心と体の深い傷と寂しさを癒されることを願い、ドラックに手を伸ばしてしまう。
寂しさを紛らわせるために、ドラックをやりながらクラブで踊った帰り、ナオヤとの再開・・・
ドライブを経て、ナオヤと心と心で結ばれるようになった二人、
本気でお互いを愛するようになるもつかの間、すでにアヤの体はドラックに蝕まれていた・・・。
ナオヤの前では、全てを忘れて元気でいたいアヤ・・・。
思わずドラックを口にし、気持ちをハイにする・・・。
そこから運命は狂い始めた・・・。

監督:笠木望 湯本美谷子
製作:森本勝己 藪考樹 上野道雄
プロデューサー:川端基夫 兔丸誠治(マンモス・テーブル)
アソシエイトプロデューサー:今井乃梨子 
ラインプロデューサー:泉知良 
撮影監督:山田真也 
音楽:phantasticM 
録音:岩丸恒
出演:秦みずほ 米光雄作 南まい 河野智典 川口貴弘 MARU 比嘉愛 竹下茄人 ほか

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2007.08.18公開作品, ヒューマン, 邦画

恋するマドリ ・2007年8月18日公開・

8 月 17th, 2007

お姉ちゃんとの些細なケンカから、一人暮らしをすることになった美大生のユイ。いきさつはともかくユイにとっては期待と不安がいっぱいの新生活。

しかし、ユイにとって初めての一人暮らしは決して好調なスタートとはいかなかった。人はいいけど要領と人相の悪い引越し業者。引越しそばも受け取ってくれない無愛想な隣人たち。元の部屋に忘れてしまった大切な物。最初から受難だらけ。

でも、悪いことがあればいい事もある。引越しをきっかけにユイには素敵な出会いが訪れる。忘れ物を取りに行った元の部屋の新しい住人は、いかにも大人な感じのカッコイイ女性=アツコ。しかも二人は偶然にもお互いに元の部屋の住人同士。つまり、ユイがアツコの部屋に、アツコがユイの部屋へと入れ替わってしまった運命的な関係。

そしてもう一人、バイト先で知り合った物静かで一途な男性はユイのすぐ上の住人=タカシ。最初はちょっと取っ付きにくいところもあったけど仕事に取り組む姿勢に次第に惹かれてゆく。そんな出逢いの中でユイは次第にアツコには同性としての憧れとタカシには異性への恋心を抱き始める。

しかし、憧れのアツコとタカシにもそれぞれ悩みがあった。アツコには自分の夢のために別れた恋人がいて、まだ少しそのことを引きずっている様子。タカシはタカシで、失踪してしまった恋人がいて、未練たらたら。しかもそれはユイの部屋の前の住人らしい。前の部屋の住人?「それって、つまりアツコさん?」

運命的な出逢いは一転、奇妙な三角関係に・・・。ユイはアツコの居場所をタカシに伝えるべきか否か。大好きな二人には幸せになって欲しい。でも、二人の幸せは自分の失恋。運命の決断を迫られたユイがとった行動とは?

監督・脚本:大九明子
エグゼクティブ・プロデューサー:髙島郁夫
企画:見城徹 次原悦子
原案:筧昌也
プロデューサー:松田広子 神田興将
撮影:山崎裕
照明:尾下栄治
録音:群弘道
美術:古積弘ニ
編集:今井剛
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:本多真理子
VEX・アニメーション:岡部淳也
出演:新垣結衣 松田龍平 菊地凛子 中西学 ピエール瀧 江口のりこ 矢部太郎 廣田朋菜 マリエ 内海桂子 世良公則

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2007.08.18公開作品, 恋愛, 邦画

大ちゃん、だいすき。 ・2007年8月18日公開・

8 月 17th, 2007

 小学校四年生のまいには、重度の障害を持った兄・大(だい)ちゃんがいます。大ちゃんは、くりくりした目に、両方つながって一本になった眉で、孫悟空そっくり。耳はほとんど聞こえません。いつもにこにこして抱っこをせがむ大ちゃんは、まいの弟みたいです。
 まいの小学校と大ちゃんの通う養護学校は交流会が始まり、まいは同級生のダンプやタケたちにからかわれます。また、黒坂に大ちゃんの似顔絵を描かれたことに、まいは深く傷つきます。
 夏休み、突然母親の洋子が過労で倒れ、大ちゃんを施設に預けることになりました.施設でひとりぼっちの大ちゃんが可哀想でしかたないまいは、大ちゃんのめんどうを見る決心をしました…。

原作:星あかり『大ちゃん』
監督・脚本:山本洋子
企画:プロデューサー:桂壮三郎
音楽:大島ミチル
アニメーション監督:荻原露光
声の出演:酒井法子 永嶌花音

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2007.08.18公開作品, アニメーション, 邦画

ベクシル -2077 日本鎖国- ・2007年8月18日公開・

8 月 17th, 2007

 21世紀初頭。統一安全基準のないまま事実上解禁となったバイオ技術は人類に延命効果をもたらし、瞬く間に全世界へ広まった。同じ頃、ロボット産業も急速に発展を遂げ、特に日本は技術・生産面で世界を大きくリードし、あらゆる市場を独占していた。
 しかしこれら技術の重大な危機性が指摘され、国際連合は厳格な国際協定を設ける。それを不服とし、日本は直ちに国際連合を脱退。
 そして、その後日本が取った行動は…。
 『日本鎖国』!
 2067年―日本はハイテク技術を駆使した完全なる鎖国をスタート。その後日本の情勢は謎のベールに包まれたまま、10年が経過していた…。

 そして2077年。日本では何が起きているのか?

 その真実を探るため、米国特殊部隊“SWORD”は、10年もの間ベールに包まれてきた日本へ潜入するとこを決意。その中にはファイタースーツに身を包んだ女性兵士、ベクシルの姿もあった。隊長レオンの指揮により、日本への潜入作戦を実行するSWORDのメンバー。しかし、その計画は全て、日本側に察知されていたのだった。
 「この10年間で君たちは初めての外国人旅行者だ」待ちかまえていたのは、事実上日本を掌握している企業、大和重鋼のサイトウ。警備兵に取り囲まれたSWORDのメンバーは行き場を失うが、レオンの身を挺した行動と謎の日本人マリアの助けにより、ベクシルは潜入に成功した。
 そこでベクシルが目にした東京は、想像を遥かに越えた変貌を遂げていた。マリア達と行動を共にするうち、次第に明らかになっていく日本の姿。ベクシルは、大和重鋼が企む日本、そして世界を巻き込んだ壮絶な“実験”が進行していることに気づく。渦中に身を投じてしまったベクシルがとった行動は?
 日本は、そして世界は未来に希望を見出せるのか?
監督:曽利文彦
脚本:半田はるか 曽利文彦
音楽:ポール・オークンフィールド
エグゼクティブプロデューサー:濱名一哉
プロデューサー:中沢敏明 葭原弓子 高瀬一郎
制作:OXYBOT
配給:松竹
声の出演:黒木メイサ 谷原章介 松雪泰子 大塚明夫 櫻井孝宏 森川智之 柿原徹也

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2007.08.18公開作品, アニメーション, 邦画

戦争の犬たち ・2007年8月18日公開・

8 月 14th, 2007

 インドシナ半島に存在する国家・ラオタイの奥地でウラン鉱脈を探索していた日本人化学者たちが、ラオタイの愛国戦線側に拉致された。某海外進出企業の会長と政府首脳は密議の結果、傭兵部隊を組織して、科学者たち人質の救出に当たらせることを決定した。傭兵部隊の指揮には、自衛隊レインジャー部隊教官の経験も持ち、自身も凄腕の傭兵である吉成と、彼の忠実な部下である本多と小畑が当たることに。

<国際ガードマン募集>という触れ込みにより彼らの下に集められたのは、戦争狂の山本、元右翼の行動隊長である雷電、どうやら暗い過去があるらしい中国系の李など、曲者ばかり。笑いと涙の猛特訓の末、遂に彼らはラオタイの地に降り立った。そこで傭兵たちを待ち受けるのは果たして……。

脚本・監督:土方鉄人
製作:飯島洋一 小泉作一 
撮影:伊藤英男 
照明:磯貝誠 
美術:鈴木文男 
音楽:泉谷しげる 主題歌『褐色のセールスマン』ワーナーパイオニアレコード 
録音:斉藤恒夫 
ミキサー:大塚晴寿 
効果:相築晃 
編集:高城哲 
スチール:滝本淳助 
製作担当:霜村裕

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2007.08.18公開作品, アクション, 単館系

純愛 ・2007年8月18日公開・

8 月 14th, 2007

理想の教育を目指して、満州に渡った小学校教諭の俊介と保健婦の愛は、太平洋戦争の終結を迎え、多くの開拓団民と一緒に中国に置き去りにされる。

結婚式の途中で爆撃に遭い、命からがら逃げてきたふたりは、山龍とその母が住む農村にたどり着く。

ふたりを日本人だと知った山龍は怒りをあらわにする。 俊介は、とっさに愛を姉だと偽る。

「殺して恨みを晴らそう」という村人たちに、山龍の母は、「私の夫は日本人兵に殺された。 泣きはらした私は目が見えなくなった。 日本人に恨みを一番持っている私だ。 でも、このふたりは軍人じゃない。許してあげよう」と、かばう。

ふたりの山龍家での生活が始まった。 村人から白い目で見られながら、山仕事と家事を手伝う俊介と愛。 日本人に憎悪をもっていた山龍も徐々に心を許し始める。

ある日、村で難産の出産がある。 助産婦の経験もある愛は、無事に子供を出産させ、村人から受け入れられるようになる。

山龍が愛に好意を寄せていることを感じた俊介は、冬を前に、日本に帰ることを愛に提案する。 二人は、山を降り、汽車に飛び乗るが、そこには抗日軍が銃を構えて乗っていた。身の危険を感じた俊介は、愛に危害が及ばぬように、愛の手を離す。 汽車から振り落とされた愛の耳に、銃声がひびく…。

気を失った愛を助けたのは山龍だった。 愛は悲しみを胸の奥にしまいこみ、山龍と母との3人の新しい生活を始めるが、その時、愛のおなかには俊介の血をうけつぐ新しい命が宿っていた。

ある日、山龍の家が盗賊に襲われる。 大怪我をさせられた山龍の母は、愛に「お腹の子が生き抜くことが何よりも大切だよ」と言い、愛に赤い布を渡す。 「私はこの服を着てこの村に嫁いできた。 愛が着たら、村一番の花嫁だよ」。 そう言い残すと、山龍の母は息を引き取った。 悲しい別れだった。

愛は、山龍の母の意図を汲み取り、墓前で初めて、山龍の母のことを「お母さん」と呼んだ。

山龍は、愛への想いを胸にしまい、「お腹の子供の父親にしてほしい」と告げる。 そして、愛は、中国の大地で、生まれてくる子供と共に生きる決心をする。

産まれてきた娘は、桂花と名づけられ、親子としての幸せな生活が始まる。

そして、3年の月日が流れたある日、愛と山龍と桂花の前に、思いもよらない出来事が・・・・。

監督:ジャン・チンミン
撮影:タテオカ サトル
美術:ウー・リージョン
録音:リー・シュエレイ
編集:リー・ファン
音楽:ウォン・ウィンツァン
二胡演奏:ジャー・パンファン
主題歌:『INORI』ATSUSHI(EXILE)
出演:小林桂子 YASUTAKA ポン・ボー チャン・シャオホワ 川津祐介 諏訪太朗 波岡一喜

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2007.08.18公開作品, アジア, 恋愛

スプリング☆デイズ ・2007年8月18日公開・

8 月 14th, 2007

岡山千春(立花未樹)は全寮制の女子高・羽摘(はつみ)高校の1年生。映画づくりを夢見る彼女は少しでも夢に近づくために放送研究部に入部しますが、1年生は雑用ばかりで思うようにはいきません。そこで彼女は同じ放送研究部に所属する親友の智恵美(鈴木梨乃)を誘い、ある計画を立てます。

その計画とは、部室の片隅に眠っていたUHFの発信機を持ち出し、寮で前代未聞のオールナイト生放送をやること。注目を浴びて、学校のみんなの支持を集めれば、夢に一歩近づくのではないかと考えたのです。決行予定日は1学期末のテストが終わった日の夜。時計が夜中の12時を指し、いよいよ計画がスタート!

海賊放送は無事終了し、嬉しいことに、この放送を大勢の生徒が見てくれたようです。ところが、この行動が裏目に出てしまい……。

はたして、千春は夢をかなえることができるのか? 親友の智恵美と同級生のハルカ(上月あや)やさおり(関谷愛里紗)を巻き込み、夢に向かって突き進む千春。

高校1年生の女の子たちの青春グラフィティが、今、幕を開けます!

監督・脚本:越坂康史
配給:キッチュ
出演:立花未樹 鈴木梨乃 上月あや 関谷愛里紗 あべなぎさ 岡田茜 中嶋かねこ、関根香菜 小西美希 若林翔子 長嶋美紗 橘未来 加々美正史 川原真琴 長井秀和

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2007.08.18公開作品, 邦画, 青春

プライスタグ ・2007年8月18日公開・

8 月 14th, 2007

「新幹線代がいくらかかるか知ってるん?ジュース代120円も返せんくせに。」

奇妙な落書きが蔓延する街に暮らす中学生の正太郎。
ある日幼なじみの坂東聡子が転校することを知る。転校先は新幹線で2時間もかかる街。
「すぐ会えるよ」という不用意な言葉から坂東とのすれ違いが生じてしまう。
中学生の正太郎には新幹線の切符代が幾ら掛かるかも分からなかった。

そんな中、正太郎は「お金」にまつわる出来事や感情に直面しはじめる。
生活の為にお金を切り詰めながらも”幸せ”な暮らしをしている姉夫妻、その”幸せ”に違和感を感じる正太郎。
そして、ある目的のために違法な手段で高額なお金を生み出している同級生篠原。しかも篠原は奇妙な落書きをしている張本人だった。

板東が引っ越すその日、彼女に逢いに駅に走る正太郎。果たして彼女に逢えるのだろうか? そしてお金の意味って?

監督・脚本・編集:友野祐介
プロデューサー・制作主任:坂田史志
撮影:近藤龍人
CG:藤林久哉
美術:野崎無大
音楽・MA:長谷川憲人
録音・SE:佐藤真樹子
照明:浅川周   
メイク・衣裳:窪田弥生   
助監督:清水艶 南圭司 牧野裕也 長江将史
制作進行:高塚映里香   
記録:田中孝典
アクション監督:今西洋貴
エグゼクティブ・プロデューサー:上村豊彦
プロジェクトマネージャー:大槻貴宏
スペシャル・サンクス:兼光一博 川口典考
主題歌『コ・タ・エ」作詞・作曲:宇都直樹/歌:ひまわり
製作・配給:株式会社ブルズ・アイ 株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム/トリウッド
出演:荻田修司 今西彩 矢橋秀浩 植松俊也 吉川智子 小嶺麗奈 笠原紳司

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2007.08.18公開作品, ヒューマン, 単館系, 邦画

WHITE MEXICO ・2007年8月18日公開・

8 月 14th, 2007

死に場所を求めて彷徨う男は、ロシアから来た無鉄砲な天使と出会った―

殺伐とした大都会、東京。東京湾を見下ろすバス停で青森行きの長距離バスを待ってひとりの男、佐藤(大江千里)が並んでいる。足元に置かれた、札束の詰まった紙袋がワケあり気だ。ついに復讐を果たし、どさくさに紛れて奪いとった大金。ちょっとした供養になればいい。
3ヶ月前、妻を亡くして以来唯一の心の支えだった高校生の娘・祐未(はねゆり)が殺された。

佐藤が店長をつとめるコンビニでアルバイトをしている最中、絡んできたチンピラに抵抗してナイフで刺されたのだ。学費を心配して、志望校をお金がかかる音大から手に職がつく服飾の専門学校に変えてしまうような心の優しい娘だった。そんな祐未が生前楽しみにしていたのが、一生懸命アルバイトで貯めたお金で佐藤と一緒にメキシコへ行くことだった。メキシコにいる神父が孤児院の資金を稼ぐためにプロレスラーになった話に感激して、その男の試合をとてもみたがっていたのだ。

この札束を「メキシコの慈善プロレス団体」に寄付する。そうしたら彼の仕事は、さらに言えば彼の人生は終わるはずだった。偶然事情を知って後を追いかけてきた看護婦のミユキ(東山麻美)が訳知り顔で一緒に逃げようとしつこく持ちかけてくるが、佐藤には邪魔なだけだ。

そこへミユキを手際よく追い払って佐藤に助け舟を出したのが、ロシアから来た若い女・パステル(ティアラ)だ。美しい顔立ちに反して一風変わった日本語を操るこの女は佐藤を見るなり言い当てた。

「死ぬの?」と。
やがてミユキをひとり残して、長距離バスは青森へ向けて走り出した。
札束がのぞく紙袋を小学生の女の子にじっと見つめられて落ち着かなくなった佐藤は、後ろの席へ移動しようとしてかたちのいい長い足に足止めを食らった。
さっきの若い女、パステルの足だ。おまけに佐藤の腕を掴むと隣の席に引き入れた。
そして「私にも寄付して」と屈託なく笑ったのだった。
パステルはロシア人と日本人のクオーターだ。

日本語は日本人の祖母・ミツコに教えてもらったのだと言う。ミツコをロシアに連れ帰った祖父のアンドレイは命知らずの曲芸飛行士だった。その唯一の肉親だった最愛のアンドレイがつい最近日本の航空ショーを前に急死し、パステルは日本に置いたままになった複葉機を引き上げるために祖母の故国に初めてやって来たというわけだ。免許を持っているから輸送費を浮かすために〝乗って〟ロシアまで持ち帰るつもりだ。その複葉機は一度も会ったことのない青森にいるミツコの弟・辰雄(篠原勝之)が預かっている。

しかしアンドレイは悲しみだけでなく、ショーの契約キャンセル料としてパステルひとりでは抱えきれないほどの借金を遺した。複葉機を売り払ってもとても足りない。佐藤の紙袋をしたたかに狙ってパステルは佐藤に近づいた。

親子ほどに歳が離れて、ともに最愛の人を失った佐藤とパステル。隣り合った座席に座って取りとめもない言葉を交わすが、想いはまったく別の場所に向けられていた。

あるときパステルが「人が死ぬのは神様が決めることで、しょうがないこと」と言うと、佐藤は「でも理不尽なことだ」と初めて感情を露わにした。だが「怒ってもしょうがない。人生は『まさかの連続』でしょ」とパステルは言い放った。
そんなとき事件は起こった。
停車したバスに突然刑事(ブラザートム)が乗り込んで来たのだ。

佐藤を守ろうと焦ったパステルは佐藤が隠し持っていた拳銃を奪って刑事に銃口を突きつけた。だがそれは大いなる勘違いだった。実は刑事は前の乗客が置き忘れた貴重な「クワガタ」を探しに来ただけだったのだ。引くに引けないパステル。刑事に銃口を突きつけたまま佐藤を促すと、紙袋を持って見ず知らずの車に飛び乗った。佐藤とパステルは思いがけず「共犯者」のように逃走するハメになってしまう。

ふたりっきりの狭い車の中、心の奥にしまい込んで誰にも言えなかったことを二人は話し出した。パステルは両親が離婚して捨てられて以来、鬱に苦しみ、密かにリストカットをやっていること。佐藤も祐未が死んだのは自分のせいであると話す。祐未が会いたがっていたプロレスラーが引退したと口を滑らせて以来、あまり言葉を交わさなくなってしまったからだ。やがてしゃべり疲れてお腹が空いた二人は定食屋で釜飯を食べた。わだかまりも解けて温かな時間を共有する。それは今までに感じたことのない至福のひとときだった。車を乗り捨てると今度は自転車でのらりくらりと二人旅を続ける。

だがメキシコへの寄付を無事に終え、複葉機の置いてある青森の飛行場がもう目前に迫っていた。もはや二人が一緒にいる理由はなくなろうとしていた。
ついに佐藤は「東京に帰る」と言い出した。「お別れだよ」
「独りぼっちにしないでよ」とへたりこむパステル。「理不尽!」と怒鳴った。
駆け寄る佐藤。二人の間には「親子の絆」にも似た、途切れることのない絆が生まれていたのだ。
そんな二人の頭上を、真っ黄色の複葉機が越えていった……!

追いかけてゆくとそこには旅の終点の飛行場があった。アンドレイの複葉機が整備を終え、飛び立つ時を待っていた。二人を温かく迎えいれる辰雄。そして紙袋を手渡した。畑を売ってお金を作ったという。しかもなんとその紙袋は、佐藤が持っていた例の紙袋と同じものだったのだ。驚いて顔を見合わせる佐藤とパステル。
「パステル得意の『まさか』だな」
辰雄に佐藤のことを聞かれて「ミツコみたいな存在かも」と答えるパステル。
「逆ナンパです」と佐藤が言って、二人で嬉しそうに微笑みあった。

お茶漬けをごちそうになって、ついに佐藤とパステルは複葉機に乗り込んだ。雪の降り積もったロシアに向って、白いメキシコに向ってまた長い旅になる。
やがて二人の乗った機体は遠ざかって空の彼方へと消えていった。

原案・監督・脚本・編集:井上春生
製作:WHITE MEXICO製作委員会
出演:大江千里 ティアラ はねゆり 篠原勝之 ブラザートム

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