結婚いしてから44年いなるグラントとフィオーナはお互いを深く愛し、肉体的にも精神的にも満ち足りた生活を送っていた。二人の出会いはグラントが大学手神話学を教えていたときにさかのぼる。フィオーナは彼の教え子のひとりで、彼女が18歳のときに結婚したのだ。20年前に教授職を辞したグラントは、フィオーナとその後にアイスランドから移住してきた彼女の祖父が立てたオンタリオ湖沿いの家で暮らしていた。老夫婦は春には近くの自然保護区域を散歩し、雪の季節にはクロスカントリー・スキーを楽しむのは常だ。二人仲良くキッチンに立ち、夕食を済ませた後はグラントがフィオーナに小説を朗読し、夜が更けていく。お互いを思いやる温かさと笑いに満ちた生活にしかし、不調和が生じ始める。フィオーナにはアルツハイマー型認知症の影がしのび寄っており、洗い終わったフライパンを冷蔵庫にしまったり、友人夫婦を招いた夕食の席でワインが何か忘れてしまったり。そんなフィオーナをグラントは辛抱強く見守り、彼女の失敗を訂正し続けていた。
ある夕方、ひとりでクロスカントリー・スキーに出かけたフィオーナは、自身がどこにいるのかさえわからなくなる。夜になり、妻がいなくなったことに気づいたグラントが失しに捜索し、惚けた表情で道端にたたずむフィオーナを発見する。大事に至らなかったものの、病気を無視しておけないことに気づいたフィオーナは老人介護施設メドウレイクへ入所することを自ら決断する。施設を事前に見学したグラントは主任のモンペリエから「施設に馴染む入所後30日間は面会も電話連絡も禁止」というルールを知らされ、フィオーナの入所を躊躇するが、彼女の意思は変わらなかった。施設へ向かう途中、自然保護区域を通りかかったフィオーナは前春に見た水芭蕉のことを思い出す。と同時に、忘れたくても忘れられない若い思い出を思い出を口にする。大学教授時代のグラントは、若く美しい女子大生と何度も浮気をしていたのだ。グラントと別れてくれなければ自殺するとフィオーナを脅した少女のことを若々しく語る彼女の厳しい口調にグラントは沈黙するしかなかった。
1ヵ月後、面会を許されたグラントは、フィオーナが自分のことをまったく覚えておらず、車椅子に乗った男性オーブリーを非常に気にかけていることを知る。そんなグラントの気持ちも知らないフィオーナは、オーブリーは祖父がよく買い物をしていた金物屋でバイトをしていた青年で、彼女の初恋の相手だったとグラントに伝える。記憶の混濁か、真実か? 愛妻に思い出してもらおうと施設を日参するグラントだが、フィオーナとオーブリーの間に芽生えた愛情が日増しに深まっていくのを目撃し、いたたまれない気持ちになる。ベッド横の壁にオーブリーが描いたフィオーナの肖像画が貼られているのを見て、やるせなさが増すばかりだった。グラントの献身ぶりに心を打たれた看護師クリスティは、彼を温かく励ます。率直で明るいクリスティに相談するうち、グラントはフィオーナのオーブリーに対する愛情は自分に対する罰なのではないかと語る。夫婦円満に見える夫妻だったが、グラントにはフィオーナに対する負い目があると考えるだけの理由があったのだ。
そんなある日、オーブリーの妻マリアンが休暇から戻ると同時に夫を自宅に連れ帰ってしまう。オーブリーと離れ離れにさせられ深く落ち込むフィオーナはベッドに寝たきりとなる。このままでは彼女の要介護レベルが上がり、命すら危うくなると心配したグラントは、マリアンを訪ねる。グラントが夫オーブリーを責めに来たと身構えるマリアンだったが、グラントは意外な提案を口にし……。
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監督・脚本:サラ・ポーリー
製作:ダニエル・アイロン/シモーン・アードル/ジェニファー・ワイス
製作総指揮:アトム・エゴヤン/ダブ・マンコフ
撮影:リュック・モンペリエ
美術:キャスクリーン・クリミー
衣装:デブラ・ハンソン
出演:ジュリー・クリスティ/ゴードン・ビンセント/オリンビア・デュカキス/クリステン・トムソン/マイケル・マフィー/ウェンディ・クルーソン
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2008.05.31公開作品, ドラマ, 洋画
MIT(ボストンのマサチューセッツ工科大学)で優秀な成績を収め、前途洋々の生活を送る学生ベン・キャンベル。彼のと親友たちは、ロボットコンテスト用の工学ロボの研究をしたり、帰りにはバーに行きスポーツ系のサークルの集まりを遠巻きで眺めながら酒を飲んだり……いわば“オタク系”のMIT学生の典型。そんなベンの夢は、MITを卒業した後は、母親の夢でもあるハーバード大学医学部へ進学し、医師への道を進むこと。そのためには、学費30万ドルを用意しなければならない。母子家庭のベンにとってあまりにも巨額な学費のために、奨学生の試験を受けるも、失敗。スーツ・ショップでのアルバイトでは到底おいつかない金額のために頭を抱えている。
天才的な数学力を持つベンの才能に、ある日、ミッキー・ローザ教授が気づく。ローザ教授は優秀な生徒を集めて、秘密の研究をしていたのだ。その研究とはブラックジャックで必ず勝つ方法=カード・カウンティングの習得。ベンはローザ教授に招かれ、チームを訪ねる。集まっていたのは教授と学生のジル、キアナ、チョイ、フィッシャーの5人。彼らがしていることがどうにも信じられず、一度はその場を去るベン。だが、母親には「奨学生の試験はパスしたから援助はいらない」などと心配させない為のウソをついてしまった彼には、お金がどうしても必要。しかも、メンバーには以前から憧れていた学内一の美女ジルがいる。彼の心は葛藤する。
学費のため、と割り切って、研究チームのドアをたたくベン。徹底的にカード・カウンティングのイロハを叩き込まれるが、天才的な数学の才能を持つベンだけに、飲み込みは早かった。数々のテストをパスし、チーム内でもズバ抜けたセンスの持ち主と認めたれたベンは、チャイナタウンの地下カジノで最終試験を受けることに。段取り通り、決まった合図によって席に着いた彼の前にカードが配れる。ベンは、トレーニングで得た勘と暗号を駆使して大成功! 最終試験にパスしたのだ。
ラスベガスに乗り込んだチームは、週末を利用して最高級ホテルのスイートルームを拠点に、それぞれの役に徹してカジノに潜入し、ブラックジャックで次々大金を稼ぎ出す。こうして、ラスベガスでの贅沢を謳歌するセレブと、ボストンに戻ると普通の大学生、という二重生活を送ることになったベン。しかも憧れのジルとも親密な仲になりつつあった。だが、それも長くは続かない。ベンはスリリングでリッチなラスベガスでの暮らしに楽しみを覚えてしまい、ボストンでの地味な学生生活では満足できなくなってしまう。
ビジネスとして勝ち続ける彼らに、カジノのルール違反者を取り締まるコールが目をつける。コールはチームの手口を見抜き、違反者としてカジノから追放しようと画策する。また、チームの仲間割れ、ボストンの親友たちとの不和、ジルとの関係にも微妙なズレが生じはじめるベンは、巨大な暗影が漂い始めていることも知らず、ラスベガスに乗り込む。そしてチームは、史上最悪の事態に見舞われた……。
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監督:ロバート・ルケティック
原作:ベン・メズリック
製作:デイナ・ブルネッティ/マイケル・デ・ルカ
脚本:ピーター・スタインフェルド
製作総指揮:ウィリアム・S・ビーズリー/ブレット・ラトナー/ライアン・カヴァナー
出演:ジム・スタージェス/ケイト・ボスワーズ/ローレンス・フィッシュバーン/ケヴィン・スペイシー/アーロン・ヨー/ライザ・ラピラ/ジェイコブ・ピッツ/
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2008.05.31公開作品, ドラマ, 洋画
上映作品
■キング・ナレスワン 序章~アユタヤの若き英雄誕生~
舞台は16世紀のシャム。ビルマのホンサワディー国の軍が、シャム北部のピッサヌローク国を陥落し、属領とした。ピッサヌローク国のマハータンマラーチャー王は、忠誠の印として長男のナレスワン王子(ビージェー)をホンサワディー王に差し出す。ホンサワディーはピッサヌロークと親戚関係にあるアユタヤ国も陥落させ、帝国を拡大していく。そうした中、ナレスワン王子は捕虜として過ごしながらも、民族の誇りを捨てず、将来のアユタヤ王朝の独立を夢見ながら成長していく。
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監督:チャートリーチャルーム・ユコーン
出演:プラッチャナー・サナンワッタナーノン/ジラユ・ラオーンマニー/スチャダー・チェックリー/ソーラポン・チャートリー
■キング・ナレスワン ~アユタヤの勝利と栄光~
1581年にホンサワディーのブレーンノーン王が崩御すると、各属領が独立を目指して次々と謀反を起こし始めた。ナレスワン王子(バード)率いるピッサヌローク軍も謀反の制圧に協力するが、新国王ナンタブレーンの息子であるマンサムキアットの軍より手柄を立てたことで、逆に危険視され、暗殺事件が起こる。ナレスワンはこの事件を正当な理由に、ホンサワディー国からのアユタヤ王朝の独立を宣言。ホンサワディーとアユタヤの全面戦争が始まる。
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監督:チャートリーチャルーム・ユコーン
出演:ワンチャナ・サワッディー/ノパチャイ・チャイヤナーム/タックソーン・パックスックジャルーン/インティラー・ジャルンプラ/矢野かずき
■アルティメット・エージェント
世界的な武器商人がタイの大手音楽プロダクションに身を潜めているという情報を入手した諜報機関は、諜報員カムラオ(マム)をタイに潜入させることに。任務の内容を妻のキアウ(ジャネット・キアオ)に明かせぬまま、タイの音楽プロダクションに乗り込んでいくカムラオ。その場でカモフラージュをかねて歌手を志願、マミー・ラオとして歌手デビューすることに成功するが……。
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監督:ベットターイ・ウォンカムラオ
出演:ペットターイ・ウォンカムラオ/ノンヌット・ソンブーン/ジャクリン・アピタナーノン/スチン・クアンサグアン/スラチャイ・ソムバットジャルーン
■ヌーヒン バンコクへ行く
東北タイの田舎町に住むおてんば娘のヌーヒン(ルン)は、父親の病気と干ばつによる生活苦のため、バンコクへ出稼ぎに。運よくハイソな家のお手伝いとなったヌーヒン。美人姉妹のミルク(ヌン)とソムオー(カートゥン)のため一所懸命に働くなか、テレビでモデルコンテストの募集を見たヌーヒンは、ミルクの履歴書をこっそり送って彼女をコンテストに参加させることに成功するが……。
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監督:コムグリット・ドゥリーウィモン
出演:ルンラーワン・トーナホンサー/コッチャコーン・スパカーンキッジャクン/パーニサー・ブアジャルーン/アディソン・インスィー/ナハタイ・レックバムルン
■ミー・マイセルフ 私の彼の秘密
イベント運営会社に勤めるOLウム(エーム)は彼氏に振られた上に、甥オムの面倒まで見ることになり、人生を悲観していた。そこに追い討ちをかけるように、彼女は車で若い男性(アナンダ)を轢いてしまう。この事故が原因で青年が記憶喪失となったことに責任を感じた彼女は彼を引き取ることに。彼の手がかりは事故で血染めのシャツに刺繍されていたテンという名前のみ。こうして、彼女と彼の奇妙な同居生活が始まり、ふたりはお互いの気持ちを近づけていくのだが・・・・・・。
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監督:ポンパット・ワチラバンチョン
出演:アナンダ・エヴァリンハム/チャーヤナン・マノーマイサンティパープ/モントン・アヌパープマート
■セルラー・シンドローム
携帯電話の修理で日銭を稼ぐケン(ター・バービー)は、顧客の携帯からプライベートな動画を盗み取っては仲間に見せて楽しんでいた。ある日、絵画を専攻する大学生のミーナ(ナムワーン)が携帯の修理に現れた。何かに怯えたようなミナに心を寄せるケン。そんな折、ケンの仲間に次々と異変が起き、ミナの着替えやシャワーシーンなどの盗撮動画が、ケンの携帯に届き始める……。
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監督:パークプーム・ウォチンダー
出演:パウポン・テープハサディン・ナ・アユタヤー/ガームシリ・アーシラルートシリ/ナッタポン・テーンカセーム/ワロット・ピタカーノン/スモンラット・ワッタナーセーラーラット
■メモリー ~君といた場所~
国民的スーパースターのフィルム(フィルム)は、激務の疲れを癒すため、ひとり北部の旅へと出かけていた。ある日、フィルムは、車のハンドル操作を誤って交通事故に遭い、山岳民族のロースー(イード)に助けられるも記憶を失くしてしまう。そんなフィルムのお宝写真を撮ろうと近づくパパラッチのジャー(ポーラ)。記憶の戻らないフィルムと過去を知るジャーの間に、いつしか恋心が芽生えていく――。
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監督:ヘーマン・チェータミー
出演:ラッタプーム・トーコンサップ/ポーラ・テイラ/イード・ポーンラーンサオーン/ラーラー/ルールー
■シチズン・ドッグ
人生に夢が持てない青年ポッド(ジーン)はバンコクの缶詰工場で誤って人差し指を切り落としてしまう。それ以来、ポッドはスーパーマーケットで指を探し続ける日々。一方、田舎に住む夢見がちな少女ジン(ジート)は飛行機から落ちてきた一冊の本を拾う。彼女はバンコクに行けば、中に書いてある外国語が読めるようになると信じ、バンコクヘと向かう。指に再会し、彼女のいる会社へと転職してきたポッドは彼女に一目惚れをするが……。
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監督:ウィシット・サーサナティアン
出演:マハーサムット・ブンヤラック/セーントーン・ゲートウートーン
/ルアンカム・セーンイン/ペンエーグ・ラッタナルアーン
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2008.05.31公開作品, アジア
あなたは本当のSMを知っているか?
19世紀、嗜虐嗜好であるフランスの小説家、マルキ・ド・サド(「悪徳の栄え」)と、被虐嗜好を持つオーストラリアの小説家、ザッヘル・マゾッホ(「毛皮を着たヴィーナス」)の頭文字を取り、 “SM”という言葉が生まれた。
当時SMといえば、非日常的隠微な欲望を意味した。SM嗜好のある人間は弾圧され、時には処刑される場合もあった。日本にその文化が息づいたのは、明治から大正、昭和にかけて。画家である伊藤晴雨が、縄で女性を拘束し、時には柱から吊した姿を見ながら書いた“責め絵”の存在。そして数々の小説――。その後、昭和時代に、被虐と嗜虐の、変態行為の愉しみを満足させる雑誌「奇譚クラブ」や「風俗奇談」「裏窓」が発売され、SMの世界は形を変えながらも徐々に広がっていく。ピンク映画、ロマンポルノ、裏ビデオ、アダルトビデオ、官能劇画、漫画、小説、イラスト――。密かな趣味を、しかし確実に満足させてきた文化、それがSMだ。
しかし現代の日本では、SMは変態行為としてのプレイから精神論へと変化し、一般的に使用されるまでに至り、身近な言葉として存在している。しかし、あなたは本当にS&Mを理解しているのであろうか。SMがただの嗜虐と被虐という二極化したものではないのだ。ここに、SMの本当の答えが、提示されている。
アブノーマルで、純粋な、愛のかたち
静寂でぴんと張り詰めた空気の中に響き渡るのは、縄のきしむ音と、息づかい、徐々に漏れ聞こえるモデルの声……。モデルたちの声に反応して、縛師は縛り方を変え、モデルの反応を伺う。モデルは縛師の縄に呼応するように、艶やかな表情へと変化していく。
“エクスタシーとは死に向かうこと”。縛られているモデルは、快楽のためならば殺されてもいいとまで考えてしまう。それは、“死”に向かうからこそ知る“生”を感じるからだ。モデルが考える一番快楽を得られる方法を、縛師は見つめ続け、誘うのだ。モデルたちの苦悩の顔から時折見せる、艶やかで官能的な表情。縄が解かれたときの寂しさ。「縛られることで、自分を解放できる」「縛りとは、癒しなのかもしれない」彼女たちはすべてを縛師にゆだねるからこそ、最高の快楽を得ることが出来るのだ。縛師は今日も、優しく抱きしめるように、縄を縛り続ける。
「S&Mの真実を、真正面から捉えたい」
男女間の関係性を描き続けてきた廣木隆一、初のドキュメンタリー!!
緊縛という、日本独特の文化に焦点を当てたのは、『M』『ヴァイヴレータ』など、女性の心理を鋭く描いてきた廣木隆一。廣木監督は、初のドキュメンタリーとなる本作で、今もなお第一線で活躍する、濡木痴夢男、雪村春樹、有末剛という三人の縛師と、彼らが厳選したモデルの間で行われている“対話”を真正面から誠実に見つめ続けた。そして、ついに、縛っていくにつれ、S=サディズムとM=マゾヒズムという従来の意味が見事に転倒する様を、フィルムに捉えることが成功した。第36回ロッテルダム映画祭にてワールドプレミア上映後、多数の国際映画祭にて上映、衝撃と賞賛を受けた本作がいよいよ公開される。
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監督・構成・企画:原作:廣木隆一
企画:成田尚哉
出演:濡木痴夢夫/雪村春樹/有末剛/早乙女宏美/すみれ/卯月妙子
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2008.05.31公開作品, ドキュメンタリー, 邦画
みどころ
有吉佐和子の手になる本作は、昭和47年名古屋中日劇場の文学座公演で、杉村春子のお園ほかの配役で初演されました。昭和63年には杉村春子の当たり役であったお園役を坂東玉三郎が受け継ぎ、以後、繰り返し上演されて来た名作舞台です。 そして、平成19年12月歌舞伎座公演では、ついに歌舞伎として初上演され、玉三郎渾身の演技(九度目の芸者・お園)、豪華キャスト競演で大評判となりました。
あらすじ
時は幕末、開港まもない横浜の遊郭「岩亀楼(がんきろう)」で、ひとりの遊女が自ら命を絶ちます。おりから吹き荒れる尊王攘夷の嵐の中、「攘夷女郎」の伝説にいやおうな一役買っていくお園 …。
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原作:有吉佐和子
演出:戌井一郎
出演:坂東玉三郎/中村獅童/中村七之助/中村福助/坂東彌十郎 /河原崎権十郎/市川海老蔵/市川右近/片岡市蔵/片岡猿弥
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2008.05.31公開作品, 邦画
コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。大手企業がコーヒー市場を支配し、石油に次ぐ取引規模を誇る国際商品にしている。私たちは「おいしいコーヒー」にお金を払い続けている。しかし、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し、農園を手放さなくてはならないという現実。 一体なぜ?
このパラドックスが最もよく現われているのが、コーヒーの原産国エチオピアだ。
その原因は、国際コーヒー協定の破綻による価格の大幅な落ち込み、貿易の不公正なシステム。
農民たちは教育を受けることも、食べることもままならず、貧困にあえいでいる。
エチオピアでは毎年700万人が緊急食糧援助を受けており、緊急支援に依存せざるを得ない状況にある。しかし、アフリカの輸出シェアが1パーセント増えれば年700億ドルを創出できる。この金額はアフリカ全体が現在受け取っている援助額の5倍に相当する。必要なのは援助ではなく、自立を支援するためのプログラムなのだ。
エチオピアの74000人以上のコーヒー農家を束ねるオロミア州コーヒー農協連合会の代表、タデッセ・メスケラは、農民たちが国際市場で高品質で取り引きされるコーヒー豆の収穫のために奮闘するかたわら、公正な取引(フェアトレード)を求めて世界中を飛び回る。
コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとするタデッセの戦い。生産者、企業、消費者。コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがある。1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を、あなたは深く知ることになるだろう。
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監督:マーク・フランシス/ニック・フランシス
出演:タデッセ・メスケラ/ほか
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2008.05.31公開作品, ドキュメンタリー, 洋画
OLの泉(井上和香)は、恋人ヒロミ(西川貴教)と同棲している。
ヒロミは病気を理由に仕事もせず、ヒモ生活。
ある日、泉は会社をリストラされる…。
ヒロミにそれを言いだせないまま、新しい仕事を探そうと躍起になるがうまくいかない。
そんな苦労も知らず、「高級メロンが食べたい」と言うヒロミのために、泉はメロンを手に入れようと奔走する。
ヒロミは病気が治っても仮病を使い、働こうとしない。
そして泉は過労の末、ヒロミの病が移って倒れてしまう…。
健気な泉と奔放なヒロミの切なく甘いラブストーリー。
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監督・脚本:田中誠
撮影:鈴木一博
録音:西岡正巳
美術:畠山和久
助監督:ジョン・ヒジリ
製作担当:高田聡
プロデューサー:松岡周作/大橋考史/上野境介
出演:井上和香/西川貴教/小嶺麗奈/鳥肌実 /SCANDAL
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2008.05.31公開作品, ドラマ, 恋愛, 邦画
ある日、彼女が突然僕の前に現れて、エキサイティングな冒険が始まった―。
誰も誕生日を祝ってくれるような人などいない、寂しい生活を送る大学生ジロー。20歳の誕生日、彼は自分の誕生日プレゼントを買うために訪れたデパートで、突然、火で焦げたようなボロボロのボディースーツ姿のキュートな“彼女”と遭遇する。“彼女”は、ワンピースにさっと着替えて、お金を払わずにデパートから出ていってしまう。その後、ジローが食事をしていたレストランにも出現。「私も今日、誕生日なの」。“彼女”の勢いに押されて、ジローは突然現れたその女の子と誕生日を一緒に過ごすことになる。
大胆で予測不可能な言動を繰り返す“彼女”に振り回されながらも、食い逃げをして警察に追われるスリリングな逃亡劇や、意外なほど力強い“彼女”のパンチをくらったりと、今までの人生で経験したことがないようなエキサイティングな夜を過ごす。メチャクチャなペースに戸惑いながらも、“彼女”に急速に引かれていくが、一日の終わり、“彼女”はジローに意味深な言葉を投げかけて突然いなくなってしまう。ジローにとって、この日の数時間はいままでの人生の中で最も輝いていて、忘れられない瞬間となった。
21歳の誕生日、僕は再び彼女に出会った。似ているけれどもどこか違う、“完璧な彼女”に―。
その1年後――去年の誕生日と同じように、ひとりで過ごすジローの前に、再び“彼女”が現れた! しかし、姿は似ているけれど、去年とはどこか雰囲気が違っていた。“彼女”に対して微妙な違和感を抱いたとき――ジローたちが食事をしているレストランで男が銃を乱射する事件が起こる。ジローが男に撃たれそうになった瞬間、“彼女”がジローを見事救出した。その桁外れの強さに驚くジロー。そんな時、さらに衝撃の事実が告げられる。なんと“彼女”の正体、未来の自分が現在の自分を守るために送り込んだサイボーグだったのだ!
1年前のあの日、運命の出会いを果たした女の子のことを忘れられなかった未来のジローが、自分の不運続きだった人生を変えるために、彼女にそっくりのサイボーグを作り、現代の自分のもとに送り込んだのだ。しかもジローの努力しだいで、感情を持つことができるようにプログラミングされているという。突然の展開に戸惑いながらも、ジローは“彼女”との不思議な共同生活を始めることになった。
そして始まった、僕たちの不思議な共同生活。“彼女”は、僕の運命から守るためにやってきた―。
“彼女”は大学やバイト先にもついて来て、2人はいつも一緒。サイボーグとして持っているパワーをフルに発揮し、ジローを“過去への時間旅行”に連れ出したり、日々の小さな危機から救っていく。そんな楽しい日々を一緒に過ごすうち、ジローは“彼女”に恋をし始めていた。しかし、相手は人間の心を持たないサイボーグ。ジローはどんなに“彼女”を想っても、その恋心は報われないと落ち込む。一方、“彼女”もジローの優しさは感じながらも、彼の気持ちを理解できない自分に戸惑いを感じていた。
届かない思い。すれ違う僕たち。交差する運命の中で、僕は信じられないような奇跡と出会った―。
ジローは“彼女”に嫉妬させようと、ほかの女の子とデートをするが、“彼女”は嫉妬という感情ができない。ジローは、気持ちがどうしても伝わらない絶望感から“彼女”に辛くあたり、家から追い出してしまう。姿を消してしまった“彼女”の面影に心を痛めるジロー。そんなある日、家が大きく揺れ、崩壊し始める――未曾有の大地震が突然襲ってきたのだ。崩れゆく街、ジローの体も地面に落ちてゆくとき、“彼女”がジローの前に姿を現すが……。運命を変える出会いを果たしたジローと“彼女”が、目の前に立ちはだかる障害……ジローを死へ導こうとする“運命”を、そして人間とサイボーグという関係を乗り越えたとき、2人の愛は時を超えてつながり始める――。
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監督:クァク・ジェヨン
プロデューサー:山本又一朗/ジー・ヨンジュン
撮影:林淳一郎
照明:金沢正夫
録音:小原善哉
美術:丸尾知行
音楽:大坪直樹
出演:綾瀬はるか/小出恵介/桐谷健太/田口浩正/遠藤憲一/小日向文世/竹中直人/吉行和子
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2008.05.31公開作品, 恋愛, 邦画
自然の草木だけを使い、人類が太古から暮らしてきた住まい、茅葺き民家。茅(カヤ)とは、ススキ、チガヤ、イネ、ムギなどイネ科植物、草屋根材料の総称を言う。
広島県東広島市の西中国茅葺き保存研究会・上田進さんが、広島県の山間地から瀬戸内海まで幅広い領域の茅葺き民家を案内してくれる。夏は涼しく冬は暖かい、どこか郷愁すら感じさせる茅葺き民家。かつては都市周辺ですら軒をつらね、各集落には、茅葺き職人が多数いて、村人共同で屋根を守ってきた。
また、広島では明治時代後期から昭和30年代までに、茅葺き職人が、関西、山口県、北九州などに大量に出稼ぎにいき「芸州屋根屋」という名を広め隆盛を極めたいわれている。
しかし近年、茅葺き民家は、急激に消滅の途をたどり、現在、県内には、人が実際に暮らす茅葺き民家はわずか二百棟、茅葺き職人は数人。農山漁村の人口激減と高齢化、宅地造成化、ダム開発による集団離村…。非情なまでの時代の流れによって、いまや風前の灯火となった。
映画では東広島市志和堀唯一の茅葺き職人・石井元春さんが行う茅刈り、茅ヘギ、茅葺き、ハサミ入れなど屋根葺き替え作業の全工程を主軸に、その他県内各地の職人や生活者の証言を綴り「芸州屋根葺き技術」の全体像をさぐり、京都や北九州など芸州屋根屋の出稼ぎの痕跡も広範囲に訪ねその実像に迫っていく。そこに浮かび上がってくる農村で育まれた人の営みの広大なひろがり。
忘れられてゆく茅葺き民家、その未来への願いとは!
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撮影・構成・語り:青原さとし
撮影:斉藤博文/加藤浩明/川上昌平/永金春充
照明:ウィット
制作:細川尚史
プロデューサー:明比竜次
朗読:高尾六平
出演:奥田鹿栄/沖田忠志/吉政頼人/藤原信雄/平元行信/ほか
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2008.05.31公開作品, ドキュメンタリー, 邦画