酔いどれ詩人になるまえに ・2007年8月18日公開・
アメリカの田舎町。仕事中に酒を飲んでまたクビになった男がいた。彼の名はヘンリー・チナスキー。言葉を誰よりも愛する“自称”詩人。いつか“作家”になるかもしれない、飲んだくれ。住む家もないし、お金もない。運送業、タクシー運転手、ピクルス工場…、何をやっても続かない。原稿を出版社に送ってもいっこうに相手にされない。あるのはただ、わき上がる言葉だけ。でも、“作品の価値を最後に決めるのは作家自身だ”そう信じてチナスキーは、今日も原稿をポストに放り込む。
ある日いつものようにバーで飲んでいたら、女に出会った。名前はジャン。わずかなお金でまずい食事を食べながら、二人して毎日飲み続けた。あしたのことなんて何一つ見えない、酒とセックスだけの日々。
どうにもならなコトだらけ。でも、どんなにミジメで冴えない日々でも、いつだって太陽は毎日昇る。チナスキーには言葉がある。それはろくでなしのチナスキーをほのかに照らす、たったひとつの優しいひかり。そのひかりはいつしか、ちょっぴりの希望と温もりを、チナスキーに与えてくれるのかもしれない…。
監督:ベント・ハ-メル
制作・共同脚本:ベント・ハ-メル ジム・スターク
原作:チャ-ルズ・ブコウスキー
撮影監督:ジョン・クリスティアン・ローゼンルンド
編集:パル・ジェンゲンバッハ
音楽:クリスティン・アスビョルンセン トルド・グスタフセン
出演:マット・ディロン ディディエ・フラマン エイドリアン・シェリー リリ・テイラー フィッシャー・スティーヴンス カレン・ヤング