映画ブロイラー

8月 22, 2007

私のちいさなピアニスト ・2007年8月25日公開・

Filed under: 2007年08月25日公開作品, ヒューマン, アジア — kuro @ 1:20 pm

ソウル郊外のアパートの一室、ジス(オム・ジョンファ)はちいさなピアノ教室「ウィーン・ピアノ教室」を開いた。天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツをこよなく愛するジスは、自分がピアニストとして大成できなかったのは、その貧しい家族環境から海外留学が叶わなかったせいだと思い込み、挫折感を噛み締めていた。そんな失意のジスは、引越しの日、彼女のメトロノームを奪って走り去ったひとりの少年と運命の出逢いを果たす。
彼は、近所に暮らす7歳の少年キョンミン(シン・ウィジェ)だった。4歳のとき、交通事故で母を亡くした彼は、今は祖母とともに貧しい生活を送っていた。そして、その事故のトラウマのせいか、情緒不安定で周囲とのトラブルが絶えないのだった。

ところが、単なる悪ガキだと思っていたそのキョンミンが、ピアノを演奏すると途端におとなしく、落ち着き払う。
やがて彼が“絶対音感”の持ち主であることを知ったジスは、キョンミンをコンクールで優勝させることで、ピアノ教師としての名声を獲得しようと一計を案じる。そして、その日からジスの厳しいレッスンが始まった。
純粋にピアノを弾くことが大好きで、鍵盤に向かうことに夢中なキョンミンは、あたかもスポンジが水を吸収するがごとく、たちまち演奏の腕前を上達させるのだった。と同時に、ジスの指導力のも近所の話題を集め、生徒が大挙して押しかけるが、キョンミンにとっては自分がジスを独占できないのは面白くない。
そしてもうひとり、この教室に不似合いな生徒がいた。階下のピザ屋の店長グァンホ(パク・ヨンウ)である。
ピアノを弾くジスの姿に一目惚れした彼は、子供たちの中で、唯一の中年生徒となったのだ。

コンクールを控えたある日、ジスはキョンミンに乞われ、ピクニックに出かける。グァンホは、そんなふたりのお邪魔虫だ。絶叫マシーンに乗り、動物に触れあい、活き活きとした表情を見せるキョンミンは、少年の純粋さを取り戻したかのようだ。その夜、広場に置かれたピアノに向かって、森を歩く様子や動物の動きを音楽で表現するキョンミンを、ジスは愛おしく見つめながら、あらためて彼の才能に驚嘆するのだった。
その夜、ジスはグァンホから愛を告白される。ジスは、「私には婚約者がいます」と断るが、その相手がホロヴィッツだと聞かされても、その人物が何者か知る由もないグァンホは、ジスの言葉を真に受けてしまう。
そしてコンクール当日。準備は万端、意気揚々と壇上に立ったキョンミンだが、そのときスポットライトに照らされ、パニックに陥ってしまう。果たしてコンクールは?
そして、二人の行く末は…?

監督:クォン・ヒョンジン
音楽監督:イ・ビョンウ
配給:シネカノン
出演:シン・ウィジェ オム・ジョンファ パク・ヨンウ

公式サイト

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