Life 天国で君に逢えたら ・2007年8月25日公開・
1991年。プロウインドサーファー・飯田夏樹(大沢たかお)は、妻・寛子(伊東美咲)と共にワールドカップに出場するため、世界中を転戦していた。だが、夏樹はなかなかレースに勝てず、その道程はまさに“ドサ周り”。寝る場所や食事にも事欠く貧乏暮らしだった。そんな貧しい生活を強いられていた寛子ではあったが、がむしゃらに夢を追い続ける夏樹を心から愛し、応援し、支え続けていた。ウィンド仲間・篠田(袴田吉彦)や、夏樹の師匠であり、日本人初のプロウィンドサーファー・藤堂(哀川翔)とその妻・玲子(真矢みき)たちも、そんな二人を暖かく見守っていた。
ワールドカップ・オーストラリア大会。夏樹はこの大会に賭けていた。このレースで勝てなければワールドカップ転戦を諦めようと考えていたのだ。そんな覚悟ゆえ自分らしさ を見失っていた夏樹に、藤堂は「ただ、風と波を感じて乗る。天然は天然らしく戦え」と優しく輸した。決勝戦当日。自分らしさを取り戻した夏樹は見事優勝を飾り、その後の大会でも大活躍を続けていった。そして、晴れて結婚式を挙げた二人は、ハワイに居を構え、4人の子宝に恵まれる。そんな幸せの絶頂にあった夏樹だが、長女・小夏(川島海荷)が10歳になる頃には既にレースに勝てなくなっていた。その事実を寛子たちに隠すため、夏樹は家を離れ家族を顧みなくなっていった…。ある日、小夏はそんな父に不信感を抱き、家を飛び出してしまう。ようやく小夏を見つけた夏樹は雨の中、必死に小夏に許しを請うが、崩れ落ちるようにその場に倒れこんでしまった…。
夏樹の精密検査の結果を知らされた寛子は驚愕する。肝細胞ガン――。
ガン治療に専念するため家族で日本に生活の場を移したが、1年のあいだに二度の大手術、17回の入退院を繰り返した夏樹の病状は、家族や仲間達の祈りもむなしく悪化するばかりだった。さらに追い討ちをかけるようにパニック障害が夏樹の心と体を蝕む。
そんな中、主治医の武藤(石丸謙二郎)は、寛子に夏樹の命が「あと3ヶ月」であることを告げる。未だ、夏樹に対して素直になれない小夏だったが、夏樹の苦しむ姿とそれを献身的に支える寛子を目の当たりにして、ある決意をするのだった…。
監督:新城毅彦
脚本:斉藤ひろし 吉田智子
音楽:吉俣 良
出演:大沢たかお 伊東美咲 真矢みき 哀川翔 袴田吉彦 川島海荷 石丸謙二郎