ドモ又の死 ・2008年06月14日公開・
若くして死ぬしかない。
ドラッグ中毒者のための更生施設、ハマー・ナナの家。
そこに暮らすのは、反骨的で無愛想な戸部=ドモ又(江本純子)、優等生だけれど泣き虫のとも子(三輪明日美)、 男言葉で話すリーダー的存在の花田(藤谷文子)、常に心虚ろな澤本(野村恵里)、お調子者の瀬古(高野ゆらこ)、 花田にくっついて歩く青島(つるうちはな)の六人。彼女たちは、お互いを必要としながらも、ときに傷つけ合いながら 共同生活をおくり、油絵やドライフラワー作りといったプログラムをこなしている。
しかし、入院中の院長先生 (萩尾望都)に代わって施設を支配するスパルタ主義の教官(片桐はいり)によって、更生カリキュラムは迷走してゆく。 スポンサーである九頭龍(大塚寧々)はそんな施設の行方に疑問を抱き、援助を打ち切ろうとするが、ドモ又に 憧れる娘のユカ(柳英里紗)の反発に、戸惑いを隠せずにいる。
ある日、彼女たちに与えられた新たなプログラム、それは芸術家の青年たちの苦悩を描いた戯曲、「ドモ又の死」を演じるということ。若くして死ぬことこそ、自らの芸術を世間に認めさせる最良の手段である。そう信じて、仲間のうちの誰か一人に死を装わせようとする五人の貧乏画家と、モデルに雇われたひとりの女の物語。クリスマスの発表会に向けて稽古の日々を送るうち、やがて演じることに没頭していくドモ又たち。
だが、発表会の直前に、ひとつの悲劇が訪れる・・・。
果たして、ついに開演した「ドモ又の死」で、彼女たちは何を見せるのか?
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脚本・監督:奥秀太郎
原作:有島武郎(戯曲「ドモ又の死」)
撮影:与那覇政之/蔭山周
美術:江津匡士
編集:溝上水緒
アニメーション:平澤達朗
音楽:つるうちはな
デザイン:野寺尚子
出演:江本純子/三輪明日美/藤谷文子/野村恵里/高野ゆらこ/つるうちはな/柳英里紗/片桐はいり/萩尾望都/大塚寧々
ナレーション:りん・ホブデイ