映画ブロイラー

9月 16, 2008

幸福 Shiawase ・2008年09月20日公開・

Filed under: 2008.09.20公開作品, ドラマ, 邦画 — staff @ 3:02 pm

しあわせ、それは拾うもの。

白夜の季節が始まった――。

北海道、勇払駅。
ひと気のない閑散とした街に、グレーのジャケット姿にボロボロのスニーカーを履き、ボストンバッグを提げた中年男(石橋凌)がふらりと降り立つ。男は街外れの公園で、突然倒れるように眠ってしまう。
場末のスナック「あすなろ」に職を見つけた中年女(桜井明美)は、公園で行き倒れている男を介抱し、店に連れて行った。
店のマスター(村上淳)は迷惑がりながらも、所持金の乏しい二人に夕食代を貸す。
その晩、女は自分の家に男を連れ帰り、一夜を共にする。
言葉もなく、二人の奇妙な共同生活は始まった。
翌朝、女は、男に隠れて電話をかけるが自分からは一言も発さない。電話の向こうでは「許すから帰って来い」という男の声が…。女は家族を捨てて暮らしているのだった。
一方、持っていたバッグを失くしたと言い出した男は、昨日の公園へ探しに行くが見つからない。
スナックの給料日になり、女は男を誘い食事に出掛ける。バッグを探すのをあきらめ、散歩に行くと言い出す男に対し、ずっと家にいるように言う女。男は女の提案に頷くだけだった。
女は男との新しい共同生活に向け、嬉々として生活用品を買い込む。しかし女から「外出するな」と言われたにも関わらず、ガソリンスタンドを食い入るように見てまわる男。
とうとう一軒のスタンドで、ある女性を見つけ号泣しだした男は、スナックに行き酒を呷り、「今夜この街を出ようと思っている」と女に告げるのだった――。
そして歌手志望でスナックの常連客(香川照之)は、マスターの恋人であるホテトル嬢(橘実里)の客でもあった。彼女を呼び出したホテルの一室で、自分は一家心中を図るために家族を皆殺しにしてきたと告白し、ホテトル嬢までも殺害。常連客は中年女に付き添いを頼み、警官(柄本明)に自分の犯行を告白する。
それぞれが、家族を捨て、家族を失い、家族になりそこなった人間の、幸福さがしの物語――。

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監督・脚本:小林政広
プロデューサー:佐々木満城・小林政広
撮影監督:鏡 早智
編集:金子尚樹
制作主任:川瀬準也
助監督:高橋孝之介
録音:秋元大輔
照明:増谷文良
衣裳コーディネーター&アドバイザー:宮田弘子
サウンドデザイン:横山達夫
制作進行:橋場綾子、長井 優
宣伝美術協力:成田美苗
ラインプロデューサー:波多野ゆかり
アシスタントプロデューサー:岡村直子
音楽:デビッド・マシューズ
主題歌:上田正樹「Blues For Happiness」
音楽プロデューサー:川島重行
出演:石橋 凌/桜井明美/村上 淳/橘 実里 /柄本 明 /香川照之

公式サイト

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