映画ブロイラー

4月 23, 2008

少林少女 ・2008年4月26日公開・

Filed under: アクション, アジア, 邦画 — kuro @ 2:06 pm

中国・少林拳武術学校――三千日の修業を終えた少女が
今まさにこの地を旅立とうとしていた。
「日本で少林拳を広めたい」という願いを持つ
この少女のことを老師たちを心配していた。
それはこの少女の体には未知数の力を持つ気が潜んでいたから。
それが闇の力に落ちることを恐れていたのだ…。

彼女の名は、桜沢凛(柴咲コウ)。
日本へと戻ってきた凛は、少林拳を世に広めるという自分の夢のために
祖父が開いた懐かしの少林拳練功道場へと向かう。
が、道場はすでに廃虚と化し、門下生も道場の閉鎖と共に散り散りに。
道場がなぜ閉められることになったのか知りたい凛は兄弟子のところを訪ね歩き、
自分の先生である岩井拳児(江口洋介)が町外れで中華食堂を営んでいることを知る。

中華食堂を訪れた凛は、中華食堂の店長として料理を作る岩井の変わり果てた姿にショックを受けながらも、
道場に何があったのかを問い詰める。しかし岩井は「少林拳はもうやめた」と突き放すばかりで理由を答えてはくれない。凛は「私の居場所は道場です!」と店を飛び出していく。

その翌朝、朽ち果てた道場でひとり眠っていた凛をひとりの女のコが訪ねてくる。
岩井の中華食堂で働いていた劉珉珉(キティ・チャン)だ。彼女は凛が店に入ってきた時に彼女を止めようとした店員のティン(ティン・カイマン)とラム(ラム・チーチョン)を軽くさばき、飛んできたチャーハンをラクロスのクロスでキャッチした腕前を見て、彼女をラクロスへと誘おうと考えていた。珉珉が少林拳を習うことを交換条件にラクロスをやることになった凛は、珉珉に連れられ、彼女が通う国際星館大学へ。
そこで女子ラクロス部のメンバーに紹介された凛は、すかさず「私、ラクロスやります!
そのかわり、みんなで少林拳もやろう!」とアピール。
その空気読めない感じにメンバーはあきれるが、試し打ちしたボールを空高く飛ばした凛のパワーに圧倒されてしまう。そのボールを拾ってきた教務課職員・田村龍司(岡村隆史)の機転で部員として無事申請される。

そんな凛の能力を肌で感じ取っていたのが国際星館大学の学長・大場雄一郎(仲村トオル)。
常に最強であることを願い、強い者を追い求め、闘い続けてきた彼は凛に秘められた恐ろしいほどの気の力を感じ、次第に彼女と闘いたいと願うようになっていく…。
製作:亀山千広
エグゼクティブプロデューサー:チャウ・シンチー
監督:本広克行
脚本:十川誠志/十川梨香
製作:フジテレビジョン/ギャガ・コミュニケーションズ/S・D・P ROBOT/クロックワークス
配給:東宝
出演:柴崎コウ/仲村トオル/キティ・チャン/ティン・カイマン/ラム・チーチョン/岡村隆史/江口洋介

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4月 18, 2008

妻の愛人に会う ・2008年4月19日公開・

Filed under: 2008年4月19日公開作品, アジア — kuro @ 6:41 pm

妻が浮気をしているらしい。

結婚して5年、江原道の海辺の町で小さなハンコ屋を営むテハンは、ある日、妻の不倫現場を押さえようと決心する。店を臨時休業し、愛人が住んでいるというソウルに向かうテハン。愛人の名はジュンシクといい、若くてセクシーな妻を持つタクシーの運転手だ。テハンはジュンシクのタクシーに乗り込み、江原道へ向かうよう告げる。テハンの正体を知らないジュンシクは、思いがけず長距離の客を拾えて上機嫌。この世に不倫など存在しない、あるのは愛だけだと陽気に自説を主張するジュンシクに無愛想なテハン。時に盛り上がり、時にふてくされながら寄り道だらけのドライブを続ける2人。

目的地に着き海岸でテハンを降ろすジュンシク。彼はその足で愛人のもとに向かう。一方、テハンは妻の不倫現場を押さえる為自宅に向かうが、そこで彼は思いがけない行動をとる事に…。

監督・脚本:キム・テシク
エクゼクティブ・プロデューサー:高橋松男/キム・ヒョンジョン
共同プロデューサー:イ・ヨンジン/霜村裕
監督・脚本:キム・テシク
脚本:キム・ジョナン
撮影監督:イ・ウンギル
撮影:チャン・ソンボン
編集:ハン・ソンウォン
音響:キノポスト
音楽:チョン・ヨンジン
衣装:クォン・ユジン
メイク:ユン・イェリュン
協力:アジア海洋映画祭イン幕張
字幕協力:千葉テレビ放送株式会社
出演:パク・クァンジョン/チョン・ボソク/チョ・ウンジ

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8月 22, 2007

私のちいさなピアニスト ・2007年8月25日公開・

Filed under: 2007年8月25日公開作品, ヒューマン, アジア — kuro @ 1:20 pm

ソウル郊外のアパートの一室、ジス(オム・ジョンファ)はちいさなピアノ教室「ウィーン・ピアノ教室」を開いた。天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツをこよなく愛するジスは、自分がピアニストとして大成できなかったのは、その貧しい家族環境から海外留学が叶わなかったせいだと思い込み、挫折感を噛み締めていた。そんな失意のジスは、引越しの日、彼女のメトロノームを奪って走り去ったひとりの少年と運命の出逢いを果たす。
彼は、近所に暮らす7歳の少年キョンミン(シン・ウィジェ)だった。4歳のとき、交通事故で母を亡くした彼は、今は祖母とともに貧しい生活を送っていた。そして、その事故のトラウマのせいか、情緒不安定で周囲とのトラブルが絶えないのだった。

ところが、単なる悪ガキだと思っていたそのキョンミンが、ピアノを演奏すると途端におとなしく、落ち着き払う。
やがて彼が“絶対音感”の持ち主であることを知ったジスは、キョンミンをコンクールで優勝させることで、ピアノ教師としての名声を獲得しようと一計を案じる。そして、その日からジスの厳しいレッスンが始まった。
純粋にピアノを弾くことが大好きで、鍵盤に向かうことに夢中なキョンミンは、あたかもスポンジが水を吸収するがごとく、たちまち演奏の腕前を上達させるのだった。と同時に、ジスの指導力のも近所の話題を集め、生徒が大挙して押しかけるが、キョンミンにとっては自分がジスを独占できないのは面白くない。
そしてもうひとり、この教室に不似合いな生徒がいた。階下のピザ屋の店長グァンホ(パク・ヨンウ)である。
ピアノを弾くジスの姿に一目惚れした彼は、子供たちの中で、唯一の中年生徒となったのだ。

コンクールを控えたある日、ジスはキョンミンに乞われ、ピクニックに出かける。グァンホは、そんなふたりのお邪魔虫だ。絶叫マシーンに乗り、動物に触れあい、活き活きとした表情を見せるキョンミンは、少年の純粋さを取り戻したかのようだ。その夜、広場に置かれたピアノに向かって、森を歩く様子や動物の動きを音楽で表現するキョンミンを、ジスは愛おしく見つめながら、あらためて彼の才能に驚嘆するのだった。
その夜、ジスはグァンホから愛を告白される。ジスは、「私には婚約者がいます」と断るが、その相手がホロヴィッツだと聞かされても、その人物が何者か知る由もないグァンホは、ジスの言葉を真に受けてしまう。
そしてコンクール当日。準備は万端、意気揚々と壇上に立ったキョンミンだが、そのときスポットライトに照らされ、パニックに陥ってしまう。果たしてコンクールは?
そして、二人の行く末は…?

監督:クォン・ヒョンジン
音楽監督:イ・ビョンウ
配給:シネカノン
出演:シン・ウィジェ オム・ジョンファ パク・ヨンウ

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8月 14, 2007

純愛 ・2007年8月18日公開・

Filed under: 恋愛, 2007年8月18日公開作品, アジア — kuro @ 7:22 pm

理想の教育を目指して、満州に渡った小学校教諭の俊介と保健婦の愛は、太平洋戦争の終結を迎え、多くの開拓団民と一緒に中国に置き去りにされる。

結婚式の途中で爆撃に遭い、命からがら逃げてきたふたりは、山龍とその母が住む農村にたどり着く。

ふたりを日本人だと知った山龍は怒りをあらわにする。 俊介は、とっさに愛を姉だと偽る。

「殺して恨みを晴らそう」という村人たちに、山龍の母は、「私の夫は日本人兵に殺された。 泣きはらした私は目が見えなくなった。 日本人に恨みを一番持っている私だ。 でも、このふたりは軍人じゃない。許してあげよう」と、かばう。

ふたりの山龍家での生活が始まった。 村人から白い目で見られながら、山仕事と家事を手伝う俊介と愛。 日本人に憎悪をもっていた山龍も徐々に心を許し始める。

ある日、村で難産の出産がある。 助産婦の経験もある愛は、無事に子供を出産させ、村人から受け入れられるようになる。

山龍が愛に好意を寄せていることを感じた俊介は、冬を前に、日本に帰ることを愛に提案する。 二人は、山を降り、汽車に飛び乗るが、そこには抗日軍が銃を構えて乗っていた。身の危険を感じた俊介は、愛に危害が及ばぬように、愛の手を離す。 汽車から振り落とされた愛の耳に、銃声がひびく…。

気を失った愛を助けたのは山龍だった。 愛は悲しみを胸の奥にしまいこみ、山龍と母との3人の新しい生活を始めるが、その時、愛のおなかには俊介の血をうけつぐ新しい命が宿っていた。

ある日、山龍の家が盗賊に襲われる。 大怪我をさせられた山龍の母は、愛に「お腹の子が生き抜くことが何よりも大切だよ」と言い、愛に赤い布を渡す。 「私はこの服を着てこの村に嫁いできた。 愛が着たら、村一番の花嫁だよ」。 そう言い残すと、山龍の母は息を引き取った。 悲しい別れだった。

愛は、山龍の母の意図を汲み取り、墓前で初めて、山龍の母のことを「お母さん」と呼んだ。

山龍は、愛への想いを胸にしまい、「お腹の子供の父親にしてほしい」と告げる。 そして、愛は、中国の大地で、生まれてくる子供と共に生きる決心をする。

産まれてきた娘は、桂花と名づけられ、親子としての幸せな生活が始まる。

そして、3年の月日が流れたある日、愛と山龍と桂花の前に、思いもよらない出来事が・・・・。

監督:ジャン・チンミン
撮影:タテオカ サトル
美術:ウー・リージョン
録音:リー・シュエレイ
編集:リー・ファン
音楽:ウォン・ウィンツァン
二胡演奏:ジャー・パンファン
主題歌:『INORI』ATSUSHI(EXILE)
出演:小林桂子 YASUTAKA ポン・ボー チャン・シャオホワ 川津祐介 諏訪太朗 波岡一喜

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長江哀歌 ・2007年8月18日公開・

Filed under: ヒューマン, 2007年8月18日公開作品, アジア — kuro @ 7:15 pm

どこからか歌が聞こえる。どうやら船の上らしい。花札をする人、タバコを吸う人、携帯電話をかける人、手相を見る人。中国の今を生きる人々。一人の男が暑さのために上着を脱ぐ。その後ろに長江・三峡の絶景が見える。

船を下りた男は、近くのマジックショーに連れ込まれ、金を巻き上げられそうになるが、したたかな度胸をみせて切り抜ける。今度はバイクの連中が、5元で行きたい場所へ乗せていくとつきまとう。男は、16年前に別れた妻子を探しに、山西省からやってきた炭鉱夫ハン・サンミン。昔、妻が住んでいた場所にバイクで連れてきてもらうが、すでにそこは三峡ダム建設で水の底に沈んでいた。どこか人なつこいバイクのチンピラにすすめられ、役所を訪れるが、妻子の行方はわからない。サンミンは、しばらく三峡の街、奉節(フォンジェ)に腰を落ち着け、妻子を探すことにきめる。

チンピラが面倒見てくれた宿には、マジックショーの呼び込みをしていた若い男がいた。名前はマーク。大好きな人気俳優チョウ・ユンファの『男たちの挽歌』からいただいた呼び名だ。サンミンが煙草をすすめると、チョウ・ユンファを真似して火をつける。なぜかサンミンとウマが合うようだ。方言しか話さない宿の主人はサンミンの言葉がうまく聞き取れないが、妻の兄の居場所を教えてくれた。サンミンは船で暮らす義兄を訪ねる。義兄は、サンミンの妻ヤオメイはもっと南の街で船に乗って仕事をしているという。娘の居所はわからない。サンミンは義兄に山西省の酒をさしだすが、義兄は受け取らない。

労働者が泊る宿・唐人閣に職の相談に行くサンミン。翌日から、住民移住で必要なくなった建物の解体作業に精を出す。唐人閣の女主人はサンミンに女の世話をしようという。女主人はヤオメイを知っていたが、消息は知らなかった。ある日、サンミンはマークと酒を酌み交わす。マークは、サンミンとヤオメイが売買結婚だったことを見破る。2人は携帯番号を交換する。サンミンの着メロは「好人一生平安」。マークの携帯着メロ「上海灘」にテレビの山峡ダムの映像が重なる。「絶え間なき水流よ、世間のすべてを淘汰し、滔々と河は流れる」。

サンミンが眺める峡谷を、同じく眺めている女がいる。彼女の名はシェン・ホン。三峡の工場に働きに出て2年間音信不通の夫を探しに山西省からやってきた。工場責任者の妻は、夫グォ・ビンを知っていたが、もう夫はここを離れ、荷物だけが残っていると言う。

夫の荷物の中にあったお茶を、シェン・ホンは飲んでみた。
シェン・ホンは、夫の友人ワン・トンミンを訪ねる。優しいトンミンは、夫の今の職場である住民撤去管理部に案内してくれた。しかし夫は留守だった。住民立ち退きを違法にやっているらしい若い衆が、住民といざこざを起こし頭を殴られて戻ってくる。看護婦だったシェン・ホンは包帯を巻いてやる。青年は、グォさんは独身だが経営者のディン女史と怪しい仲だと言う。
ひとまずトンミンの家に身を寄せるシェン・ホン。トンミンは本場の四川料理をふるまってくれる。あきらめて明日の8時には小三峡へ旅立つと言いながら、あきらめきれぬ夫への思いをトンミンに吐露するシェン・ホン。その夜。2人は、グォ・ビンが経営する社交ダンス場へ出かける。昔、夫はダンスなんかしなかったのに。シェン・ホンが、そう呟く。
ダム建設で金持ちになった成金風な男がお客を連れ、自分がつくったと自慢げに大橋に明かりを点灯させる。

翌日。シェン・ホンはようやく奉節に戻って来た夫に会うが・・・。
一方、サンミンも義兄からヤオメイが戻ったとの連絡を受け、船へと急ぐ・・・。

監督:ジャ・ジャンクー
撮影監督:ユー・リクウァイ
音楽:リン・チャン
出演:チャオ・タオ ハン・サンミン ワン・ホンウェイ 他

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ドッグ・バイト・ドッグ ・2007年8月11日公開・

Filed under: バイオレンス, 2007年8月11日公開作品, アジア — kuro @ 7:09 pm

香港の高級レストランで、殺人事権が発生。サム警部(チョン・シウファイ)率いる捜査チームは現場に駆けつけ、容疑者の男・パン(エディソン・チャン)はプロの殺し屋であると推測する。そこに遅れて、ベテラン刑事のリン(ラム・シュー)とコンビを組むワイ(サム・リー)がやってきた。誰もが憧れる存在で、サム警部の親友でもあるワイの父親は、一年前に瀕死の重傷を負い、それ以来、彼は怠慢な態度を取るようになっていた。店を出たワイは、不審なタクシーの存在に気付き、尾行の末、屋台街に入るパンを発見する。瞬く間に客の一人を人質に取ったパンに対し、交渉人としてリンが説得に当たるが、パンは容赦なく人質を撃ち殺し、リンをも刺殺してしまう。怒りを覚えたワイはパンに銃を向けるが無抵抗なパンは刑事たちに取り押さえられ、パトカーで連行。だが、一瞬で片手を手錠からはずし、その場から逃亡するのだった・・・。

ワイの執拗な捜査が進むにつれ、首にある刺青からパンがカンボジア人の孤児で、幼い頃から闘犬のように育てられたことが判明。彼らは、“生きるため”に地下格闘上で日々、仲間の命を奪い合っていたのである。一方で、故郷の光景を思わせる、ごみ埋め立て地に逃げ込んだパンは、壊れかけの小屋で父親に襲われている、少女ユウ(ペイ・ペイ)と出会う。小屋に忍び込み、父親の首を絞めたパンは、彼女に「生きたいなら殺せ」と瀕死状態の父親に刃物を向けることを命ずる。そして、孤独な環境で育った2人は、互いに惹かれあっていく。だが、パンが小屋から組織に電話をかけたことで、ワイらがごみ埋め立て地を捜査。激しい銃撃戦後、破傷風菌で呼吸困難になったユウを担ぎ、病院に逃げ込むパン。だが、そこにも警察の捜査の手は迫っていた。―――数日後、ユウを連れ添ってカンボジアに戻ったパンは、故郷で新たな暮らしを始めようとしていた。だが、指名手配されている彼は、故郷でも追われる身となっていたのだ。

新たな生命を宿したユウとともに“生きるため”、パンが取った行動・・・。ワイの父親が“生きるため”に取った過去と、ワイを苦しめるトラウマ・・・。これらが明らかになるとき、二匹の孤独な狗がついに対峙するのだった・・・。

監督:ソイ・チェン 
出演:エディソン・チャン サム・リー ペイ・ペイ ラム・シュー

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8月 6, 2007

モン族の少女 パオの物語 ・2007年7月28日公開・

Filed under: 2007年7月28日公開作品, アジア — kuro @ 4:15 pm

ベトナム北部の山岳地帯に住む少数民族モン族の少女、パオ。彼女は父親と弟、そして育ての母キアと暮らしている。父とキアの間には子供ができなかったので、代わりにやってきた女性シムがパオと弟を産んだのだ。しかし、シムは身を引いて家を出て行き、キアが子供たちを育ててきた。子供たちもキアを慕い、パオは時々訪ねてくる産みの親シムには心を開かなかった。

 成長したパオは、市場で知り合った青年チューに心ひかれる。笛を吹くのが得意な彼は、パオの家の前で美しい音色を奏でて彼女への思いを伝えた。あるとき、パオは母には内緒で、チューと一緒にお祭りに出かけた。お祭りの人ごみの中で、パオは母が父ではない男性と一緒にいるところを目撃してしまう。普段は着ない晴れ着に身を包み、家族には見せない表情で笑うキアを見て動揺するパオ。

 家に帰ったパオは母を問いただす。「母さんはどうすればいい?」と悩むキア。その夜、笛の音を聞いたパオが窓から目撃したのは。塀の外にやってきて息子と同じ笛を吹くチューの父親の姿だった。母の秘密の交際相手はチューの父だったのだ。

 そして、ある日キアがこつ然と姿を消す。持ち物は川原の岩の上に置かれたままだった。村人全員が総出で捜索し、ついに川の中からキアのスカートが見つかる。キアの弔いがすむと、パオの父が飲む酒の量はだんだんと増え、目に見えて体が弱っていった。そして、酒に酔うとキアのことだけでなく、シムのことを口に出すようになった。

 父を助けるため、と決心したパオは実の母シムを探す旅に出る。遠く離れた町の住所を訪ね、誰も頼る者がいない都会で、出稼ぎ労働者を手伝ってなんとかバス代を手にし、シムの元に着く。シムは娘との再会を喜んだが、彼女にはすでに別の生活があった。パオは父の待つ山に戻る。

 帰り道、バスが山の中の休憩所にとまった。店に入る乗客たちのあとについていったパオが偶然目にしたのは、信じられない光景だった・・・

監督・脚本:ゴー・クアン・ハーイ
原作:ドー・ビック・トゥイ(短編小説「石垣越しのモン笛の音」)
撮影:コーデリア・ベレスフォード
音楽:グエン・ティエン・ダオ
演奏:ベトナム国立交響楽団
録音:ホアン・アイン
編集:トニー・ノートン トゥー・チャン
美術:ファム・クアン・ヴィン
プロデューサー:ダン・タト・ビン
製作:ベトナム劇映画製作所1
出演:ドー・ティ・ハーイ・イエン グエン・ニュー・クイン ドー・ホア・トゥイ リー・タイン・カー グエン・テー・ホアン チャン・ドアン・チュアン

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7月 30, 2007

幸せの絆 ・2007年7月21日公開・

Filed under: 2007年7月21日公開作品, アジア — kuro @ 5:24 pm

1980年代の末、中国の山間にある芍薬村に、孤児で里親の虐待に耐えられず逃げてきた7歳の少女、小花(チャン・イェン)が行き倒れていた。
貧しい農村で自分たちが生きるのに精一杯な村人たちは、誰も引き取ろうと手をあげなかったが、通りかかった一人のおじいさん(ティエン・チェンレン)が引き取る。
おじいさんの優しさに、小花は一生懸命に答えようと掃除や農作業を手伝うのだったが、おじいさんが一緒に暮らす一人息子の宝柱(ユー・ウェイジエ)とその妻・香草(ハオ・ヤン)は、自分たちに子供がなかなかできないことから二人に冷たく当たり、香草は小花を追い出そうとする。
何度も繰り返される香草の仕打ちにめげず、怯えながらも小花は息子夫婦と仲良くなろうとするのだが・・・・・

脚本・監督:ウーラン・ターナ
製作会社:山西電影製作所
製作総指揮:リー・シュイホー
製作:ティエン・ホイアイ グァン・シンソン
撮影:チー・レイ
美術:リウ・クァンユー
編集:チョウ・シンシャ
音楽:チァ・ガン
出演:チャン・イェン ティエン・チェンレン ハオ・ヤン ユー・ウェイジエ

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7月 2, 2007

傷だらけの男たち  ・2007年7月7日公開・

Filed under: アジア — kuro @ 8:08 pm

なぜ彼の心はこれほどまでに傷ついてしまったのだろうか

深い傷を越えた向こう側で本当の自分に出会えるのだろうか

2003年、クリスマス。香港島ランカイフォンのバーで飲めない酒を無理に飲み、クリスマスの雑踏にまぎれようと努力する刑事ポン(金城武)と、そんな彼の親友でもある上司のヘイ(トニー・レオン)は、ターゲットを監視していた。それは、女性ばかりを狙って殺人を繰り返す凶悪犯罪者。遂に動き出したターゲットにぴったり尾行するヘイとポンは追跡の末、見事犯人の家への侵入に成功し、男を逮捕する。疲れ切って自宅に帰ったポンは、ベッドですでに変わり果てた姿になった最愛の恋人を見つける。しかも死んだ彼女のお腹の中には、新しい命が宿っていた……。

3年後。恋人の死から立ち直れないポンは、刑事を辞職し、飲めない酒に溺れ、酔っ払いの私立探偵に成り下がっていた。一方のヘイは彼とは対照的に、億万長者のチャウの娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と幸せな新婚生活を送っていた。

ところが、そんなある日、チャウが、彼の豪邸で何者かに惨殺される。一見、金品目当ての強盗殺人事件として解決するかに見えた。だが、この事件にはいくつも不可解な点があった。強盗殺人にしては残虐すぎる手口に、完璧なセキュリティで見知らぬ者を寄せ付けない自宅への進入法。犯行のプロセスや動機がはっきりしているのにも関わらず、犯人とチャウを結びつける線が見つからないことなど……。謎は増えるばかり。

そこで、父の氏に不審を抱くスクツァンは、ポンに捜査の協力を要請する。酒浸りでもこの事件がただの強盗殺人事件ではないことにピンときたポンは、独自の捜査を開始することに。

一方、ヘイには誰にも言えない隠しごとがあった。ポンの捜査に協力するかたわら、スクツァンには薬を持って眠りにつかせるなど不穏な行動をとるようになる。まるで事件のすべてを握って操るかのように……。そして、スクツァンの身にもまた、危険が襲い掛かろうとしていた。

事件の謎を紐解くに連れ、ポンはやがてヘイまでも疑い始める。そして、捜査線上に浮かび上がったのは、1978年にマカオで起きた惨殺事件。そこには、思いもかけぬ悲しい過去を背負った男たちの運命がかかっていたのだ。

彼は何故復讐しなければならかったのか?

その裏に隠された男たちの深い傷に触れたとき、衝撃の事実に誰もが心を揺さぶられるだろう。

監督:アンドリューラウ アラン・マック 
脚本:アラン・マック フェリックス・チョン
主題歌:浜崎あゆみ
出演:トニー・レオン 金城武 シュー・ジンレイ スー・チー チャップマン・トウ
配給:エイベックス・エンタティンメント

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6月 18, 2007

リサイクル/死界  ・2007年6月23日公開・

Filed under: アジア, 単館系 — kuro @ 5:49 pm

「不滅の愛」3部作がベストセラートとなり、ディンイン(アンジェリカ・リー)は一躍人気作家になった。その映画製作発表の席上、彼女の次回作のタイトルが「鬼域」であり、霊的体験をテーマにした作品であることが発表される。
ところがディンインは、まだ主人公の設定すら出来ておらず、新作「鬼域」は思うように筆が進んでいなかった。
「主人王は長い髪で・・・」、「ある晩、無言電話が三回・・・」、「バスルームに人影が・・・」、彼女は創作メモを書いてはゴミ箱に捨て、削除していった。
そんな中、彼女の周りで奇妙な現象が起こり始める。台所に落ちた見覚えのない”長い髪の毛”、電話を取ると聞こえる”怪奇音”、そして背後に感じる人の気配”。
すべては焦りからくる錯覚なのか、それとも何かの予兆なのか・・・。ディンインは現実と虚構の間で混乱し始める。
不気味な気配を振り払うかのように、一心不乱に執筆を続けるディンイン。
「エレベーターが7階で止まる。通路の先には・・・」、そしてまたしても小説通りことが起こる。
止まったエレベーターに乗ってきたのは、死人のような顔色をした老婆と女の子。1階で降りたディンインが後ろを振り返ると、2人はあるはずのない地階に沈んでいったのだ。叫びだしたい衝動を抑えながら通路の先へと逃げ出すディンイン。
そこで彼女が見たものは、まるで世紀末のような死の世界だった・・・。

監督・脚本・製作・編集:オキサイド・パン ダニー・パン
出演:アンジェリカ・リー ラウ・シンミン

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上映劇場情報

6月 17, 2007

雲南の少女 ルオマの初恋  ・2007年6月16日公開・

Filed under: アジア, 公開中 — kuro @ 1:59 pm

ルオマは、今日も朝ご飯を食べるや、おばあちゃんが茹でたとうもろこしを籠にいれ背負い、乗り合い自転車で町に出る。”焼きとうもろこしはいかが”市場で大声を上げても客はいない。そんな時、声をかけてくれたのがキャメラマンのアミンだった。1本50銭(日本円7円)のとうもろこしを10本も買ってくれた。だが実は、今のアミンには10本の金5元の小銭さえ家中を探してもない。それどころか家賃も払えず大家から矢の催促を受け、昆明にいる年上の恋人が家賃を持ってくるのを待っている有り様なのだ。
机上にあったヘッドホンステレオを、代金の代わりにとアミンはルマオに渡した。初めて聞く、ヘッドホンステレオから流れるアイルランドの女性歌手エンヤの歌う「カリビアン・ブルー」は、彼女を虜にした。ヘッドホンステレオから流れるメロディーによって、目の前に新しい世界が広がっていく。翌日、アメリカ人の観光案内をしたアミンは、民族衣装に身を包み、焼きとうもろこしを売るルオマの周りに群がる観光客たちが、彼女と写真を撮りたがっているのに目を見張る。彼はルオマに、棚田を風景にして外国人観光客相手の写真撮影をしようと提案した…。
「撮影料金 1枚う 10元」の看板に観光客は列を成した。アミンの作戦は大当たりした。ルオマの唯一の夢は、昆明に出稼ぎに行き、町の男と結婚を決めたルオシアが教えてくれた、重い荷物を運ぶ”エレベーター”に乗ることだった。アミンは必ず昆明に行きエレベーターに乗せてあげると約束してくれた。夢のような楽しい日々の始まりだった。稼いだお金を自慢げにおばあちゃんに渡すルオマ。「ハニの人は騙してお金を撮ったりしないよ、写真を取ってお金を稼ぐなんて誰に教わったの」と言うや、おばあちゃんは口を閉ざすのだった。
そんなある日、写真館に戻った二人をアミンの恋人が待っていた…。彼女はこの村にアミンが写真館を開くお金を出資してくれ、仕送りも続けていた。これ以上お金を出すことはできない、恋人はアミンへ最終勧告を言い渡しにきたのだ。二人が黙って2階の部屋に上がると同時に写真館を後にしたルオマの耳に、大声でののしりあう二人の声がこだまする…。

監督:チアン・チアルイ
出演:リー・ミン ヤン・カーチン

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6月 8, 2007

女帝 エンペラー  ・2007年6月2日公開・

Filed under: アジア, 公開中 — kuro @ 4:54 pm

古代中国の五代十国時代。唐王朝が滅び、国と国とが絶え間なく争い、皇室内部でも実の父と子、兄と弟が殺し合っていた戦乱期。類稀なる美しさと聡明さで、皇帝の愛と絶大な権力を得た王妃ワン(チャン・ツィイー)の国も例外ではなかった。ある日突然、肯定がなぞの死を遂げたのだが、それが新帝に即位した弟リー(グォ・ヨウ)の策略であることは誰の目にも明らかだった。リーが皇太子ウールアン(ダニエル・ウー)の暗殺も企んでいると知ったワンは、歳の近い義理の息子である皇太子を守るため、夫を殺したリーとの結婚に同意する。ウールアンとワンはその昔、密かに思いを寄せ合っていたのだ。ワンへの思いを断ち切るため、呉越の地に隠遁し、歌と踊りの世界に生きていたウールアンは、父の死去の知らせを聞き、都へと馬を走らせる。

監督:ファン・シャオガン(Sigh{00}、イノセント・ワールド-天下無賊-{04}など)
アクション監督:ユエン・ウーピン(蛇拳、酔拳、マトリックス、キルビルなど)
出演:チャン・ツィイー ダニエル・ウー グォ・ヨウ ジョウ・シュン 他

女帝 エンペラー 公式サイトへ

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