映画ブロイラー

10月 11, 2007

撲がいない場所 ・2007年10月13日公開・

Filed under: 2007年10月13日公開作品, 洋画 — kuro @ 11:07 am

国立孤児院にわけあって預けられている少年クンデルは、将来、詩人になりたいと思う多感な子供だったが、先生から怒られ、他の子供たちとも仲良くしようとしなかった。そんな場所を嫌ったクンデルは、孤児院を抜け出し、母親がいる町に帰ることを決心する。だが、家に帰ってみると、母親は見知らぬ男とベッドで寝ていた。

母親の愛を渇望しながらも、町の男たちと乱れた生活をしているる母親の姿に嫌悪したクンデルは、一人で生きて行く決意をして、町はずれの川べりに打ち捨てられた艀舟に住みつく。集めたあき缶や屑鉄を売って生活している彼に、町の大人たちは同情的なまなざしを注いでいるが、クンデルは頑としてほどこしを受けようとはしない。

そんなある日、艀舟で寝ていると一人の少女がクンデルの前に現れる。艀舟のそばにたたずむ裕福な家の子である彼女も、美しく賢い姉に対する劣等感や、誰にも愛されないと思う気持ちをアルコールで紛らわせていたのだった。幼い心に癒やされない寂しさを抱える二人は、お互いを気遣いあって絆を深めていくが、クンデルには悲しい現実が待っていた・・・・

監督・脚本・編集:ドロタ・ケンジェルザヴスカ
出演:ピョトル・ヤギェルスキ/アグニェシカ・ナゴジツカ/エディタ・ユゴフスカ/パヴェウ・ヴィルチャック

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8月 22, 2007

厨房で逢いましょう ・2007年8月25日公開・

Filed under: 2007年08月25日公開作品, 恋愛, 洋画 — kuro @ 3:56 pm

ちょっと変わり者だが超一流の腕前を持つ天才シェフ、グレゴア。彼は南ドイツの保養地で小さなレストランを営んでいる。舌の肥えた食通たちにも一目置かれる“官能料理”ことエロティック・キュイジーヌが店の看板だメニューだ。彼は休憩時間に訪れるカフェで、ウエイトレスのエデンと知り合った。エデンは夫クサヴァー、レオニーというダウン症の娘とともにこの町に住んでいる。
公演の池に落ちてしまったレオニーをグレゴアが助けたことがきっかけで、グレゴアはレオニーの5歳の誕生日に手作りのプラリネをのせたチョコレート・ケーキをプレゼントする。プラリネを一口食べたエデンは呆然となり、一瞬にしてその味のとりこになってしまう。「まるで楽園にいるような味……」

ある夜、グレゴアがひとり厨房で料理の試作をしていると、突然エデンがやってくる。グレゴアの料理が食べたいというエデンに苛立ちながらも料理を供してやるグレゴア。一皿をぺろりと平らげてしまったエデンは、グレゴアが席を外した隙に猛烈な勢いで鍋ごと食べつくし、こっそりと厨房を出て行ってしまう。翌日カフェを訪れたグレゴアはエデンの絶賛を聞いて喜びを感じるのだった。二人は親しくなり、エデンは夫が仲間たちと出かける毎週火曜日に、レオニーと共にグレゴアの厨房を訪ねるようになった。グレゴアもまた、エデンとの会話と、彼女に料理を食べさせることが楽しみになっていた。

グレゴアは、エデンをもっともっと喜ばせてあげたいという思いからこれまでよりさらに美味しい料理を生み出し、客達を圧倒してゆく。厨房にエデンの写真をこっそりと飾り、それを見ながら料理を作るグレゴア。彼の作るエロティック・キュイジーヌを味わうようになったエデンもまた、心身ともに充実した日々を過ごし夫との愛を深めてゆく。
ある日、夫クサヴァ―の友人たちはグレゴアとエデンの密会をクサヴァ―に告げ口する。グレゴアを知るためにレストランを訪れたクサヴァ―もまたエロティック・キュイジーヌに魅了されるのだった。エデンの心をグレゴアから引き離すため、クサヴァ―は家族をパリ旅行に連れ出す。ミューズを奪われたグレゴアはすっかり意気消沈、料理の味も衰えてしまう。そんなグレゴアを聲亜の給仕者ルートヴィヒは冷たい視線を浴びせ批判する。

ある日、エデンは妊娠したことに気づく。レオニーの誕生以降、ずっと望んでいた待望の第二子……。大喜びのエデンとクサヴァ―だったが、クサヴァ―の友人たちはお腹の子の父親はグレゴアではないかと陰口を叩きあう。それを偶然耳にしたクサヴァ―は仲間たちと大喧嘩。怒りが収まらないクサヴァ―は、グレゴアのレストランに忍び込み、セラーのなかのワインを全て粉々にしてしまうのだった。ワインセラーは最も価値ある財産だったため、銀行に融資を打ち切られたグレゴアは、店をたたまなくてはならなくなった。グレゴアはエデンには何も言わず町を去る決心をするのだが…。

監督・脚本:ミヒャエル・ホーフマン
出演:ヨーゼフ・オステンドルフ シャルロット・ロシュ デーヴィト・シュトリーゾフ マックス・リュートリンガー 

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8月 21, 2007

酔いどれ詩人になるまえに ・2007年8月18日公開・

Filed under: ヒューマン, 2007年08月18日公開作品, 洋画 — kuro @ 5:58 pm

アメリカの田舎町。仕事中に酒を飲んでまたクビになった男がいた。彼の名はヘンリー・チナスキー。言葉を誰よりも愛する“自称”詩人。いつか“作家”になるかもしれない、飲んだくれ。住む家もないし、お金もない。運送業、タクシー運転手、ピクルス工場…、何をやっても続かない。原稿を出版社に送ってもいっこうに相手にされない。あるのはただ、わき上がる言葉だけ。でも、“作品の価値を最後に決めるのは作家自身だ”そう信じてチナスキーは、今日も原稿をポストに放り込む。
ある日いつものようにバーで飲んでいたら、女に出会った。名前はジャン。わずかなお金でまずい食事を食べながら、二人して毎日飲み続けた。あしたのことなんて何一つ見えない、酒とセックスだけの日々。
どうにもならなコトだらけ。でも、どんなにミジメで冴えない日々でも、いつだって太陽は毎日昇る。チナスキーには言葉がある。それはろくでなしのチナスキーをほのかに照らす、たったひとつの優しいひかり。そのひかりはいつしか、ちょっぴりの希望と温もりを、チナスキーに与えてくれるのかもしれない…。

監督:ベント・ハ-メル
制作・共同脚本:ベント・ハ-メル ジム・スターク
原作:チャ-ルズ・ブコウスキー
撮影監督:ジョン・クリスティアン・ローゼンルンド
編集:パル・ジェンゲンバッハ
音楽:クリスティン・アスビョルンセン トルド・グスタフセン
出演:マット・ディロン ディディエ・フラマン エイドリアン・シェリー リリ・テイラー フィッシャー・スティーヴンス カレン・ヤング

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8月 7, 2007

トランシルヴァニア ・2007年8月11日公開・

Filed under: 2007年08月11日公開作品, 洋画 — kuro @ 6:55 pm

愛するほどに傷ついて、傷つくほどに愛を求めて―――
森の彼方の国で出逢った、女と男の魂に突き刺さる物語

突然、姿を消した恋人ミランを見つけるため、ジンガリナ(アーシア・アルジェント)は親友のマリー(アミラ・カサール)と共にミランの故郷トランシルヴァニアへと旅立つ。ミランの実家にたどり着くが、家族は引越した後だった。悲しみにくれるジンガリナを音楽が勇気づける。ミランがミュージシャンだったため、ロマの楽士たちにミランを知らないか尋ね、ついにジンガリナはミランを見つけ出す。しかし、ミランには、もはや愛情のかけらさえ無かった。

絶望に打ちひしがれるジンガリナ。彼女はミランの子を身ごもっていたのだ。

祭りの喧騒の中、泣き叫ぶジンガリナをマリーが大声を出して呼ぶ。マリーはジンガリナが心配でならない。彼女のことを愛しているのだ。だが、ジンガリナはこの異国の地で何かを見つけ再生することを求め、マリーと決別する。

荒涼とした大地をジンガリナとジプシーの少女バンダナが歩いている。傷ついたジンガリナをバンダナが慰める。そんな二人をチャンガロ(ビロル・ユーネル)が見つけ声をかける。しばらくして、バンダナは追いかけるジンガリナを残し去って行った。

チャンガロとジンガリナ、二人の旅が始まる。

体の中に悪魔がいると思い込んでいるジンガリナにチャンガロは悪魔払いの儀式を手配する。白い衣裳を身にまといジンガリナの頭の上からミルクがかけられ、身も心も清められた。二人で暮らしていても何も過去を話さないジンガリナに、チャンガロは時に挑発しケンカもするが、彼女をいつも見守っている。

雪の大草原を車を走らせている時、ジンガリナが産気づいた。あたりには人の気配もなく、チャンガロは必死に助けを求め続けると馬車を走らす村人に出会えた。親切な村の女たちがジンガリナの出産を手伝いに来た。だが、不安と恐怖からジンガリナは泣き叫びチャンガロに助けを求める。

無事、出産を終えたジンガリナと生まれたての赤ん坊がいる部屋にどうしてか入れないチャンガロ。ジンガリナは車で去っていくチャンガロを窓辺でだまって見つめていた。

チャンガロは自らのために楽士たちに演奏を頼み、音楽と酒に身を浸す。彼の様子は、迷いと苦しみに満ち、途方もなく切ない。楽士たちは、ついにいたたまれなくなり「音楽は生きるための力だ。苦しむためじゃない」と言い、チャンガロを残し去って行く。

小さな酒場で飲み続けるチャンガロは、ついに何かを決心したように、ジンガリナと赤ん坊がいる部屋に戻るとそこにはもはや彼女はいなかった。随分と長い間、チャンガロは留守にしていたのだ。

ある日、チャンガロはジンガリナを見つけた。赤ん坊と眠る彼女はまるで聖母マリアのようだ。

監督・脚本・音楽:トニー・ガトリフ
撮影:セリーヌ・ボゾン
編集:モニック・ダルトンヌ
音楽:トニー・ガトリフ、デルフィーヌ・マントゥレ
配給:日本スカイウェイ
出演:アーシア・アルジェント アミラ・カサール ビロル・ユーネル

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ブラッド ・2007年8月11日公開・

Filed under: 2007年08月11日公開作品, ホラー, 洋画 — kuro @ 6:54 pm

 LAウィークリーの敏腕記者セイディー・ブレイク(ルーシー・リュ―)は、若者が興味をひきそうな記事を執筆し注目され、最新の記事はカバーページを飾ったばかりだった。気分がいいのはそれだけでなく、妹の卒業祝いをかね、母と妹と一緒にメキシコ旅行の計画を立てていた。

血の祝宴のはじまり

 ところが同僚のイーサンから連絡が入った。セイディーがカルト集団絡みで取材した若い娘……名前はトリシアで、彼女の電話番号が実はガセだったことが判明する。ところがイーサンがその番号から調べて、あるホームページにたどりつき、そこで、「道は血の中に……闇を進め……摂食は今夜始まる」の秘められた文面と、隠された透明の地図を見つけることができた。

 ある夜、さびれた路地裏で、セイディーが取材したトリシアの無残な死体が発見される。そこに駆けつけたローリンズ刑事(マイケル・チクリス)は、その死体を見て愕然とする。なんと、自分の娘だったのだ……!!

 セイディーは、イーサンが発見した地図が示す屋敷へと向かうが、そこは廃墟同然で薄暗い地下室には血染めのベッドが置いてあった。何か胸騒ぎを覚えた彼女は、イーサンのアパートに急ぐと、彼の部屋は無人で何者かによって部屋中が荒らされた後だった。そこに現れた男に突然襲われ、気を失ってしまう。

一度死んで、生き返って……

 セイディーが目覚めると、外見は豪邸のようだが、実はカルト集団のアジトだった。東洋人のポー(マコ)の他、イスに縛られたセイディーに熱い視線を投げかけるビショップ(ジェームズ・ダーシー)がいた。ビショップはテーブルの上に黒いビニール袋を投げつけた。彼女がその中を覗くと血だらけのイーサンの生首がっ!! セイディーが思わず泣き叫ぶ。

 ビショップとセクシーな雰囲気を漂わせたイヴ(カーラ・グギーノ)は、セイディーの頚動脈を切って血を吸い、彼女の肉体をもてあそぶ。彼らは人間社会に紛れて生きる、吸血鬼の集団だったのだ。

 ある夜、女医の死体がまた見つかった。ゴミ捨て場にうち捨てられたセイディーの死体は既に冷たくなっていて、外傷からトリシアの殺人犯と同一であることが判明。現場に駆けつけたローリンズ刑事は、娘を失った哀しみから冷静さを欠いているため、上司に今回の捜査から手を引けと指示される。

 深夜「ロサンゼルス検視所」の解剖室は静まりかえっていた。狭くて薄暗く、冷たいスチール製の囲いの中でセイディーが目覚めた。最初は自分がなぜ全裸で、こんな密室に閉じ込められているのか分からなかったが、力を振り絞って脱出することに成功。だが、そこで愕然とする。鏡に自分の姿が映らないのだ。

 セイディーは自分に何が起きたのか分からず街をさまよっていると、太陽光線がまぶしくて思わずサングラスをかけた。そして飢えを感じはじめ、やがて禁断症状が……その苦しみからなんとか脱しようと、ホームレスの中年男性を殺して血を吸うものの、人を初めて殺した嫌悪感からか吐き出してしまう。

ヴァンパイア同士の熾烈な闘い

人間でなくなったことを痛感するセイディーが母親に電話すると、「娘は死んだのよ」との返事……イタズラ電話だと思われている。なんとか本物のセイディーだと気づかせて涙ながらに別れを告げ、高架の歩道から自動車が激しく行き交う道路へと飛び込んだ。

 気が付くと、血だらけのセイディーを介抱してくれた謎の男アーチュロがいた。実は彼もまたビショップに興味を持っていて、セイディーの思いをくんで銀製のボウガンを与えてくれた。

 髪の毛を短く切ったセイディーは、ビショップたちの恐るべき陰謀を阻止するため、戦う決意をする。最初の居所を突きとめたのがイヴだった。イヴは少し驚いた表情を浮かべ、「セイディーは生への執着が強かったのね。吸血鬼に変わるのに3日間はかかるのに」と言い、「アーチュロは元支配者で追い出されたの」とつけ加えた。

 そして、セイディーはポーとの戦いを経て、ビショップに迫ろうとするが幾多のトラブルが襲いかかり、なかなか接近することができない。

 やがて、娘トリシアの悪夢に悩まされていたローリンズ刑事がセイディーと接触する。ビショップに大事なものを奪われ、哀しみを抱いた2人はお互いの傷ついた心を理解し、敵地へ一緒に乗り込む覚悟だった。

 そこでセイディーは、ローリンズに最後のお願いをする。「私は人間じゃないの。私がビショップを殺す代わりに、あなたは私を殺して」と。だが2人は、ビショップの恐ろしさをまだ知らなかった。セイディーは捕らわれて逆さ吊りにされ、ローリンズは死んだはずのトリシアと出会うことになる……。
 
 果たして2人はビショップを倒すことができるのか。そして彼らの運命は……!?

監督・脚本:セバスチャン・グティエレス
音楽:ネイサン・バー
衣装デザイン:デニス・ウィンゲイト
キャスティング:ナンシー・ネイヨー・バティーノ ケリー・マーティン・ワグナー
編集:リサ・ブロムウェル ロブ・サリヴァ
美術:ジェリー・フレミング
撮影監督:ジョン・トール
共同製作:ケイリー・コノップ
製作総指揮:カーステン・ロレンツ ロブ・タパート ジョー・ドレイク ネイサン・カヘイン
プロデューサー:グレッグ・シャピロ
出演:ルーシー・リュー マイケル・チクリス ジェームズ・ダーシー カーラ・グギーノ

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オーシャンズ13 ・2007年8月10日公開作品・

Filed under: アクション, 2007年08月10日公開作品, 洋画 — kuro @ 4:21 pm

 きっちり借りを返せる勝算はどのくらい?

ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)率いる“オーシャンズ”にとって何よりも大切なのは仲間。さまざまな機関を突破してきた彼らにとってでさえも、もっともハードルが高く、リスクの大きいカジノを襲うとなれば、その仲間を守るためだけだ。だが、今回ターゲット“バンク”カジノに侵入するには運以上の何かが必要だった。

 冷酷無比なカジノ経営者のウィリー・バンク(アル・パチーノ)は、パートナーにすると約束したルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)を裏切り、失意のルーベンは瀕死の状態で病院のベッドに横たわる。そのとき、バンクはまさか自分にとんでもないしっぺ返しが飛んでくるとは思いもしなかった。だが、ダニーにとって、ルーベンは仲間であり、師でもある。そこをバンクは甘く考えすぎた。ものすごく甘く。

 確かにバンクはオーシャンズのオリジナル・メンバー11人のひとりを排除した。しかし、残りのメンバーはピンピンしているうえに、彼らに共通の目的を持たせてしまった。それは、バンクの生涯最高となるはずの夜――彼が自分の名をつけた新しいカジノ“バンク”のグランド・オープンに彼をつぶすこと。

 オーシャンズは二重の戦略を立てる。まず、カジノ側がつねに勝つという前提をくつがえすことによってバンクを財政的に破綻させる。だが、それでは単に金だけだ。彼の個人的な誇りと喜び、つまり、ホテルの格付けにおいて、所有するホテルすべてで栄誉ある“5つダイヤ賞”を獲得した唯一のホテル経営者であるという彼の評判をズタズタにしてこを、真の勝利と言える。

 彼らの計画は複雑で危険で、恐ろしく不可能に近い。だが、仲間の敵を討つためならオーシャンズに限界はないのだ。

監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ジェリー・ワイントロープ
脚本:ブライアン・コッペルマン&デイビッド・レビーン
製作総指揮:スーザン・イーキンズ グレゴリー・ジェイコブズ フレデリック・W・ブロスト ブルース・バーマン
美術:フィリッピ・メシーナ
衣装:ルイーズ・フログリー
音楽:ディビット・ホルムズ
編集:スティーブン・ミリオン,A.C.E
出演:ジョージ・クルーニー ブラッド・ピット マッド・デイモン アンディ・ガルシア ドン・チードル バニー・マック エレン・バーキン アル・パチーノ 他

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カート・コバーン アバウト・ア・サン ・2007年8月4日公開・

Filed under: 2007年08月04日公開作品, 洋画 — kuro @ 3:58 pm

時代を変えたひとりのアーティスト、カート・コバーン
本人が語る最初で最後の真実の言葉
彼の生きた軌跡が今、蘇る―。

NIRVANA…。KURT COBAIN…。
グランジというくくりでシアトルから飛び出した数多のバンドが、忘却のブラックホールへと吸い込まれる中、未だ色褪せることのないタイムレスなメロディー音楽で伝説を築いたニルヴァーナと、パサパサの金髪に目の下の隈を強調したポートレート写真に凍結されたバンドのボーカル/ギタリスト、カート・コバーンは、27歳という早すぎる死のイメージと共に、現在も時代を超えて支持され続けている。自殺説、事故説、はたまた、何かの陰謀に巻き込まれた他殺説など、様々な噂が飛び交い、謎が謎を呼ぶ中、「コートニー・ラヴが殺した」など、“シド&ナンシー”的なカップル像がメディアに歪曲されたりもした。だが、愛する妻と娘フランシスを残し、ひとり旅立ってしまった彼は、二人を見守るかのように、未だ、“向こう側”へ行けていないのかもしれない。彼の人生をモチーフにした多くの映画などが作られ、時代も彼の足首を捕まえて放そうとしない。

初めて世に出る彼の肉声
そんな彼の呪縛が解ける日が近いかもしれない。その機会となるのが、彼自身の肉声を聞くことができる『カート・コバーン アバウト・ア・サン』。当時、シアトルの自宅のキッチンで行われた25時間に及ぶインタヴューの取材テープから聞こえてくる声は、『病んだ魂(原題:COME AS YOU ARE)』の著者マイケル・アゼラッドを、ジャーナリスト嫌いのカートが信用したからこそ実現したもの。そして偶然の会話から生まれたアッゼラットと、監督AJ・シュナックの企画も信頼関係の産物だ。こちら側とあちら側の“どこか”から聞こえてくるような、カートの正直すぎるコトバは、彼の負のイメージを覆すのではないだろうか。

彼の愛した音楽がそのままサウンドトラックに
彼の肉声と風貌に加え、音楽も大事な要素である。カート・コバーンは、自分の知名度を使い、新旧問わず、彼が尊敬するミュージシャンやバンドを後押しするために、前座を起用し、ライブでカバーしたり、彼らのTシャツを着たり(ダニエル・ジョストンのTシャツを着ていたのは有名な話)、才能はあるのにブレイクする機会がない人たちへ大いなるリスペクトを送り続けた。このサウンドトラックも、そんな彼が愛してやまなかった音楽に彩られる。レッドベリー、マッドハニー、ヴァセリンズから、幼い頃に聞いたクイーンや、MTVアンプラグドでもカバーしたデヴィッド・ボウイの曲が流れ、彼がいつ頃、なぜそうした音楽に惹かれたのかにも時おり、触れられる。

アバウト・ア・サン/たった一人の人間
親密な環境で語られる生い立ちや、駆け出しの頃の夢など、尊大なロック・スターの発言でなく、一人の人間/子供によるものだ。その世界を席捲する前の、故郷のアバディーン、ボヘミアンナ学生街のオリンピア、そしてブレイクを果たしたシアトルといったアメリカ北西部の街の風景や人の映像と共に、彼の肉声が、あたかも私たちと一緒に旅しているかのように、静かに響く。そこには、傷つきやすく、繊細で、きらきらと夢を語る一人の少年がいる。妻と娘を愛し、家族を守ろうとする愛すべき家庭人がいる。そして、まるで老人のように現実に疲れ、やつれ果てた彼も…。

さあ、一緒に旅に出よう。
コート・コバーンという人間はどこに始まり、どこに辿り着こうと向かっていたのか…。この作品では、実際に彼の住んだ家、初めて一人暮らしをした一軒家、バイトをクビなったリゾートホテルなど所縁のある街が映し出される。彼が確かにそこにいたという痕跡を感じながら、その道のりを一緒に旅することで、彼という人間の一部、またそこから生まれた音楽を、少しだけ理解できるようになるかもしれない。あたかも、彼の家の台所に座り、一緒にハーブティーをすすり、時おり窓の外を見やる彼がすぐそばで話しているかのように感じながら、ふと、やさしい気持ちになっている自分に気付く、かもしれない。

監督:AJ・シュナック
原作・共同プロデューサー:マイケル・アゼラッド
撮影監督:ワイアット・トロール
スチールカメラ:チャールズ・ピーターソン
製作:シャーリー・モイヤーズ ノア・コシュピン クリス・グリーン
配給:ショウゲート
語り:カート・コバーン

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おやすみ、クマちゃん ・2007年8月4日公開・

Filed under: 2007年08月04日公開作品, 洋画 — kuro @ 3:56 pm

第1部 春から夏へ

「赤いふうせんと小鳥の巣」 監督・脚本:ルツァン・デンビンス
嵐の去った翌朝、クマちゃんの家の庭に小鳥の巣が落ちていました。中では可愛いヒナたちがおなかをすかせて鳴いています。やがてヒナを狙って猫がやってきました。木の上では親鳥たちが心配そうに見ています。クマちゃんはヒナたちが入った巣を木の枝に戻してあげました。そこのウサギの兄弟がやってきて、みんなで遊んでいるうちにクマちゃんの風船が手から離れて木のてっぺんに引っかかってしまいました。クマちゃんたちが困っていると、さっきの小鳥さんが風船を取ってきてくれました。

「ゆかいなお絵かき」 監督・脚本:マリアン・キュウバシュチャク
クマちゃんにお友だちから絵の具が送られてきました。嬉しくなったクマちゃんはお絵かきをはじめます。クマちゃんがウサちゃんと一緒に家のドアに落書きをしたり、隣の家のニワトリさんの卵に色を塗って遊んでいると、イヌ君がやってきて2人を叱りました。反省したクマちゃんとウサちゃんはデッキブラシでドアをきれいに洗い流すと、ニワトリさんの卵も洗おうとしましたが、卵はすでにヒヨコにかえってました。それから、クマちゃんとウサちゃんとイヌ君は紙にお互いの似顔絵を描きっこして遊びました。

「お洗濯で水びたし」 監督・脚本:ヤドヴィカ・クドゥジツカ
今日はお洗濯。そこへブタ君がアイスクリームを食べながらやってきました。クマちゃんは洗濯物をバスタブに放り込み、水を出したまま家を飛び出すとアイスクリームを買いに行きました。アイスクリーム屋さんの前にはお友だちも集まっています。みんなで遊んでいると、ブタ君が転んで泥だらけになってしまいました。クマちゃんがブタ君を洗ってあげようと家に戻ると、家の前には水があふれて小川ができていました。家の中も水浸しになってしまいましたが、お友だちがみんなで片づけを手伝ってくれました。

「アヒルの親子とはじめての水泳」 監督:ダリウシュ・ザヴィルスキ/脚本:ルカシュ・チェルヴィェツ
とても暑い日のこと。アヒルの親子がクマちゃんに川に連れていって欲しいとお願いをしました。クマちゃんは6羽のアヒルの子どもたちが迷子にならないよう、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜と曜日の名前を付けて一列に並ばせ、川へと向かいました。アヒルの親子は川に着くと楽しそうに泳ぎ始めました。クマちゃんは泳ぎ方を知りませんでしたが、アヒルのお母さんが教えてくれました。ザリガニのハサミに挟まれたりもしたけれど、クマちゃんははじめての泳ぎがとても楽しかったのです。

「忘れな草をさがして」 監督・脚本・撮影:エウゲニウシュ・イグナチュク
ブタ君はいつも自分がみんなより物知りで、なんでも上手にできると自慢しています。でも、彼はサッカーをやっても縄跳びをしても失敗ばかりでみんなに馬鹿にされてしまいます。クマちゃんと仲間たちが沼に生えている忘れな草を取りに行こうとしたときも、自分は近道を知っていると言って道に迷い、ヤギに追いかけられてしまいます。ようやく沼に着くと、忘れな草は手の届かないところに生えていました。ブタ君はそこでも自分に任せろと言って無理をして沼に落ちてしまうのでした。

第2部 秋から冬へ、そして春

「キノコ狩りはたのしいな」 監督:ダリウシュ・ザヴィルスキ/脚本:ルカシュ・チェルヴィェツ
秋です。みんな森へキノコ狩りへ行きました。キノコにはいろいろな種類があって、おいしい食べ方もたくさんあるけれど、毒キノコもあるから気を付けなければいけません。クマちゃんは図鑑を持ってみんなが毒キノコを採らないように注意します。森の中でウサギの兄弟ピョコタンとピョコピンがキノコを探していると、知らない動物の声がしました。声の主はみんなと一緒に遊びたいキツネ君でした。クマちゃんと仲間たちはキツネ君とお友だちになり、キツネ君においしいキノコが生えている場所を教えてもらうのでした。

「素敵な森のコンサート」 監督:ダリウシュ・ザヴィルスキ/脚本:ルカシュ・チェルヴィェツ
木の葉が色づいた美しい季節。クマちゃんは森へ散歩に出かけました。森には面白くて珍しい仲間がたくさん暮らしています。クマちゃんがカタツムリさんとおしゃべりしていると、コオロギさんがバイオリンを弾いていました。やがて、次から次へと森の仲間たちがやってきてみんなで踊りだしました。でも、楽しい時間は過ぎ、森の仲間たちは冬支度のために家に戻って行きました。クマちゃんは冬の住み家を探すため旅に出ようとしていたコオロギさんを自分の家に連れて行き、暖炉の蔭に寝床を用意してあげました。

「いじわるなカラスと冬の神様」 監督:ダリウシュ・ザヴィルスキ/脚本:ルカシュ・チェルヴィェツ
クマちゃんがソリで遊んでいるとウサちゃんが泣いていました。弟が家に帰ってこないうえ、ごはんも食べていないのでおなかがすいているのだそうです。クマちゃんが雪の中から野菜を取ってあげようとしたところ、道に迷ったウサちゃんの弟が雪に埋もれていました。助けてくれたお礼にウサちゃんの弟はソリを引っ張ることにしました。ソリで橋を渡ろうとすると、いじわるなカラスがとおせんぼをしています。するとそこに冬の神様が現れ、川を凍らせてくれたのでクマちゃんたちは無事に川を渡ることができました。

「みんで行こう、スキー旅行」 監督・脚本:マリアン・キュウバシュチャク
ある日の冬のこと、クマちゃんはみんなを誘って山にスキーに出かけました。クリスティーナとハンナを迎えに行くと、そこへ大きなリュックに食べものをいっぱい詰め込んだブタ君もやってきました。山小屋に着いてお昼ごはんを食べ終わると、いよいよスキー遊びの始まりです。まず初めにクマちゃんが丘の上に登ってさっそうと滑り降りました。続いてウサちゃん、ブタ君も滑りました。冬は陽が短いので遊べる時間は少なかったけれど、なかよしのお友だちと行く旅行は本当に楽しいとクマちゃんは思いました。

「雪だるまさんと春の訪れ」 監督・撮影:エウゲニウシュ・イグナチュク/脚本:ルカシュ・チェルヴィェツ
窓の外は雪景色。でも、春はもうすぐです。クマちゃんはお友だちと雪だるまを作りました。でも、強い日差しで雪が溶けだしてしまいます。クマちゃんたちは、日光をさえぎる傘をさして雪だるまさんを守りました。でも、翌朝クマちゃんが目を覚ますとあたりの雪はすべて溶けて雪だるまさんの姿はどこにもありませんでした。みんなで雪だるまさんを探しに行くと、川上から雪だるまさんが流れてきました。雪だるまさんは、「来年も新しい雪で作ってね」と言い残し、去っていくのでした。

原作:文=チェスワフ・ヤンチャルスキ/絵=ズビグニエフ・ルィフリツキ『Mis Uszate』
音楽:ピョートル・ヘルテル
製作:“セ・マ・フォル”スタジオ
配給:エデン

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消えた天使 ・2007年8月4日公開・

Filed under: 2007年08月04日公開作品, 洋画 — kuro @ 3:52 pm

2分に1回、快楽殺人が生まれる
犯人は人間なのか――。

18年間、性犯罪登録者の観察を続けてきた公共安全局のエロル・バベッジ(リチャード・ギア)は、上司のスタイルズ(レイ・ワイズ)から退職を言い渡されていた。長年多くの登録者を監視し続け、心身ともに消耗しきっていたバベッジは、精神的にギリギリまで追い詰められていたのだった。そして退任まで18日となったある日、後任となるアリスン・ラウリー(クレア・デインズ)の指導を任された。

バベッジはアリスンを連れ、担当している登録者の元を訪れる。強姦罪で摘発されたが、司法取引によって今は自由の身でいるエドマンド(ラッセル・サムズ)はガールフレンドのベアトリス(アヴリル・ラヴィーン)と一緒に面会に応じた。エドマンドはキチンとした身なりで、アリスンには不審な点も見受けられなかったが、バベッジはペアトリスの欠けた前歯を見逃さなかった。奴ははまだ女を殴っている…。

次に訪れたビオラ(ケイディー・ストリックランド)には、3件のバラバラ殺人で死刑になった夫がいた。自身も違法監禁、性的暴行未遂3件で摘発を受けていたが、司法取引で懲役2年に減刑、今は美容師として働いていた。ビオラは、バベッジの毎週の嫌がらせ訪問をアリスンに伝え、実は自分も夫に虐待を受け続けた被害者だったことを訴えるのだった。

2人が車で移動中、またしても誘拐事件の報が入った。被害者の名は、ハリエット・ウェルズ(クリスティーナ・シスコ)。大学近くの線路脇に乗馬ブーツが発見されたのだ。家での可能性も取り沙汰される中、バベッジだけは確信していた。犯人は、彼が監視し続けている登録者の中にいると。

ハリエットの居場所はどこなのか?
真の犯人は一体誰なのか?
衝撃と戦慄の結末が、2人を待ち受けているのだった―。

監督・製作:アンドリュー・ラウ
脚本:クレイグ・ミッチェル ハンス・バウアー
製作:フィリップ・マルチネス
出演:リチャード・ギア クレア・デインズ ケイディー・ストリックランド アヴリル・ラヴィーン レイ・ワイズ ラッセル・サムズ マット・シュルツェ クリスティーナ・シスコ

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THIS IS BOSSA NOVA ・2007年8月4日公開・

『THIS IS BOSSA NOVA』は、1950年代後半にブラジルで誕生し、現在では世界中で愛されている音楽―ボサノヴァの物語である。

ボサノヴァは、それまでのブラジルのポピュラー音楽に見られていたハーモニーとビートを革命的なまでに変えた。そしてその美しいメロディと斬新かつロマンチックな歌詞で、“愛と微笑みと花”に満ちた輝ける時代を瑞々しく歌い上げてみせた。こうして、リオデジャネイロの若者たちから生み出された新しい潮流―ボサノヴァは、以降のブラジルのポピュラー音楽を根本的に変えることになったのである。そしてその潮流はやがて大きな波となり、62年にニューヨークのカーネギーホールで開催された『ゲッツ/ジルベルト』の大ヒットによって、国際的にも認知されるようになった。そしてその色褪せることのない永遠性から、生誕50年を経た今も、世界中で評価され続けているのである。

このムーヴメントの偉大な二人の現役作曲家である、カルロス・リラ(時代を超えた名曲「ロボ・ボボ」「もっとも美しいもの」「あなたと私」の作者)とホベルト・メネスカル(定番曲「小船」)によって物語を語られていく。この二人が、ボサノヴァが誕生したゆかりの地を再訪し、彼らがキャリアをスタートした頃のとっておきのエピソードやストーリーを披露する。長年の友人でもある彼らの会話は、あの忘れがたき時代をまざまざと再現してくれる。

『THIS IS BOSSA NOVA』には、カルロス・リラ、ホベルト・メネスカル、ジョアン・ドナード、アライヂ・コスタ、ジョニー・アルフ、レニー・アンドラーヂ、クリス・デラーノ、ジョイス、セルジオ・ヒカルド、ビリー・ブランコなど、世代を超えたボサノヴァのミュージシャン、作曲家、パフォーマーたちのインタヴューや独占ライヴ映像も満載されている。さらに、黄金時代のムーヴメントに参加したブラジル人ミュージシャンと国際的アーティストたちによる、貴重な独占アーカイヴ映像も多数含まれる。

映画は、ボサノヴァのリズム、歌詞、ハーモニー、ビート、とそれぞれのパートに分けられている。セルジオ・カブラルやタリキ・ヂ・ソウザ、アルトゥール・ダ・タヴォラ、ミエリやネルソン・モッタなど、ボサノヴァ文化に詳しい作家や評論家たちによって分析や解説がくり広げられてゆく。

ボサノヴァのマエストロであるアントニオ・カルロス・ジョビン(通称「トム」)とヴィニシウス・ヂ・モライスによって結成された作曲家コンビに、特別な賛辞が贈られる。
またボサノヴァのミューズ(女神)であるナラ・レオンには、映像、写真、録音物、アーカイヴ素材で、敬意を示している。

この映画は、決してたんなる知識の羅列なのではない。ざっくばらんにのびのびと描かれた、すぐれた音楽と美しい映像によるエンタテインメントを堪能できる2時間であり、また、ブラジルの文化的な最高傑作ともいえるボサノヴァ―世界中の人の耳とハートを虜にした音楽―の魅力をあますところなく伝えてくれる、きわめて貴重なドキュメンタリーである。

監督・脚本:パウロ・チアゴ
制作・グラウシア・カマルゴス
エグゼクティヴ・プロデューサー:ペドロ・アントニオ・パエス
出演:カルロス・リラ ホベルト・メネスカル ジョアン・ジルベルト アントニオ・カルロス・ジョビン フランク・シナトラ ジョイス ワンダ・サー ジョアン・ドナード イコ・カトロス・ネヴィス ジョニー・アルフ

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8月 6, 2007

プロヴァンスの贈りもの ・2007年8月4日公開・

Filed under: 2007年08月04日公開作品, 洋画 — kuro @ 6:43 pm

運命のあなたに――。最高の恋とワインを添えて。

溢れんばかりの日差し、乾いた空気、鼻をくすぐるラヴェンダーの香り。美食家をうならせるトリュフ、オリーブ、ジビエ料理、そしてワイン――。イギリス人でありながら、南フランスのプロヴァンスに住みつき、ワイン造りを楽しみながら人生を謳歌するヘンリーおじさん(アルバート・フィリー)。少年マックス(フレディ・ハイモア)は毎年夏になると、ヘンリーの所有するシャトーとぶどう園(ラ・シロック)で、ヴァカンスを過ごすのが常だった。ヘンリーおじさんは彼にとって、人生の師と呼べる存在だった。

 時は流れ負けず嫌いの少年は大人になり、ロンドンの金融界で“豪腕トレーダー”のマックス(ラッセル・クロウ)として、超多忙な日々を送っていた。ヘンリーが授けてくれた叡智と哲学のおかげで、彼は若くして頂点の一歩手前まで登りつめていた。近づいてくる女性たちは多く、贅沢な独身ライフを楽しんではいたが、彼には本当の愛が見えていなかった。

 そんなマックスのもとに、10年も疎遠にしていたヘンリーがなくなったとの報せが届く。ヘンリーに最も近い血縁者ということで遺産を得ることになったマックスは、相続と売却の手続きだけを済ませたらロンドンにとんぼ返りするつもりで、20年ぶりにプロヴァンスの地を踏んだ。

 レンタカーに付いていたフランス語のカーナビに戸惑いながら、携帯を片手にわき見運転するマックス。次の瞬間、自転車の女性を轢きそうになるが本人は気付かずに、マックスの車は田舎道を走り去っていった。女性は地元のレストラン“ラ・ルネッサンス”のオーナー、ファニー(マリオン・コティヤール)。鼻っ柱の強いファニーは、シャトーの前にその暴走車を見つけて、“仕返し”をしにマックスの前に現れた。それは最悪で最高の、運命の出会いだった。

 シャトーに滞在するうち、楽しかった夏の日の記憶が次々とよみがえり、マックスの心はゆれる。そして何よりも彼の心を乱したのは、ファニーの存在だった。猫の手も借りたいほど忙しいファニーのレストランで助っ人にはいった彼は、ついに彼女とのデートの約束を取り付ける。デートの日、地下蔵のワインセラーで〈ル・コワン・ペルデュ=失われた片隅〉という奇妙なワインを見つけた彼は、それを手みやげに彼女の待つレタン広場へ向かった。そのワインこそ、プロヴァンスの伝説のブティック・ワインだった。

 野外レストランで振りだした通り雨、大人の会話を楽しんだ後にめぐる上質なワインの酔い、流れる曲はシャルルトレネの「ブン」。ムーディな雰囲気と月夜に誘われて、ファニーはマックスのシャトーへ。どちらからともなく唇を重ねた二人は、踊るように脱ぎ、脱がし、脱ぎ捨てた。だが翌朝、「ここは僕の人生に向かない」と告げるマックス。「違うわ。あなたの人生が、ここに向かないのよ」と切り返すファニー。彼は次のことばを失ってしまう。

 いくつかの難問は飛び出したものの、友人の不動産業者チャーリー(トム・ホランダ―)の協力を得て、無事、シャトーとぶどう園の遺産売却を終えたマックスに、ロンドンへ戻る日が来る。惹かれあいながらもマックスとファニーは、人生の価値観の違いから別々の路を歩みはじめようとするのだが、プロヴァンスでの幾つもの贈りものが、彼をっ変えようとしていた…。

監督:リドリー・スコット
原作:ピーター・メイル
脚本:マーク・クライン
製作総指揮:ブランコ・ラスティグ ジュリー・ペイン リサ・エルジー
撮影監督:フィリップ・スール
美術:ソーニャ・クラウス
編集:ドディ・ドーン
音楽:マーク・シュトレイテンフェルド
出演:ラッセル・クロウ マリオン・コティヤール アルバート・フィニー フレディ・ハイモア アビーコーニッシュ トム・ホランダー ディディエ・ブルドン イザベル・カンディエ ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ

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リトル・チルドレン ・2007年7月28日公開・

Filed under: 2007年07月28日公開作品, 洋画 — kuro @ 4:23 pm

アメリカのボストン郊外の住宅街ウッドワード・コートに住む主婦のサラ・ピアーズ(ケイト・ウィンスレット)は3歳に娘を連れて引越してきてまだ日が浅い。夫のリチャード(グレッグ・エデルマン)は企業プランニングの会社で成功し、ここに家を買ったのだ。サラは近所の公園でいわゆる「公園デビュー」をするが、他の主婦たちとはとけ込むことができないでいた。“郊外に住む典型的な主婦はこんな感じなのだろう”と距離をおいて主婦たちを観察していた。

“うちの子は大人みたいなウンチをするのよ”、“夫のセックスの最中に私眠ってしまって…”、“うちはセックスは毎週火曜の9時って決めてるの”
話す内容は違えども、彼女たちはまるで女子高生みたいにおしゃべりばかりしている。

思い切って主婦たちに話しかけてみたところ、彼女たちの興味の関心は、しばらく公園に姿をみせていない若い父親のことだった。彼のことを主婦たちは『プロム・キング』と読んでいた。高校の卒業パーティーであるプロムのキングに選ばれそうな男性という意味でだった。そこへ『プロム・キング』が息子を連れて現れる。主婦たちは新参者のサラに彼と話をするようにけしかける。主婦たちの俗物性にも呆れていたサラは彼に話しかけてみる。彼はブラッド・アダムソン(パトリック・ウィルソン)と言って、司法試験の合格を目指して主夫をしている普通の男性だった。主婦たちを驚かせるために、サラはブラッドに軽くハグをしてキスをするように頼むとブラッドは承諾して、その通りに実行する。その光景に驚いて、主婦たちは公園から急いで立ち去るが、このことがその後の人生を変えるとは、二人は思ってもいなかった。

ブラッドの妻のキャシー(ジェニファー・コネリー)は非のうちどころがないほど才色兼備の女性で、ドキュメンタリー映像作家として成功していた。ブラッドは昼間に子守りをして、夜は帰宅した妻に子供を任せて近所の図書館で勉強する日々だった。だが、実際は図書館には足を運ばず、少年たちが広場でスケートボードをして遊んでいるのを見ては時間を潰していたのだった。

“オレも若い頃はあんなだったんだろうな…。なんで今は主夫をしているんだろうか…。”そして、彼は何度も頭の中でサラとのキスを再現していた。まるで彼も少年である。
そんな中、この街に元犯罪者のロニー(ジャッキー・アール・ヘイリー)が戻ってきたことが、街の人々の話題になっていた。ブラッドの友達で元警官のラリー(ノア・エメリッヒ)は、ロニー糾弾するビラを街中に貼り回り、ロニーの家にも嫌がらせをするほどであった。

ある日、サラは夫のリチャードが部屋でインターネットのアダルトサイトを見て興奮している様子を見てしまう。リチャードは会社で、露出狂の女性のサイトをたまたま見たことで夢中になってしまい、その女性のパンティを取り寄せて頭から被っていたところだった。やっていることは中学生と変わらない。夫にすっかり幻滅したさらは、公営プールで再会したブラッドと話をすることで気を休めるようになっていく。お互いに結婚して子供を持つ身なので、「4時の別れの握手」を受け入れ、一線を画していたが、お互いを好きな気持ちを抑えられなくなっていた。心の中の衝動が騒ぎ出す…。ある日の午後、ついにサラの家で二人は関係を持ってしまう。いけないことだと認識していながらも、深入りしていくサラとブラッド。ロニーと母親の関係、ラリーの過去が絡みあって事態は思わぬ結末を迎える……

監督・製作・脚本:トッド・フィールド
脚本・原作:トム・ペロッタ
製作:アルバート・バーガー ロン・イェルザ
共同製作:レオン・ヴィタリ
撮影監督:アントニオ・カルヴァッシュ
編集:レオ・トロンベッタ
衣装:メリッサ・エコノミー
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ケイト・ウィンスレット パトリック・ウィルソン ジェニファー・コネリー ジャッキー・アール・ヘイリー ノア・エメリッヒ フェリス・サマーヴィル グレッグ・エデルマン ジェーン・アダムス

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オープンウォーター2 ・2007年7月28日公開・

Filed under: 2007年07月28日公開作品, 洋画 — kuro @ 4:21 pm

エミリーは生後間もない娘サラと共に、愛する夫ジェームスの運転する車でメキシコへ向かっていた。彼女は元ボーイフレンドのダンから、高校時代の友人ザックとローレンも参加するヨット・クルーズの旅に招待されていたのだ。メキシコ湾のマリーナではダンが、若くセクシーな恋人ミッシェルと豪華な純白の大型ヨット“ゴッドスピード”号で旧友たちを待っていた。親友たちとの再会は楽しみだったが、実のところエミリーはクルーズにはあまり乗り気ではなかった。エミリーは幼い頃、海水浴をしていて溺れそうになった自分を助けようとした父親が水死するのを目の当たりにして以来、水に対する強い恐怖心を抱いており、ライフジャケットなしでは船に乗ることができなかったのだ。6人の男女を乗せた“ゴッドスピード”号は、雲ひとつない晴天の中、メキシコ湾沖へと出帆した。その日はちょうどザックの30歳の誕生日だった。6人はシャンパンで乾杯し、上機嫌でクルーズを楽しんでいた。

やがて、まぶしい太陽に体を火照らせたミッシェルが海で泳ぎたいと言い出し、ザック、ローレン、ジェームズと次々と海へと入った。一人、浮かない顔のエミリーはライフジャケットを着たままサラと船室にいたが、そんな彼女を調子に乗ったダンが冗談半分に抱きかかえたまま、一緒に海に飛び込んでしまう。エミリーは突然の恐怖に体を硬直させて失神しそうになる。ダンの度の過ぎた冗談に他のメンバーは呆れ、エミリーを船上に上げようとしたその時、彼らは恐ろしい事実に気付くのだった。

最後に飛び込んだダンが、甲板に上るための梯子を出し忘れていたのだ。大型の“ゴッドスピード”号は水面から甲板まで数メートルあり、梯子なしでは上がることはできなかった。6人はダンのあまりにも軽率な行動を非難するが、すべては後の祭りだった。救助は期待できず、自力で泳ぐには彼らは沖に出過ぎていた。彼らは冷静になり、どうにか自力で甲板にあがる方法を考えなければならなかった。唯一の救いはエミリーが着ていたライフジャケットと、ザックがしていた水中ゴーグルと手にしたサバイバル・ナイフだけだ。

やがて、海水は水着だけの彼らの体温を急速に奪い、立ち泳ぎを続ける体力も限界に近づいていった。さらに、内輪もめからダンが誤ってナイフでザックの胸を突いてしまい、あたり一面が血で染まって一同は鮫の恐怖にパニック状態に陥った!!一人、また一人と力尽きていく仲間、そして夕闇が迫り、天候まで悪化しはじめる。果たして、彼らに生き延びる方法は残されているのだろうか…?

監督:ハンス・ホーン
脚本:アダム・クルートナー ディヴィッド・ミッチェル
製作:ダン・マーグ
出演:スーザン・メイ・プラット リチャード・スパイト・ジュニア アリ・ヒリス ニクラウス・ランゲ キャメロン・リチャードソン エリック・デイン

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レミ―のおいしいレストラン ・2007年7月28日公開・

 一匹のネズミと、落ちこぼれシェフ。
 二人の夢は、誰にも言えない秘密…。

ネズミのレミ―は、今は亡き天才シェフのグストーに憧れ、フランス料理のシェフになることを夢見ていた。もちろんそれは、かなわない夢。レストランのキッチンにとって、ネズミは“招かざる客”だからだ。ある嵐の夜、レミ―は家族とはぐれてしまい、ひとりぼっちでパリにたどりつく。途方にくれるレミ―に手をさしのべてくれたのは、あのグストーに幽霊! ゴースト・グスト―はレミ―を励まし、自分のレストラン“グスト―”へと導く。
 “グスト―”のキッチンは、落ちこぼれシェフのリングイニがヘマをして、スープを台無しにしてしまっていた。思わずキッチンに足を踏み入れたレミ―は、夢中になってスープを作り直すが、それをリングイニに目撃されてしまう。
 料理の才能が全く無いことを悩んでいたリングイニは、この小さな天才シェフに人間の言葉が通じると知り、とんでもないアイデアを思いつく。「二人で、パリ一番のシェフを目指すんだ!」
 シェフを夢見るネズミと、料理が苦手な見習いシェフ――その出会いはやがて、フランス料理界をも揺るがす“大事件”を巻き起こす…。

監督:ブラッド・バード
製作総指揮:ジョン・ラセター
製作:ブラッド・ルイス
ストーリー・スーパーバイザー:マーク・アンドリュ―ス
撮影監督:シャロン・カラハン
プロダクション・デザイナー:ハ―レイ・ジェサップ
声の出演:パットン・オズワルト ブライアン・デネヒー ブラッド・ギャレット ジャニーン・ガロファロー サー・イアン・ホルム ピーター・オトゥール ルー・ロマノ

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フロストバイト ・2007年7月28日公開・

Filed under: 2007年07月28日公開作品, ホラー, 洋画 — kuro @ 4:14 pm

そこは、夜が明けないヴァンパイアシティ。恐怖がすべてを凍結させる…。

三十日間の極夜が、ヴァンパイアを増殖させる!<極夜とは…「白夜」の反意語。終日、夜のような状態。>

 雪に覆われ、極夜の時期に入った北欧の町の病院から赤い錠剤が盗まれた。そこから、奇怪な事件が続出する。

 この町に引っ越してきたばかりの女医アニカと17歳の娘サガは、いつの間にか氷雪と血にまみれた世界に放り込まれたことを知る。幾つもの謎をはらみつつ、ひとり、またひとりと、人間がヴァンパイアと化し、町は恐怖のどん底に叩き込まれた…。

 最新CGのVFXと特殊メイクを巧みに使い分け、未だかつてない斬新なヴァンパイア像を創造した本作。スウェーデン初の本格的ヴァンパイアホラーとして各国の映画祭で大絶賛を浴びている。

 また、ヒロインの女子高生サガを演じているのが、当時5歳で『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』(92)に映画初出演、その後の「ロッタちゃんシリーズ」でも人気を集めたグレーテ・ハヴネショルド。あどけない可愛さが魅力だった彼女が、本作ではセクシーな雰囲気を漂わせた女優に成長した。

 現代の田舎町にヴァンパイアを復活させた傑作ホラー作品『死霊伝説』(92)(原作:スティーヴン・キング「呪われた町」)を彷彿とさせる怪奇ムードに、監督独自の特異なユーモア・センスを盛り込んだ快作のスウェディッシュホラーである。

監督:アンダシュ・バンケ
製作:マグヌス・ポールソン
脚本:ダニエル・オイアンラトヴァ
撮影監督:クリース・マリース
編集:キコ・ショーベリィ
音楽:アントン・リエド
特殊効果:フィード フィルム&ウリットカ
出演:ペートラ・ニールセン カール=オーケ・エリクソン グレーテ・ハヴネショルド ヨーナス・カールストロム ペール・ローフベリィ エンマ・テー・オーベリィ

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