運命のあなたに――。最高の恋とワインを添えて。
溢れんばかりの日差し、乾いた空気、鼻をくすぐるラヴェンダーの香り。美食家をうならせるトリュフ、オリーブ、ジビエ料理、そしてワイン――。イギリス人でありながら、南フランスのプロヴァンスに住みつき、ワイン造りを楽しみながら人生を謳歌するヘンリーおじさん(アルバート・フィリー)。少年マックス(フレディ・ハイモア)は毎年夏になると、ヘンリーの所有するシャトーとぶどう園(ラ・シロック)で、ヴァカンスを過ごすのが常だった。ヘンリーおじさんは彼にとって、人生の師と呼べる存在だった。
時は流れ負けず嫌いの少年は大人になり、ロンドンの金融界で“豪腕トレーダー”のマックス(ラッセル・クロウ)として、超多忙な日々を送っていた。ヘンリーが授けてくれた叡智と哲学のおかげで、彼は若くして頂点の一歩手前まで登りつめていた。近づいてくる女性たちは多く、贅沢な独身ライフを楽しんではいたが、彼には本当の愛が見えていなかった。
そんなマックスのもとに、10年も疎遠にしていたヘンリーがなくなったとの報せが届く。ヘンリーに最も近い血縁者ということで遺産を得ることになったマックスは、相続と売却の手続きだけを済ませたらロンドンにとんぼ返りするつもりで、20年ぶりにプロヴァンスの地を踏んだ。
レンタカーに付いていたフランス語のカーナビに戸惑いながら、携帯を片手にわき見運転するマックス。次の瞬間、自転車の女性を轢きそうになるが本人は気付かずに、マックスの車は田舎道を走り去っていった。女性は地元のレストラン“ラ・ルネッサンス”のオーナー、ファニー(マリオン・コティヤール)。鼻っ柱の強いファニーは、シャトーの前にその暴走車を見つけて、“仕返し”をしにマックスの前に現れた。それは最悪で最高の、運命の出会いだった。
シャトーに滞在するうち、楽しかった夏の日の記憶が次々とよみがえり、マックスの心はゆれる。そして何よりも彼の心を乱したのは、ファニーの存在だった。猫の手も借りたいほど忙しいファニーのレストランで助っ人にはいった彼は、ついに彼女とのデートの約束を取り付ける。デートの日、地下蔵のワインセラーで〈ル・コワン・ペルデュ=失われた片隅〉という奇妙なワインを見つけた彼は、それを手みやげに彼女の待つレタン広場へ向かった。そのワインこそ、プロヴァンスの伝説のブティック・ワインだった。
野外レストランで振りだした通り雨、大人の会話を楽しんだ後にめぐる上質なワインの酔い、流れる曲はシャルルトレネの「ブン」。ムーディな雰囲気と月夜に誘われて、ファニーはマックスのシャトーへ。どちらからともなく唇を重ねた二人は、踊るように脱ぎ、脱がし、脱ぎ捨てた。だが翌朝、「ここは僕の人生に向かない」と告げるマックス。「違うわ。あなたの人生が、ここに向かないのよ」と切り返すファニー。彼は次のことばを失ってしまう。
いくつかの難問は飛び出したものの、友人の不動産業者チャーリー(トム・ホランダ―)の協力を得て、無事、シャトーとぶどう園の遺産売却を終えたマックスに、ロンドンへ戻る日が来る。惹かれあいながらもマックスとファニーは、人生の価値観の違いから別々の路を歩みはじめようとするのだが、プロヴァンスでの幾つもの贈りものが、彼をっ変えようとしていた…。
監督:リドリー・スコット
原作:ピーター・メイル
脚本:マーク・クライン
製作総指揮:ブランコ・ラスティグ ジュリー・ペイン リサ・エルジー
撮影監督:フィリップ・スール
美術:ソーニャ・クラウス
編集:ドディ・ドーン
音楽:マーク・シュトレイテンフェルド
出演:ラッセル・クロウ マリオン・コティヤール アルバート・フィニー フレディ・ハイモア アビーコーニッシュ トム・ホランダー ディディエ・ブルドン イザベル・カンディエ ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ
公式サイト
アメリカのボストン郊外の住宅街ウッドワード・コートに住む主婦のサラ・ピアーズ(ケイト・ウィンスレット)は3歳に娘を連れて引越してきてまだ日が浅い。夫のリチャード(グレッグ・エデルマン)は企業プランニングの会社で成功し、ここに家を買ったのだ。サラは近所の公園でいわゆる「公園デビュー」をするが、他の主婦たちとはとけ込むことができないでいた。“郊外に住む典型的な主婦はこんな感じなのだろう”と距離をおいて主婦たちを観察していた。
“うちの子は大人みたいなウンチをするのよ”、“夫のセックスの最中に私眠ってしまって…”、“うちはセックスは毎週火曜の9時って決めてるの”
話す内容は違えども、彼女たちはまるで女子高生みたいにおしゃべりばかりしている。
思い切って主婦たちに話しかけてみたところ、彼女たちの興味の関心は、しばらく公園に姿をみせていない若い父親のことだった。彼のことを主婦たちは『プロム・キング』と読んでいた。高校の卒業パーティーであるプロムのキングに選ばれそうな男性という意味でだった。そこへ『プロム・キング』が息子を連れて現れる。主婦たちは新参者のサラに彼と話をするようにけしかける。主婦たちの俗物性にも呆れていたサラは彼に話しかけてみる。彼はブラッド・アダムソン(パトリック・ウィルソン)と言って、司法試験の合格を目指して主夫をしている普通の男性だった。主婦たちを驚かせるために、サラはブラッドに軽くハグをしてキスをするように頼むとブラッドは承諾して、その通りに実行する。その光景に驚いて、主婦たちは公園から急いで立ち去るが、このことがその後の人生を変えるとは、二人は思ってもいなかった。
ブラッドの妻のキャシー(ジェニファー・コネリー)は非のうちどころがないほど才色兼備の女性で、ドキュメンタリー映像作家として成功していた。ブラッドは昼間に子守りをして、夜は帰宅した妻に子供を任せて近所の図書館で勉強する日々だった。だが、実際は図書館には足を運ばず、少年たちが広場でスケートボードをして遊んでいるのを見ては時間を潰していたのだった。
“オレも若い頃はあんなだったんだろうな…。なんで今は主夫をしているんだろうか…。”そして、彼は何度も頭の中でサラとのキスを再現していた。まるで彼も少年である。
そんな中、この街に元犯罪者のロニー(ジャッキー・アール・ヘイリー)が戻ってきたことが、街の人々の話題になっていた。ブラッドの友達で元警官のラリー(ノア・エメリッヒ)は、ロニー糾弾するビラを街中に貼り回り、ロニーの家にも嫌がらせをするほどであった。
ある日、サラは夫のリチャードが部屋でインターネットのアダルトサイトを見て興奮している様子を見てしまう。リチャードは会社で、露出狂の女性のサイトをたまたま見たことで夢中になってしまい、その女性のパンティを取り寄せて頭から被っていたところだった。やっていることは中学生と変わらない。夫にすっかり幻滅したさらは、公営プールで再会したブラッドと話をすることで気を休めるようになっていく。お互いに結婚して子供を持つ身なので、「4時の別れの握手」を受け入れ、一線を画していたが、お互いを好きな気持ちを抑えられなくなっていた。心の中の衝動が騒ぎ出す…。ある日の午後、ついにサラの家で二人は関係を持ってしまう。いけないことだと認識していながらも、深入りしていくサラとブラッド。ロニーと母親の関係、ラリーの過去が絡みあって事態は思わぬ結末を迎える……
監督・製作・脚本:トッド・フィールド
脚本・原作:トム・ペロッタ
製作:アルバート・バーガー ロン・イェルザ
共同製作:レオン・ヴィタリ
撮影監督:アントニオ・カルヴァッシュ
編集:レオ・トロンベッタ
衣装:メリッサ・エコノミー
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ケイト・ウィンスレット パトリック・ウィルソン ジェニファー・コネリー ジャッキー・アール・ヘイリー ノア・エメリッヒ フェリス・サマーヴィル グレッグ・エデルマン ジェーン・アダムス
公式サイト
エミリーは生後間もない娘サラと共に、愛する夫ジェームスの運転する車でメキシコへ向かっていた。彼女は元ボーイフレンドのダンから、高校時代の友人ザックとローレンも参加するヨット・クルーズの旅に招待されていたのだ。メキシコ湾のマリーナではダンが、若くセクシーな恋人ミッシェルと豪華な純白の大型ヨット“ゴッドスピード”号で旧友たちを待っていた。親友たちとの再会は楽しみだったが、実のところエミリーはクルーズにはあまり乗り気ではなかった。エミリーは幼い頃、海水浴をしていて溺れそうになった自分を助けようとした父親が水死するのを目の当たりにして以来、水に対する強い恐怖心を抱いており、ライフジャケットなしでは船に乗ることができなかったのだ。6人の男女を乗せた“ゴッドスピード”号は、雲ひとつない晴天の中、メキシコ湾沖へと出帆した。その日はちょうどザックの30歳の誕生日だった。6人はシャンパンで乾杯し、上機嫌でクルーズを楽しんでいた。
やがて、まぶしい太陽に体を火照らせたミッシェルが海で泳ぎたいと言い出し、ザック、ローレン、ジェームズと次々と海へと入った。一人、浮かない顔のエミリーはライフジャケットを着たままサラと船室にいたが、そんな彼女を調子に乗ったダンが冗談半分に抱きかかえたまま、一緒に海に飛び込んでしまう。エミリーは突然の恐怖に体を硬直させて失神しそうになる。ダンの度の過ぎた冗談に他のメンバーは呆れ、エミリーを船上に上げようとしたその時、彼らは恐ろしい事実に気付くのだった。
最後に飛び込んだダンが、甲板に上るための梯子を出し忘れていたのだ。大型の“ゴッドスピード”号は水面から甲板まで数メートルあり、梯子なしでは上がることはできなかった。6人はダンのあまりにも軽率な行動を非難するが、すべては後の祭りだった。救助は期待できず、自力で泳ぐには彼らは沖に出過ぎていた。彼らは冷静になり、どうにか自力で甲板にあがる方法を考えなければならなかった。唯一の救いはエミリーが着ていたライフジャケットと、ザックがしていた水中ゴーグルと手にしたサバイバル・ナイフだけだ。
やがて、海水は水着だけの彼らの体温を急速に奪い、立ち泳ぎを続ける体力も限界に近づいていった。さらに、内輪もめからダンが誤ってナイフでザックの胸を突いてしまい、あたり一面が血で染まって一同は鮫の恐怖にパニック状態に陥った!!一人、また一人と力尽きていく仲間、そして夕闇が迫り、天候まで悪化しはじめる。果たして、彼らに生き延びる方法は残されているのだろうか…?
監督:ハンス・ホーン
脚本:アダム・クルートナー ディヴィッド・ミッチェル
製作:ダン・マーグ
出演:スーザン・メイ・プラット リチャード・スパイト・ジュニア アリ・ヒリス ニクラウス・ランゲ キャメロン・リチャードソン エリック・デイン
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一匹のネズミと、落ちこぼれシェフ。
二人の夢は、誰にも言えない秘密…。
ネズミのレミ―は、今は亡き天才シェフのグストーに憧れ、フランス料理のシェフになることを夢見ていた。もちろんそれは、かなわない夢。レストランのキッチンにとって、ネズミは“招かざる客”だからだ。ある嵐の夜、レミ―は家族とはぐれてしまい、ひとりぼっちでパリにたどりつく。途方にくれるレミ―に手をさしのべてくれたのは、あのグストーに幽霊! ゴースト・グスト―はレミ―を励まし、自分のレストラン“グスト―”へと導く。
“グスト―”のキッチンは、落ちこぼれシェフのリングイニがヘマをして、スープを台無しにしてしまっていた。思わずキッチンに足を踏み入れたレミ―は、夢中になってスープを作り直すが、それをリングイニに目撃されてしまう。
料理の才能が全く無いことを悩んでいたリングイニは、この小さな天才シェフに人間の言葉が通じると知り、とんでもないアイデアを思いつく。「二人で、パリ一番のシェフを目指すんだ!」
シェフを夢見るネズミと、料理が苦手な見習いシェフ――その出会いはやがて、フランス料理界をも揺るがす“大事件”を巻き起こす…。
監督:ブラッド・バード
製作総指揮:ジョン・ラセター
製作:ブラッド・ルイス
ストーリー・スーパーバイザー:マーク・アンドリュ―ス
撮影監督:シャロン・カラハン
プロダクション・デザイナー:ハ―レイ・ジェサップ
声の出演:パットン・オズワルト ブライアン・デネヒー ブラッド・ギャレット ジャニーン・ガロファロー サー・イアン・ホルム ピーター・オトゥール ルー・ロマノ
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そこは、夜が明けないヴァンパイアシティ。恐怖がすべてを凍結させる…。
三十日間の極夜が、ヴァンパイアを増殖させる!<極夜とは…「白夜」の反意語。終日、夜のような状態。>
雪に覆われ、極夜の時期に入った北欧の町の病院から赤い錠剤が盗まれた。そこから、奇怪な事件が続出する。
この町に引っ越してきたばかりの女医アニカと17歳の娘サガは、いつの間にか氷雪と血にまみれた世界に放り込まれたことを知る。幾つもの謎をはらみつつ、ひとり、またひとりと、人間がヴァンパイアと化し、町は恐怖のどん底に叩き込まれた…。
最新CGのVFXと特殊メイクを巧みに使い分け、未だかつてない斬新なヴァンパイア像を創造した本作。スウェーデン初の本格的ヴァンパイアホラーとして各国の映画祭で大絶賛を浴びている。
また、ヒロインの女子高生サガを演じているのが、当時5歳で『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』(92)に映画初出演、その後の「ロッタちゃんシリーズ」でも人気を集めたグレーテ・ハヴネショルド。あどけない可愛さが魅力だった彼女が、本作ではセクシーな雰囲気を漂わせた女優に成長した。
現代の田舎町にヴァンパイアを復活させた傑作ホラー作品『死霊伝説』(92)(原作:スティーヴン・キング「呪われた町」)を彷彿とさせる怪奇ムードに、監督独自の特異なユーモア・センスを盛り込んだ快作のスウェディッシュホラーである。
監督:アンダシュ・バンケ
製作:マグヌス・ポールソン
脚本:ダニエル・オイアンラトヴァ
撮影監督:クリース・マリース
編集:キコ・ショーベリィ
音楽:アントン・リエド
特殊効果:フィード フィルム&ウリットカ
出演:ペートラ・ニールセン カール=オーケ・エリクソン グレーテ・ハヴネショルド ヨーナス・カールストロム ペール・ローフベリィ エンマ・テー・オーベリィ
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ロス暴動から2年後の1994年、ロサンゼルス群ロングビーチ。
様々な人種が通うウィルソン高校では、登校も下校も命がけだ。カリフォルニアの青い空など、見上げている余裕はない。「ロングビーチでは肌の色がすべて。浅黒いか、黄色か、黒か。一歩外の出たら戦場なの」学校に着いても問題は同じ。みな肌の色どとに徒党を組み、人種間の憎しみをむき出しにする。バッグには銃かナイフ。誰もが18歳まで生きられれば、十分だと思っていた。
そんな203教室に理想に燃えた国語教師がやって来る。彼女の名はエリン・グルーウェル、23歳。弁護士になるはずが、「法廷で子供を弁護するのでは遅過ぎる。教室で子供を救うべきだ」と教師になった変り種だ。しかし支配階級である白人の女教師など、生徒たちには別世界の住人でしかない。彼らの拒絶にショックを受けつつも、エリンは夫スコット(パトリック・デンプシー)に支えられ、詩の教材にラップを取り入れるなど努力を重ねていく。
ある日の授業中、ラティーノのティコ(ガブリエル。チャヴァリア)が黒人のジャマル(ディーンス・ワイアット)を馬鹿にした絵を描いた。「こんな絵を博物館で見たことがあるわ。黒人とユダヤ人は下等だとね」――エリンは、第二次大戦にホロコーストがこうした差別から生まれたことを説明する。だが驚いたことに、生徒たちはホロコーストも、[アンネの日記]のことも知らなかった。銃で狙われた経験はあるというのに・・・。教育の大切さを改めて実感したエリンは、教材として[アンネの日記]を読ませようとするが、キャンベル教科長(イメルダ・スタウントン)に予算の無駄だと拒絶されてしまう。
「あの子たちに知的興味を持たせるなんて無理よ」
次の授業で203教室に配られたのは、日記帳だった。「今思うこと、未来のこと、過去のこと。何でもいいから毎日書いて。そして読んでほしいときは棚に入れて」―最初に日記を書いたのは、おとなしいブランティーだった。徐々に、生徒たちは日記帳に本音を綴るようになってくる。「16歳で葬儀屋より多くの死体を見た」「難民キャンプで父は人が変わった。母や私を傷つけるようになった」「俺のダチはストリートの兵士だ」「銃を突きつけられると体が震える」――生々しい言葉の数々。兄は服役中で、母からも見放されているマーカス。カンボジア移民のシンディ。誰もが出口のない日々を送っていた。彼らの言葉に心揺さぶられたエリンは、本を買ってあげたい、とデパートでパートを始め、さらに週末はホテルでも働き始める。
数週間後、エリンはパートで貯めたお金で生徒全員にホロコースト博物館へと連れて行く。父スティーブ(スコット・グレン)も渋々ながら運転手を務めてくれた。ホロコーストの生存者に対面した生徒たちは、生への、そして知への欲求を高めていく。「彼らのことを忘れない。すべてミスGのおかげだ」
夏休みがあけ、全員がなんとか2年に進級。目立たなかったミゲル(アントニオ・ガルシア)が日記を朗読する。貧しいミゲル母子はアパートから追い出されていた。「家もお金もなにのに、なぜ学校に行くのか? 服もボロボロで笑われると思ったけど、クラスのみんながいると気づいた。そしてグルーウェル先生が希望を与えてくれた。ここが僕の家なんだ。203教室が一つになった瞬間だった。
だがエリンの熱意が高じるにつれ、キャンベル先生ら学校側との対立が深まり、スコットとも距離が生じていく。さらにはコンビニ銃撃事件で、エパが目撃者となり黒人性とのグラントが逮捕されてしまう。だが服役中の父親の言いつけで、エパは仲間をかばっていた。「重荷は全部私が背負うの…?」逆風が吹く中、203教室の生徒たちとエリンは、無事卒業の日を迎えることが出来るのだろうか。
監督・脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
製作:ステイシー・シェア マイケル・ジャンバーグ
プロダクション・デザイン:ローレンス・ベネット
衣装デザイン:シンディ・エパンス
音楽:マーク・アイシャム ウィル・アイ・アム
音楽監修:マリー・ラモス
出演:ヒラリー・スワンク イメルダ・スタウントン パトリック・デンプシー スコット・グレン マリオ
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オレゴン州はポートランド市の場末の地区にある食料品店の店番として、毎日、街のろくでなしどもの相手をしていたウォルトだが、その立場も彼らとそう変わらない。
そんな時、彼は、仲間と一緒に国境を越えて北へと流れてきたメキシコ系の不法移民のジョニーと恋に落ちる。18歳だという、スペイン語しか話さない彼に片言で話しかけるも、ゲイではないジョニーに邪険にされるや、妹のベティーをダシに食事へと誘い、なんとか距離を縮めようとする。平等な恋愛関係とうそぶいてみるウォルトだが、貧しいジョニーにカネ(25ドル)を渡して想いを遂げようとする。男と女の関係にもありがちな、純粋な恋心と資本主義を介した所有欲が微妙に交錯する。
ゲーセンや食事、クルマで滝や太平洋へ連れ出したり、彼らの世話をかいがいしく焼くウォルトは、言葉が完全に通じないまでも、幸せそうだ。一人では絶対に会おうとしないジョニーを、ウォルトは二人の間のゲームだと都合よく勘違いする。
勝手な妄想で満足するウォルトの前からジョニーが姿を消す。裏切られた気分のウォルトだが、それでも残された友達のロベルト/ペッパーの面倒を見ながら、ジョニーの帰りを待つ。そして彼と寝るようになったペッパーも、拳銃を持っていたために警察に撃たれてしまう。
そこへ突然ジョニーが街に舞い戻ってくる……。
製作・監督・脚本:ガス・ヴァン・サント
脚本:ウォルト・カーティス
原作:『マラ・ノーチェ』ウォルト・カーティスによる自伝的小説
撮影:ジョン・J・キャンベル
編集:ガス・ヴァン・サント
音声:パット・ボーム(オリジナル・バージョン)、レスリー・シャッツ(リマスター・バージョン)
音楽:ピーター・ダマン、キャレン・キッチン、クレイトン・リンゼー
出演:ティム・ストリーター ダグ・クーヤティ サム・ダウニー ナイラ・マッカーシー レイ・モンジュ ロバート・リー・ピッチリン
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カラハリ砂漠の一面に位置する誇り高い王国。王国を支配する年老いた雄ライオンと二頭の雌ライオン。彼らに襲いかかる過酷な自然の猛威とさまざまな試練。王国の支配権をねらう若い雄ライオンとの壮絶な戦い……。カラハリ砂漠を舞台に、ジャイアントスクリーンに展開する壮絶な映像叙事詩。「カラハリのライオン」は、ボツワナカラハリ砂漠で王国をまもる真の王者と、その王国をねらう獰猛な若い雄ライオンが繰り広げる生死をかけた戦いへと観客を誘います。巨大な乾きの大地カラハリ砂漠。貴重な水場をめぐって展開する弱肉強食のドラマ。王者を威嚇する巨大なゾウの群れ。子育てをする雌ライオン。そしていよいよ決戦の時が…。
監督・カメラマン:ティム・リバーセッジ
制作:ナショナル・ジオグラフィック ティム・リバーセッジプロダクション
配給:Destination Cinema 株式会社さらい
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アラビア人の乳母ジェナヌに、まるで兄弟のように育てられた、ヨーロッパの領主の子アズールとジェナヌの子アスマール。お乳もおやつもいつも半分ずつ。子守歌もアラビア語とフランス語で歌われるのだった。
しかし、身分も人種も異なる二人。立派な服を着て剣道に乗馬にダンスなどお稽古事に忙しいアズールに対して、それを横から見ているしかないアスマール。お互いの違いが理由でケンカばかりの毎日だったが、困った時は助け合う本当は仲の良い二人だった。
しかし、別れは突然やってくる。アズールが寄宿生活をすることになり、領主はジェナヌとアスマールを屋敷から追い出してしまう。
アズールは成長してなお、幼い頃乳母が歌っていた子守歌を忘れることができなかった。その中で歌われていた“ジンの妖精”を救い出す為、海を渡ることを決意する。しかし、苦難の末、辿り着いた憧れの国で最初に耳にした言葉は、「青い目は不吉」。
ここイスラムの地で、仕方なく盲目のふりをして歩き出したアズールにとって、すべては醜く、また不可解なものばかりだった。旅の道連れとなった物乞いのクラプーもまた、ヨーロッパからやってきた男で、この国に“ない”ものばかりを並べてあげては、不平ばかりを言っている。
旅の途中、アズールは聞き覚えのある声を耳にする。それが、かつての乳母ジェナヌだと分かり、必死に声の聞こえてきた屋敷の扉を叩く。しかし、商売に成功し大富豪となっていたジェナヌは、物乞い同然の盲目の青年を、アズールだとは気が付かない。アズールは、勇気を出して目を開き、乳母の子守歌をアラビア語で歌ってみせるのだった。再会に涙する二人。
そこへ、同じく立派な青年となったアスマールが帰ってくる。彼は、“ジンの妖精”を救い出す為に明日旅立つという。あわてて自分も行きたいと名乗り出るアズール。
アズールは、出発の前に情報を集める為二人の人物に会う。賢者ヤドアからは、妖精へと続く道のりとそこに潜む危険についての情報を聞き出す。彼は、異国の民であったが、この国の寛容さを受け入れて生きている。
シャムスサバ姫からは、その危険を回避するための3つのアイテムを手に入れる。彼女は、アズールと会うなり”なんて美しい目だこと“と言い、世間が惑わされている青い目の迷信を軽蔑していた。
こうして再び目をあけて歩き出したアズール。彼の瞳に改めて映ったこの国は、魅惑的な美しさとヨーロッパを遥かに越える水準の学問や技術力をもった、まったく新しい国だった。アズールは、蛍の舞う夜の街を見下ろして呟くのだった。「目を開けてよかった」と。
いよいよアズールとアスマールの冒険が始まる。アスマールは、過去の恨みから別々に旅することを主張する。しかし、度重なる危険の中で仲のよかった兄弟としての感情を取り戻してゆく。致命的な傷を負ったアスマールを背負い、アズールは、最後の2つの門へと辿り着く。果たしてどちらが、ジンの妖精のいる光の大広間へと続いているのだろうか?
原作・脚本・台詞・デザイン・監督:ミッシェル・オスロ
音楽:ガブリエル・ヤレド
歌(エンドクレジット):スアド・マッシ
プロデューサー:クリストフ・ロシニョン
プロデューサー補:フィリップ・ボエファール , ジャック・ブレド
エグゼクティブプロデューサー:エーヴ・マシュエル
資金調達:ダニエル・マルケ
背景:アンヌ=リズ・ルルドレ・コレール
助監督:エリック・セール
音響:トマ・デジョンケール , シリル・ホルツ
《日本語吹き替え版》
演出:高畑勲
制作:スタジオジブリ
声の出演:浅野雅博 森岡弘一郎 香川照之 玉井碧 岩崎響
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ノース・ダコタの大地に立つ、人里離れた農場。この土地を購入したソロモン家が大都会シカゴから引っ越してくる。失業中の家長ロイ(ディラン・マクダーモット)はここでのヒマワリ栽培に賭けていたが、一家が新天地を求めた大きな理由は他にもあった。長女ジェス(クリスティン・スチュワート)が問題を起こし、父ロイのみならず、言葉を話せない3歳の長男ベンの世話に追われる母デニース(ペネロープ・アン・ミラー)との折り合いが悪化していた。バラバラになった家族が絆を取り戻すためには、静かな環境が必要だったのだ。
新居に落ち着いた一家は古びた家の整備・清掃作業に追われる。収穫を狙うカラスの多さに辟易していたロイは、銃声でカラスを追い払った農作業の経験が豊富
な流れ者ジョン(ジョン・コーベット)を気に入り、農場を手伝ってもらうことに、これによって一家の新生活が軌道に乗ったかに思えたが、その家では確実に“何か”が起こり始めていた。ベンだけは、その“何か”を目にしては無邪気に喜んでいたが、何を見たのかを家族に伝える術がない。ジェスも次々と起こる怪現象に不審を抱き始めていた。そんな折り、事件は起こる。トラクターで腕にケガをしたロイをデニースが町の医者に連れて行くことになり、ジェスは留守を任される。そのとき、階上で足音が聞こえ、さらにジェスの目の前で突然、階段や窓ガラス、壁が崩壊し始めたのだ。警察が急行すると、不思議なことに破壊の痕跡は、あたかもなかったことのように消え去っていた。警察や両親に、“大人の気を引きたいだけの嘘”としか見てもらえない。ジェスはこの陸の孤島で、完全に孤立していた。
その後も、怪奇現象はやまず、ジェスは屋内のみならずヒマワリ畑や納屋でもゴーストに遭遇。それが彼女んぼ肉体に危害を加えるに及んでも、両親は自分で自分を傷つける十代特有の行動と思い込み、見当違いの苦悩を深めるだけだった。
わずかな頼みの綱は、町で知り合ったばかりの地元の高校生ボビー(ダスティン・ミリガン)だけ。家を抜け出したジェスは彼とともの町の飼料店を訪ね、そこで驚くべき事実を知る。そのころ農場では、恐ろしい魔物がソロモン家の人々に牙を剥こうとしていた。家に帰ったジェスとボビーが、そこで目にしたものは…!?
監督:ダニー・パン オキサイド・パン
製作:サム・ライミ ロブ・タパート ウィリアム・シェラック&ジェイソン・シューマン
原案:トッド・ファーマー
脚本:マーく・ウィートン
撮影監督:デヴィッド・ゲッデス
音楽:ジョセフ・ロドゥカ
出演:クリステン・スチュワート ディラン・マクダーモット ペネロープ・アン・ミラー ジョデル・フェルランド ジョン・コーベット
公式サイト
2054年パリ。世界的規模で成長を続ける医療関連の複合企業体アヴァロン社の女性研究者イローナが何者かに誘拐された。
アヴァロン社の最高経営責任者ダレンバックは地方検事レパラスに捜索を依頼、レパラスは警察の中で最も反抗的で向う見ずだが、捜査の腕も一番のカラス警部を責任者に指名した。
すぐに捜索チームは結成され、あらゆる可能性を考慮し、さまざまな方面から捜査員たちがイローナの足跡を追った。カラスは、イローナが誘拐される直前、最後に会っていた人物で、同じくアヴァロン社の職員でもある姉のピスレーンが元アヴァロン社の研究所の主任研究員で、現在アヴァロン社の無料クリニックに勤務するムラー博士と会ったことを知る。ムラーが何かを知っていると直感したカラスは、早速彼への聞き込みを行い、イローナがプロジェリアと呼ばれる子供を襲う早老症治療の研究をしていたことを聞かされる。だが、イローナの行方についての手がかりは何も見つけることが出来なかった。
カラスはピスレーンから、アヴァロン社の最高経営責任者ダレンパックがイローナの教育費をすべて支払っていたことを知らされ、ダレンバックが何か隠しているという疑念が浮かび上がる・・・。
監督・デザイン原案:クリスチャン・ヴォルクマン
オリジナルビジュアル・コンセプト:マーク・ミアンス
脚本:アレクサンル・ド・ラ・パトリエール マチュー・デラポルト
キャラクターデザイン:ジュリアン・ルノー
3D監督:アルフレッド・フラツァニー
アートディレクター:パスカル・パルデス
キャラクターテンプレート監督:ジェローム・デヴゥーニュ
モーションキャプチャー・スーパーバイザー:レモ・バーン
フェイシャル・エクスプレッション・テクニカルスーパーバイザー:オリヴェル・ルノー
モーションキャプチャー・撮影技術監督:フレデリック・ヴァンデンベルゲ
キーフレームアニメ監督:ピエール・アヴォン
作曲・編曲:ニコラス・ドット
声の出演:ダニエル・クレイグ キャサリン・マコーマック ジョナサン・プライス イアン・ホルム ロモーラ・ガライ
公式サイト
ハリー・ポッターはホグワーツ魔法魔術学校の5年生になる日を心待ちにしながら、長く孤独な夏を耐えていた。底意地の悪いダーリズー一家と一つ屋根の下にいるだけでもつらいのに、クラスメートはおろか、親友のロン・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーからも便りがない。それどころか、ヴォルデモート卿と対面したあの日以来、ハリーに話しかけてくる者は誰一人いないのだ。ようやく一通の手紙が届いたが、楽しいことが書いてあるわけではない――それは、ホグワーツから除籍されるという通知だった。除籍の理由はホグワーツ以外の場所で、しかも魔法の使えない“マグル”の前で魔法を行使したこと。この場合マグルとは、いじめっ子のいとこ、ダドリー・ダーズリーである。ハリーとダドリーは2人組のディメンター(アズカバンの看守で吸血鬼)から奇襲を受け、ハリーはやむなく応戦した。いわば正当防衛だ。
ハリーが自己弁解できる唯一の機会は魔法省で開かれる尋問会だが、それも魔法省の大臣コーネリアス・ファッジがおしるし程度に開いたものだ。ファッジは密かにハリーの永久追放をもくろんでいたが、あいにくハリーは無罪放免になった。これもホグワーツの名校長アルバス・ダンブルドアのおかげである。ところがホグワーツに戻ったハリーは、今までになく居心地の悪さを感じる。どうやら魔法界の住人たちは、ヴォルデモート復活の一件をハリーの作り話と信じ込んでおり、ハリーの人格を疑っているらしい。
孤立無援におちいったハリーは不吉な夢にうなされるようになる。もっと悪いことに、いちばん頼りにしてきたダンブルドア校長が急につれない態度をとり始めたではないか。
一方、ファッジはダンブルドアとホグワーツの生徒――特にハリー――の動向を警戒してホグワーツに目つけ役を送り込む。それが、闇の魔術に対する防衛術の新任教師ドローレス・アンブリッジだ。しかし、アンブリッジ先生が教える“魔法省お墨つき”の防衛術では、ホグワーツに迫り来る闇の力にとてもたちうちできない。ハリーは、ロンとハーマイオニ―に説得されて立ち上がる――校内の有志を集めて“ダンブルドア軍団”を結成し、闇の魔術から身を守る方法をみんなにレクチャーして、きたる壮絶な戦いに備えようと決意したのだが……。
監督:デイビッド・イェーツ
製作:デイビット・ヘイマン デイビット・バロン
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
撮影:スワボミール・イジャック
美術:スチュアート・クレイグ
編集:マーク・デイ
音楽:ニコラス・フーパー
視聴効果監修:ティム・バーク
衣装:ジャニー・ティマイム
クリーチャーとメイクアップ効果:ニック・ダドマン
出演:ダニエル・ラドクフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ヘレナ・ボナム=カーター ロビー・コルトレーン イメルダ・スタントン マイケル・ガンボ
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上映劇場情報
北大西洋の海に囲まれ、氷に覆われた大地アイスランド。北海道と四国を合わせたほどの国土に、人口わずか30万人が住むその島には、音楽学校が90校あり、合唱団員は6000人、オーケストラは400を数え、バンドやDJは数知れず……。
これまであまり知られることのなかった、多種多様なアイスランドの音楽シーンを描き出すドキュメンタリーが誕生した。アイスランドの首都レイキャヴィークを中心に、ビョークやシガー・ロスといった世界的アーティストから、日本ではあまり紹介されることのないインディーズミュージシャンまで、生のアイスランドの音楽が登場し、私たちを魅了する。
自然を愛し、詩を愛するアイスランドの人々。北極圏に近い小国から、これほどまでに多様なミュージシャンが生まれるに至った背景には何があるのか。そして何が彼らうぃ音楽に向かわせているのか――。
果てしなく続く氷壁、雪に覆われた岩山、冷たく光る海。幻想的で美しい風景と、ビョ―ク、シガー・ロス、ムーム、カラシといったアーティストの、世界各地でのライブ映像やインタビューが交錯する。古代史を詠唱するパフォーマンスでシガー・ロスとも共演しているベガン教の司教ヒルマール・オゥルン・ヒルマルソンが、音楽と詩について語り、アイスランドの著名な映画監督フリードリク・トール・フリドリクソンが、自身が監督した記録映画『ロック・イン・レイキャヴィーク』と当時のシーンを語る。シュガーキューブス時代のビョ―クの映像や、カラシの東京でのライブ映像も貴重だ。さらに見逃せないのが、個性豊かなミュージシャンの数々。ミュージックボックス(オルゴール)などユニークな楽器を用いるバンド、ストリングスにストーンハーブ(石のハーブ)などを加えた大編成バンド、エレクトロニカ、さらにはラップまで、登場する音楽は多岐にわたる。田舎町で結成された少年たちのバンドが、フー・ファイターズが共演するなど、にわかに信じがたい光景も、ここではあり得ることなのだ。
アイスランドのミュージシャンたちは、ジャズやパンクなど、あらゆる音楽を取り入れては、独創的な自分たちの音楽を生み出してきた。それはまた、地理的にも文化的にもヨーロッパとアメリカの中間に位置し、北欧やケルトなどさまざまな文化の影響を受けながら、独自の文化を築いてきたアイスランドの豊かさでもある。
監督したのは、母国アイスランドでドキュメンタリー映画制作を続けるアリ・アレクサンダー&イルギス・マグヌッソン。
アイスランドの火山のように熱く爆発的なエネルギーと、氷河のようにクールで神秘的なサウンドに彩られた奇跡の音楽を、観客はスクリーンで体感するのだ!
このドキュメンタリーには、登場するアーティストやバンドのストーリーを組み込んでいる。スタジオやコンサート会場など、彼らの活動の現場を追い、彼らの視点や考えに密着する。それぞれのストーリーごとにテーマがあり、コンサートの開演や曲のリリースなどで盛り上がりを迎えるようになっている。注目に値するのは、ヒルマール・オゥルンとステインドール・アンデルセンが中世の伝統的な物語をベースにした作品の大がかりなプロデュースを手がける部分だ。ベースとなるのは、運命の女神ノルンが人間界のさまざまな血まみれの人生を織り成す11世紀の詩である。このプロジェクトに対するアーティストの関心は高いという。アーティストたちの多くは、ステインドール・アンデルセンやヒルマール・オゥルンとともに活動した経験がある。ヒルマール・オゥルンは、アイスランドで前衛的なポップ・シーンのパイオニア的存在だ。ほぼすべてのバンドが彼らの影響を受け、何らかの形で彼のサポートを受けている。この2人アーティストと彼らが手がけるプロジェクトが中心的なストーリーとなり、それを取り巻くようにその他のストーリーが組み込まれているのである。
監督・製作・脚本:アリ・アレクサンダー&イルギス・マグヌッソン
プロデューサー:シグルヨン・シグヴァトソン
音楽:ソール・エルドン
音楽デザイン:キャルタン・キャルタルソン
出演:ビョ―ク シガー・ロス ムーム カラシ フー・ファイターズ
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街のあかり ・2007年7月7日公開・
フィンランド、ヘルシンキ。警備会社に夜警として勤務するコイスティネン(ヤンネ・フーティアイネン)は、その朴訥な性格が災いしてか、同僚からも上司からも気に入られず、黙々と仕事をするだけ日々を送っている。友人もいない、愛する人もいない、家族もいない。簡易食堂に行っても、パブに行っても、彼を気にかける人など誰もいないのだ。影のように、彼はヘルシンキの場末で暮らしている。
朝焼けが広がる空の下、コイスティネンは夜勤明けにホットドック屋に向かう。そこではいつもアイラ(マリア・ヘイスカネン)が彼を迎える。そんなコイスティネンをパブで偶然見かけ、その朴訥さと純粋さを見抜き、付け込もうとする危険な男(イルッカ・コイヴラ)がいることを、コイスティネンはまだその頃気づいていなかった。
雲がどんよりと立ち込めるある日のカフェ。休憩時間のコイスティネンに美しい女ミルヤ(マリア・ヤンヴェンヘルミ)が近づいてきた。いきなり彼の前に座り、「あなたが寂しそうだった」と言う。コイスティネンは生まれて初めて恋に落ちた。
月明かりの美しいある夜。突然仕事場にミルヤが訪ねてきた。「会いたかったわ」という言葉とともに。「一緒にウィンドウ・ショッピングを」という彼女の甘い誘惑に抗いきれず、彼は夜のショッピングセンターに彼女をいざなう。宝石店の警備に入るとき、コイスティネンが押した暗証番号をミルヤは見逃さなかった。そしてそれが宝石強盗の罠であることすら彼は気づかなかった・・・。
宝石は強奪され。コイスティネンは逮捕される。1年の服役が言い渡された。
夏がすぎ、秋になり、冬になった。その間アイラだけから手紙がやってくるが、肝心の人から手紙がくることはない。アイラの手紙は読まずに破り捨てられる。
春になった。出所したコイスティネンは簡易宿泊所に居を設け、レストランの皿洗いとして再出発する。しかしコイスティネンにはさらなる不幸が待ち受けているのだった・・・。
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
撮影監督:ティモ・サルミネン
出演:ヤンネー・フーティアイネン マリア・ヤルヴェンヘルミ イルッカ・コイヴラ マリア・ヘイスカネン
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25歳のフィリップは、母と二人の妹と暮らすハンサムでナイーヴな青年。彼は巷の凄惨な事件の報道にも耳を塞ぐほど恐がりで、ロマンティストでいつも美しいものを愛していたい。家の庭には昔から“フローラ”という名の石の彫像があり、フィリップはフローラを愛していた。しかし、夫に先立たれた母親に新しくできた恋人のパーティでフローラをプレゼントすることになり、フィリップは落胆を家族に隠していた。
ある日、妹の結婚式でフィリップは妹の花嫁付添人(ブライズ・メイド)のセンタに出会う。センタは彼の目にはまるで愛する彫像フローラそのものとして映った。運命の鍵はセンタの手に委ねられていた。結婚式が終了して一人家に帰ったフィリップのもとに、雨に濡れた身体でセンタが突然現れる。そして彼女はフィリップこそ、ずっと探していた運命の男だと気づいた、と告白する。激しく燃え上がり、情熱的に愛し合う二人。母親と暮らしているフィリップはセンタに誘われるままに、彼女の部屋に入り浸るようになる。そこはくすんだ人気のない洋館の地下室で、ときおり階上でセンタの母親が恋人とダンスの練習をしていた。センタは自分を女優の卵だというが、どこまでが真実なのかわからない不可解な言動が多くなっていく。フィリップは愛欲に溺れ、センタの言動に振り回されていく。ある日、センタは彼に自分を愛していることの証を迫った。
「為すべきことは四つ。木を植えること、詩を書くこと、同性の人と寝る、そして誰か人を殺すこと…」
最初はただの戯れの言葉と思っていたフィリップだが、センタは真剣だった。そして甘美だったはずの愛は、やがて恐ろしい衝撃の結末へと加速していく…
監督:クロード・シャブロル
脚本;クロード・シャブロル ピエール・レシア
撮影:エドゥアルド・セラ
出演:ブノワ・マジメル ローラ・スメット オーロール・クレマン他
原作:ルース・レンデル
制作国:フランス ドイツ
配給:CKエンタテインメント
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上映劇場情報
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