映画ブロイラー

11月 21, 2008

青い鳥 ・2008年11月29日公開・

Filed under: 2008年11月29日公開作品, ドラマ, 邦画 — hasegawa @ 7:13 pm

大人は、みんな、十四歳だった

東ヶ丘中学の新学期が始まった。
一見平穏で明るい生徒たちの登校風景。しかし前の学期、一人の男子生徒が起こした、いじめによる自殺未遂で校内は大きく揺れていた。
家がコンビニを経営する野口は、級友たちに「コンビニくん」とあだ名され、何人もの生徒から店の品を要求されては、彼らに渡していた。
そんな行為に耐え切れず自らの命を絶とうとした彼の遺書には「僕を殺した犯人です」と三人の名前が残されていたが、その名が表に出ることはなかった。
マスコミは騒ぎ、教師たちは「生徒指導」の強化で、その事態を乗り切ろうとした。結局、野口は転校。その家も店を閉めた。そして担任の教師高橋は重圧から逃げるように休職した。

新学期初日。そんな2年1組に一人の臨時教師が着任してくる。村内という男性教師の挨拶に、生徒たちは驚く。彼は極度の吃音だったのだ。やがて皆の驚きは笑いに変わっていった。
だがその笑いは村内のひと言で消える。「忘れるなんて、ひきょうだな」
そして彼は野口の机を教室に戻すことを命じ、誰もいないその席に声を掛けた。「野口君、おはよう」
凍りつく生徒たち。一刻も早く事件を「解決」にしようとする教師たちの「指導」で、ひたすら反省を作文にし、野口とのことを忘れようとしていた彼らは動揺し、反発する。
そんな生徒たちに構わず、村内は毎朝、あたかも彼らを挑発するかのように、無人の机に向かい声をかけるのだった。 ―「野口君、おはよう」―
その行為は、2年1組だけでなく、教師や保護者たちの間にも波紋を広げる。
だが、村内はそれをやめようとはしなかった。

そんな村内を見つめる一人の生徒、園部真一がいる。
園部は自分が級友にけしかけられ、一度だけ野口にポテトチップを頼んだことで、深く傷ついていた。遺書にあった「犯人」の名をめぐり不安と猜疑心に揺れ動く級友たちの中で、彼はそこにあるべき名前は自分だと、強く思い込んでいた。

村内が赴任して来て、ひと月。
ある出来事をきっかけに、園部は自分の思いを村内にぶつける。
野口がいつもおどけていたこと、頼まれることがむしろ嬉しそうで、必ず要求以上の品をもってきたこと。
けれどそんな野口が、本当は自分に助けを求めていたかもしれないこと。
訴える園部に、村内はその吃音を振り絞るように、静かに語り始める。

人が人に伝えようとする思い―。それを聞こうとする思い―。そして生きていく上で人が負うべき本当の責任―。
村内の言葉は、ひっかかり、つっかえ、しかしその分より深く、園部の心に突き刺さっていく。

そして、村内が2年1組を去る日が来る。
果たして、園部はじめ、生徒たちに、村内先生が残していったものとは……。
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監督:中西健二
出演:阿部寛/本郷奏多/伊藤歩/ほか

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アリア ・2008年11月29日公開・

Filed under: 2008年11月29日公開作品, ドラマ, 邦画 — hasegawa @ 7:08 pm

あなたは、「あたし」のことを好きでしたか――

この場所が消えない限り、
いつかふたりで過ごした時がきっとまた来るって、
信じることができた――。

湖の町、諏訪。ここで生まれ育ったミチは、
女子高生のステンドグラス作家として暮らしている。
ある冬の日、上京していた幼なじみの俊太郎が、
三年と四ヶ月ぶりに戻ってきた。
彼に対する、憧れとも恋愛ともつかない秘かな想いを抱えたまま、
再び彼と過ごせる日々に幸せを感じていたミチ。
しかしその頃、俊太郎は、あるひとつの決意を固めていたの
だった……。

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監督:村松亮太郎
プロデューサー:三浦修/渡辺雅也/大屋友紀雄
撮影監督:藤田秀紀
編集:小林恵美
録音:岡本立洋
ヘアメイク:橋本京子
美術:加藤亜弓
CG:中村大輔
出演:井坂俊哉/原田佳奈/大塚朝之/田中伸子

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うん、何? ・2008年11月29日公開・

Filed under: 2008年11月29日公開作品, ドラマ, 邦画 — hasegawa @ 7:05 pm

 主人公の須賀鉄郎(橋爪遼)は雲南高校3年生。神話の杜を中心に見事な棚田が広がり、古き良き日本の風習が残る高台の農家に住んでいる。毎日の日課は、父(菅田俊)の工場で作られる新鮮な牛乳を入院中の母(宮崎美子)に届けること。そして今の悩みは、卒業後の進路と幼馴染で同級生の多賀子(柳沢なな)への想い・・・。
 高校生最後の夏休み、郷土を愛してやまない熱血教師・尾崎(甲本雅裕)は鉄郎たちクラス一同を、特別遠足と称して市内の名所・旧跡に連れ出す。ところが、この時行ったヤマタノオロチ伝説伝承地の一つ「印瀬の壺神」に足を踏み入れたことが、後に鉄郎の運命を左右することになる。
 鉄郎と多賀子のクラスメートである裕二(松澤傑)と久美子(平田薫)は、二人の仲を取り持とうと龍頭が滝へ呼び出すものの上手くいかない。さらに懲りない裕二は国彦(岡太一)と謀り、今度は天が淵へ二人を誘い出す・・・しかしこれも失敗。
 400年の歴史を誇る大東七夕祭りの日、久美子と圭子(加藤侑紀)は、水泳部の先輩である信吾(黄川田将也)を見つけると、多賀子を押し付けるのだった・・・。その時、鉄郎たち3人は「壺神」の前に立っていた! ある企みのために・・・。

 400年前から綿々と続く大東七夕祭り、出雲神楽、掛合太鼓などの伝統芸能。自宅で挙げる祝言や葬式、日本酒づくり、注連縄づくり・・・などの古き良き日本の文化。そして、日本最多39個の銅鐸が出土した加茂岩倉遺跡や、大正時代まで操業が続けられ、映画「もののけ姫」のタタラ場のモデルと言われる菅谷たたら跡。古事記・日本書紀に書かれ、日本で最も有名で壮大な神話「ヤマタノオロチ伝説」伝承地である壺神・天が淵・草枕・釜石。奈良時代に編纂され唯一完本で残る「出雲国風土記」記載の漆仁の湯・佐世神社・須我神社・城名樋山。そして龍頭が滝・山王寺の棚田・斐伊川堤桜並木などの圧倒的ロケーション。全てのロケ地から歴史や伝統・文化が滲み出て、ただ綺麗なだけでなく、不思議な魅力に彩られた映像が35㍉フィルムに収められた。

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監督:錦織良成
出演:橋爪遼/柳沢なな/宮崎美子/松澤傑/平田薫

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9月 16, 2008

アキレスと亀 ・2008年09月20日公開・

Filed under: 2008年09月20日公開作品, ドラマ, 邦画 — hasegawa @ 3:19 pm

裕福な家に生まれた少年の真知寿(まちず)は、“画家になる”夢を持っていた。
しかし突然両親が亡くなり、環境が一変してしまう。
ひとりぼっちになった真知寿は、画家になることだけを人生の指針として生きるしかなかった。

そんな愛に見放された真知寿の前に、ひとりの理解者が現れる。
絵を描くことしか知らない彼の純朴さに、心惹かれた幸子。
やがてふたりは結ばれ、真知寿の夢は夫婦の夢になった。

愛と希望に満たされ、様々なアートに挑戦するふたり。
しかし作品は全く評価されない。
ふたりの創作活動は、街や警察をも巻き込むほどにエスカレートしていき、家庭崩壊の危機にまで直面してしまう……。

うまくいかなくても前に進むしかない人生の中で、ふたりが確かに手にしたものは……。
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監督・脚本・編集・挿入画:北野武
音楽:梶浦由記
撮影:柳島克己
照明:高屋 齋
美術:磯田典宏
録音:堀内戦治
助監督:松川嵩史
編集:太田義則
記録:谷 恵子
音響効果:柴崎憲治
出演:ビートたけし/樋口可南子/柳 憂怜/麻生久美子 /中尾 彬 /筒井真理子/吉岡澪皇/伊武雅刀/大杉 漣/円城寺あや/大森南朋/徳永えり

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幸福 Shiawase ・2008年09月20日公開・

Filed under: 2008年09月20日公開作品, ドラマ, 邦画 — kuro @ 3:02 pm

しあわせ、それは拾うもの。

白夜の季節が始まった――。

北海道、勇払駅。
ひと気のない閑散とした街に、グレーのジャケット姿にボロボロのスニーカーを履き、ボストンバッグを提げた中年男(石橋凌)がふらりと降り立つ。男は街外れの公園で、突然倒れるように眠ってしまう。
場末のスナック「あすなろ」に職を見つけた中年女(桜井明美)は、公園で行き倒れている男を介抱し、店に連れて行った。
店のマスター(村上淳)は迷惑がりながらも、所持金の乏しい二人に夕食代を貸す。
その晩、女は自分の家に男を連れ帰り、一夜を共にする。
言葉もなく、二人の奇妙な共同生活は始まった。
翌朝、女は、男に隠れて電話をかけるが自分からは一言も発さない。電話の向こうでは「許すから帰って来い」という男の声が…。女は家族を捨てて暮らしているのだった。
一方、持っていたバッグを失くしたと言い出した男は、昨日の公園へ探しに行くが見つからない。
スナックの給料日になり、女は男を誘い食事に出掛ける。バッグを探すのをあきらめ、散歩に行くと言い出す男に対し、ずっと家にいるように言う女。男は女の提案に頷くだけだった。
女は男との新しい共同生活に向け、嬉々として生活用品を買い込む。しかし女から「外出するな」と言われたにも関わらず、ガソリンスタンドを食い入るように見てまわる男。
とうとう一軒のスタンドで、ある女性を見つけ号泣しだした男は、スナックに行き酒を呷り、「今夜この街を出ようと思っている」と女に告げるのだった――。
そして歌手志望でスナックの常連客(香川照之)は、マスターの恋人であるホテトル嬢(橘実里)の客でもあった。彼女を呼び出したホテルの一室で、自分は一家心中を図るために家族を皆殺しにしてきたと告白し、ホテトル嬢までも殺害。常連客は中年女に付き添いを頼み、警官(柄本明)に自分の犯行を告白する。
それぞれが、家族を捨て、家族を失い、家族になりそこなった人間の、幸福さがしの物語――。

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監督・脚本:小林政広
プロデューサー:佐々木満城・小林政広
撮影監督:鏡 早智
編集:金子尚樹
制作主任:川瀬準也
助監督:高橋孝之介
録音:秋元大輔
照明:増谷文良
衣裳コーディネーター&アドバイザー:宮田弘子
サウンドデザイン:横山達夫
制作進行:橋場綾子、長井 優
宣伝美術協力:成田美苗
ラインプロデューサー:波多野ゆかり
アシスタントプロデューサー:岡村直子
音楽:デビッド・マシューズ
主題歌:上田正樹「Blues For Happiness」
音楽プロデューサー:川島重行
出演:石橋 凌/桜井明美/村上 淳/橘 実里 /柄本 明 /香川照之

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7月 23, 2008

君の友だち ・2008年07月26日公開・

Filed under: 2008年07月26日公開作品, ドラマ, 邦画 — hasegawa @ 1:18 pm

たとえいなくなったとしても、一生忘れない友だちが、一人、いればいい

20歳の恵美は、フリースクールでボランティアをしている。そこえ取材へ訪れたジャーナリストの中原に、学生時代を過ごしたかけがえのない「友だち」のことを話し始める――。

交通事故の後遺症がきっかけで、まわりに壁を作って生きていた恵美。幼い頃から、体が弱く、学校を休みがちなおっとりした由香。クラスで浮いてしまいがちな二人は、ある日を境に絆を深めていく――。

彼氏が出来た親友から相手にされず悩むハナや恵美の弟ブンのクラスメートで自分に自信が持てない三好君、不器用で恋心を抱く琴乃に振り向いてもらえない佐藤先輩。
それぞれが迷いながらも毎日を過ごしていく中、由香の体調は日に日に悪化して…。

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原作:重松清
監督:廣木隆一
脚本:斉藤ひろし
撮影:芦沢明子/豊見山明長
美術:山下修侍
録音:福田晃
編集:大永昌弘
劇中写真:原田奈々
出演:石橋杏奈/北浦愛/吉高由里子/福士誠治/森田直幸/柄本時生/華恵/中村麻美/大森南朋/柄本明/田口トモロヲ/宮崎美子

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ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発 ・2008年07月26日公開・

Filed under: パニック, 2008年07月26日公開作品, 邦画 — hasegawa @ 12:55 pm

 北海道・洞爺湖。その湖畔にある国際会議場では日本の伊部首相をホストにアメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシアのG8(主要8カ国)の首脳たちが勢ぞろいして、サミット(主要国首脳会議)が開催されていた。だが、会議が始まった直後、伊部首相のもとに信じがたい非常事態の発生が報告された。

「札幌に怪獣が現れた!?」

 中国の火星探査ロケットAACペーター号が札幌の市街地に墜落、そのロケットに付着していた宇宙胞子が墜落時の爆発によって、高熱エネルギーを吸収し、巨大な宇宙怪獣ギララが誕生したのである。ギララは雄叫びをあげ、火球を吐きながら札幌の街を破滅すると、赤い光の玉となって空中を飛び去ってしまう。日本政府はサミットを中止して首脳のたちの緊急帰国を準備するが、アメリカのバーガー大統領は、「怪獣から逃げたと言われたくない」とそれを拒否、他の首脳たちも追随して帰国を取りやめ、サミットを急遽【G8宇宙怪獣対策作戦本部】に変更して首脳会議が続けられることになった。

 地球防衛軍日本支部の長官・鳴海は特殊マイクロウェーブ波を使い、昭和新山の地下を流れるマグマを活性化させて高熱エネルギーを放出させ、そこにギララをおびき寄せて新型ミサイル“ハゲワシ”で攻撃するという作戦を開始させていた。だが、地球防衛軍自慢の新型ミサイルもギララにはまったく歯が立たなかった。

 首脳たちがうろたえ、伊部首相が神経性の下痢で退席する中、イタリアのピエトロ首相が落とし穴を使った「ローマ魂作戦」を提案、さっそく実行するもこれも失敗。さらに伊部首相の代理として大泉純三郎元首相が復帰して会議を進行させ、ロシア発案の「ポロニウム210毒殺作戦」、ドイツ発案の「タブリンXⅧ作戦」、イギリス発案の「洗脳電波作戦」などの策を次々と講じるが、すべて失敗に終わった。もはや万策尽き、ギララは昭和新山の高熱エネルギーを蓄え、さらに凶暴化していた。

 一方、サミットの取材のために洞爺湖にやってきた東京スポーツの記者、隅田川すみれとカメラマンの戸山三平は、湖畔の森の中にある神社の取材に向かっていた。その村に古くから、伝わる古文書には、「ある日空から魔物が現れ、世界を滅亡に導こうとするが、洞爺湖の守り神、タケ魔人がそれを阻止する」という予言が書かれており、村人たちはタケ魔人の出現を信じて祈っていた。すみれは熱心なその姿に打たれ、一緒になってタケ魔人の像に祈りを捧げるのだった。

 その頃、大泉元首相に変装していたあの独裁者が正体を現し、通訳に化けた女スパイたちと共に会議場をジャックしてギララに核を搭載したミサイル・テポドン55号を発射しようとしていた。独裁者は自らギララを退治して世界の王になろうと愚かな計画を目論んでいたのである。しかし間一髪、隙を突いた仏大統領の機転により独裁者たちは捕らえられる。だが、独裁者は隠していたテポドン55号の予備発射スイッチを押してしまう。

 ギララに向かって飛んでくるテポドン55号。しかし何たること、ギララに核ミサイルが当たればギララの細胞が世界中に飛散し、人類滅亡は避けられないという事実が判明する。すべてを破滅し尽す勢い暴れ狂うギララ。ギララをめがけて空を飛ぶテポドン55号。絶体絶命の危機の中、村人やすみれの祈りが通じ、ついにタケ魔人が姿を現した。

 果たしたてタケ魔人は予告どおりギララを退治して人類を救うことができるのだろうか?

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監督・脚本:河崎実
脚本:右田昌万
音楽:福田裕彦
主題歌:デブパレード「cosmic mind」
出演:加藤夏希/加藤和樹/福本ヒデ/松下アキラ/夏木陽介/中田博久/和崎俊哉/きくち英一/古谷敏/ビートたけし/みうらじゅん/リリー・フランキー/水野晴郎/渡部又兵衛

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アメリカばんざい crazy as usual ・2008年07月26日公開・

Filed under: 2008年07月26日公開作品, ドキュメンタリー, 邦画 — hasegawa @ 11:25 am

 2008年3月20日、イラク戦争は開戦5周年を迎えた。めっきり報道されなくなってはいるが、今なお、戦場へ兵士は送り続けられている。2008年5月22日AP通信の発表によれば、米軍兵士の死者は4,080人、負傷者は30.112人に膨れ上がっている。(2008年1月の世界保健機関によるとイラク人死者は15万人。)
 そんな中、「イラク戦争NO!」と声を上げるアメリカ人も増えている。許可なく軍務を離れる兵士は8千人を越えた。これまでいずれの戦争でも他国を戦場にしてきたアメリカで、本当の戦争を知っているのは兵士だけである。イラク開戦当時とは異なる今のアメリカの変化を生み出す契機になったのは、現役兵士た帰還兵、その家族たちの命がけの「NO」だ。しかし、それゆえに、アメリカは新兵獲得に躍起になっている。軍の広報予算は年間40億ドル。テレビでも、映画館でも、宅配ピザの箱でも、「軍隊に入ろう」のキャッチコピーが躍っている。そしてその矛先の多くは貧困層に向けられる。というのもアメリカの公立学校は、その学区の固定資産税収入を財源とし、貧困地域では、学校そのものが貧困なのだ。お金のない学校では国庫補助金を得るために、子どもの個人情報を軍に売り渡したり、授業を提供することが困難なために、JROTC(Junior Reserved Officer Training Course)という軍事教練科目を取り入れ、軍人が授業したりしている。軍のリクルーターは、高校生の携帯電話に直接アクセスすることができ、「軍に入れば、大学にも行ける、この境遇から抜け出して未来が開ける」と勧誘する。学歴社会のアメリカで、仕事を得るには大学卒業資格は必須。兵士になる名目は「志願」だが、その実態は格差社会がもらたす「貧困徴兵制」。
 ターゲットになるのは、いつも「NO」といえない“貧困層”と“マイノリティー”。
 戦争を続ける国・アメリカにクラス人々は、深く傷ついていた。若者たちも、母親たちも深く傷ついていた。

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監督:藤本幸久
プロデューサー:小林三四郎
撮影:栗原良介/中井信介
インタビュアー:影山あさ子
コーディネーター:加藤玲子/福原顕志
録音:久保田幸雄
音楽:川端潤

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7月 18, 2008

崖の上のポニョ ・2008年07月19日公開・

Filed under: 2008年07月19日公開作品, アニメーション, 邦画 — hasegawa @ 6:49 pm

海辺の小さな町
 海に棲むさかなの子ポニョが、人間の宗介と一緒に生きたいと我儘をつらぬき通す物語。
 同時に、5歳の宗介が約束を守りぬく物語でもある。
 アンデルセンの「人魚姫」を今日の日本に舞台を移し、キリスト教色を払拭して、幼い子供達の愛と冒険を描く。

 海辺の小さな町と崖の上の一軒家。
 少ない登場人物。
 いきもののような海。
 魔法が平然と姿を現す世界。
 誰もが意識下深くに持つ内なる海と、波立つ外なる海洋が通じあう。
 そのために、空間をデフォルメし、絵柄を大胆にデフォルメして、海を背景ではなく主要な登場人物としてアニメートする。
 少年と少女、愛と責任、海と生命、これ等初源に属するものをためらわずに描いて、神経症と不安の時代に立ち向かおうというものである。

宮崎 駿

あらすじ
 崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョと出会う。

 アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたところを、宗介に助けてもらったのだ
 宗介のことを好きになるポニョ。
 宗介もポニョを好きになる。
 「ぼくが守ってあげるからね」
 しかし、かつて人間を辞め、海の住人となった父・フジモトによって、ポニョは海の中へと連れ戻されてしまう。

 人間になりたい!
 ポニョは、妹たちの力を借りて父の魔法を盗み出し、再び宗介のいる人間の世界を目指す。

 危険な力を持つ生命の水がまき散らされた。
 海はふくれあがり、嵐が巻き起こり、妹たちは巨大な水魚に変身して、宗介のいる崖へ、大津波となって押し寄せる。
 海の世界の混乱は、宗介たちが暮らす町をまるごと飲み込み、海の中へと沈めてしまう——。

 少年と少女、愛と責任、海と生命。
 神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く、母と子の物語。

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原作・脚本・監督:宮崎駿
プロデューサー:鈴木敏夫
制作:星野康二
音楽:久石譲
主題歌:林正子 「海のおかあさん」/藤岡藤巻と大橋のぞみ「崖の上のポニョ」
作画監督:近藤勝也
美術監督:吉田 昇
色彩設計:保田道世
映像演出:奥井 敦
編集:瀬山武司
整音:井上秀司
音響効果:笠松広司
録音演出:木村絵理子
製作担当:奥田誠治 福山亮一 藤巻直哉
声の出演: 山口智子/長嶋一茂/天海祐希/所ジョージ/奈良柚莉愛/土井洋輝/柊瑠美/矢野顕子/吉行和子/奈良岡朋子

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7月 15, 2008

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 ・2008年07月12日公開・

Filed under: 2008年07月12日公開作品, ファンタジー, 邦画 — hasegawa @ 2:56 pm

呪い歌に秘められた、人と妖怪の許されざる恋

 小雨降る夜に「かごめ歌」を聴いてしまった若い女性が失踪する……という怪事件が続発していた。その事件に巻き込まれた女子高生・比良本楓とともに、謎の解明に乗り出した鬼太郎たちは、妖怪図書館の司書妖怪・文車妖妃の助けを得て、千年の時を経て蘇った悪霊の呪いがその原因であることを突き止める。呪いを封印するためには、古の楽器を集め、“護人囃子の儀”を行なわなければならない。刻一刻と楓に迫る呪いの期限。楽器を求め、古地図に記された「天」「地」「海」の場所げ分かれて旅立つ一行。鬼太郎と楓は「天」=箱根の神山へ、猫娘とねずみ男は「地」=高尾山へ、砂かけ婆と子なき爺は「海」=三浦半島の沖合へ出発する。

 旅の道中、自らに課せられた不条理な運命に絶望し、自分を助けようとしている鬼太郎も信じられない楓。「何で私がこんな目にあわなきゃならないんですか!」激しい感情を鬼太郎にぶつけ、二人の関係は最悪になってしまう。

 一方、砂かけ婆は古井戸に棲む賢者・井戸仙人の話を聞き、呪いに秘められた真実を知る。実は悪霊とされていた妖怪・濡れ女は、邪悪な存在などではなかったのだ。千年前、人魚族の濡れ女と、人間の若者・海人が恋に落ちた。海人を慕う濡れ女は井戸仙人の霊力により人間の女性に生まれ変わり、2人は人間の夫婦として結ばれた。しかし村人たちは住む世界が違う2人の関係をよしとせず、鬼道衆という修験者集団の力を借りて濡れ女を海人から引き離し、封印したのだった。

 「人間の産み落とした怨念に重さ、その声なき呪詛が…鬼太郎よ、聴こえるはずだ、お前にも……。このままでは、世界は滅びの時を迎える。もはや猶予はないのだ。……わしと手を組め」

 ぬらりひょんはさらに鬼太郎自身も知らない幽霊族の驚愕の事実を突きつける。動揺する鬼太郎に、夜叉の凶刃が再び襲い掛かる!

 鬼太郎は濡れ女の呪いを解き、自身に課せられた運命を乗り越え、楓を、人間たちを「守る」ことができるのか!?

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監督:本木克英
脚本:沢村光彦
原作:水木しげる
撮影:金子正人
照明:金沢正夫
美術監督:稲垣尚夫
音楽:高梨康治
録音:岸田和美
編集:川瀬功
キャラクター監修:柘植伊佐夫
VFXスーパーバイザー:長谷川靖
特殊メイク:江川悦子
衣装デザイン:ひびのこづえ
アクションコーディネイター:諸鍛冶裕太
音楽プロデューサー:安井輝
主題歌:中村中「風立ちぬ」
声の出演:ウエンツ瑛士/北野きい/田中麗奈/大泉洋/田の中勇/間寛平/寺島しのぶ/ソ・ジソブ/佐野史郎/笹野高史/萩原聖人/室井滋/緒方拳

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7月 9, 2008

それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ/併映:ヒヤ・ヒヤ・ヒヤリコとばぶ・ばぶ・ばいきんまん ・2008年07月12日公開・

Filed under: 2008年07月12日公開作品, アニメーション, 邦画 — hasegawa @ 12:08 pm

 映画「それいけ!アンパンマン」シリーズがついに20作目をむかえました。
 記念すべき20作目のテーマは「勇気ってなんだろう?」。勇気の花の妖精リンリンとアンパンマンが、壮大な冒険をくりひろげます。アンパンマンの強さのひみつは、顔を焼くときに入れる勇気の花のジュース。それを知ったばいきんまんは、たったひとりで勇気の花を守っている妖精リンリンをだまし、リンリンが待ちに行っているあいだに勇気の花の台地をめちゃめちゃにしてしまいます。
 リンリンはアンパンマンといっしょに、砂男がいる砂漠の奥地やおそろしい氷の女王がまちうける氷の城に勇気の花を探しに出かけますが、花を手に入れることはできません。
 最後ののぞみをたくして死神山にむかうアンパンマンたち。しかし、そこには最強メカ・ズダダンダンに乗ったばいきんまんがいて、岩かげに一輪だけのこっていた勇気の花をこなごなにしてしまいました。がんばれ、負けるなアンパンマン!みんなの勇気を取り戻せ!

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監督:永丘昭典
製作:松元理人
企画:奥田誠治
原作:やなせたかし(フレーベル館刊)
プロデューサー:中谷敏夫/柳内一彦/吉野朋子/笠原陽介
脚本:米村正二
主題歌:やなせたかし/三木たかし
音楽:いずみたく/近藤浩章
キャラクターデザイン・作画監督:前田実
美術:石垣努/小山田有希
色彩設計:金井てるみ
撮影:川田敏寛
音響監督:山田知明
音楽監督:鈴木清司
音響効果:糸川幸良
テーマ曲:「リンリンのダンス」バップ
声の出演:戸田恵子/中尾隆聖/土屋アンナ/ほか

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闘茶 tea fight ・2008年07月12日公開・

Filed under: 2008年07月12日公開作品, ドラマ, アジア, 邦画 — hasegawa @ 11:39 am

 古都・京都で何代も続いている、老舗の茶屋「八木茶舗」。そこの跡継ぎながらも。現在は開店休業状態である、男主人・八木圭。今朝も別のアルバイトを首になって、朝帰りしてきた父親の前には、呆れかえる一人娘の大学生・美希子がいた。大学を卒業後に茶を学ぶため、台湾留学を考えていた彼女だったが、圭は「お茶に関わると災いが起きる」と言って、入学願書を破り捨て、まったく聞き耳を持たない様子。なぜなら、彼は究極の茶作りに没頭していた数年前に、最愛の妻を亡くしており、その要因が八木一族に代々伝わる「黒金茶の呪い」であると信じこんでいるからであった。

 その晩、父の旧友が経営する、和菓子屋のアルバイト仲間である、村野とともに、茶屋の蔵に忍び込んだ美希子は、古い書物を発見。そこに記された、謎に触れることになる。その内とは、古代中国には「雄黒金茶」と「雌黒金茶」、それぞれの茶葉を育てる部族がおり、日本から留学していた八木家の先祖が発した発言により、雌黒金茶は滅亡。それ以来、八木家は雌黒金茶の呪いを受けてきたのだという。だが、その恐ろしい呪いは子孫が奇跡的に残した茶木から雌黒金茶を作りだし、宿敵である雄黒金茶に闘茶を挑んで勝つことによって解けるらしい…。そして、美希子と村野は家の庭に。雌黒金茶の茶木が立っていたことに気づくのだった。

 後日、圭に黙ってお茶会に参加していた美希子が突然、意識を失って倒れてしまった。それを知った圭は「ついに呪いが始まった!」と彼女を叱りつけ、父と娘は再び衝突する。美希子は衝動的に、インターネットで知り合っていた雄黒金茶を持っているチャット友達と会うため、台湾に飛ぶのだった…。

 その直後、美希子を追って、圭も台湾にやってきた。台北にある茶屋で、門前払いを受ける中ルーファという美しい女性に出会う。そして、彼はどこか死んだ妻にも似た懐かしさを感じさせる彼女の魅力に惹かれていくのだった。一方、美希子は茶学校で出会った老人から、興味深い話を耳にする。数十年前に、雄黒金茶を育てる一族が台湾に移住し、飲むと暴力的になってしまう雄黒金茶で財を極めた。だが、一族の跡取り息子がそのことに疑問を感じ、改めて老人の元に茶を学びに来たのだという。そこで彼は同じく茶を学んでいた、少女と来いに落ちた。だが突然、彼女と師匠の前から消えてしまった。そして闇市場で闘茶を行なう黒幕になってしまったのだ。

 その後、美希子はチャット友達になりすまし、雌黒金茶をモノにしようとしていた台湾マフィアに接触。なんとか逃げることは出来たものの、一文無しになった彼女は街中で村野に出会う。彼は一途な美希子への想いから、はるばる台湾まで追いかけてきたのだった。とはいえ、すぐに2人は台湾マフィアと彼らのボスであるヤンに捕まってしまう。彼こそ、雌黒金茶を狙う、雄黒金茶一族の御曹司。そして、彼と哀しい運命に引き裂かれた女性こそ、ひそかに雌黒金茶を探し続けてきた、ルーファなのであった。やがて、ヤンのアジトに、圭とルーファもやってきた。娘を解放しなければ、雌黒金茶を燃やすとヤンに交渉を迫る圭。そして、「同じ茶士なら、闘茶で決着をつけるべき」という美希子の一言から、究極の茶葉を使った闘茶が行なわれることになる…。

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監督・原案:ワン・イェミン
脚本:山田あかね
音楽:ショーン・レノン/ZAK
主題歌:SUPER BUTTER DOG
アニメーションディレクター:田中孝弘
アニメーション美術監督:小林七郎
アニメーション製作:SUTDIO4℃
出演:香川照之/戸田恵梨香/ヴィック・チョウ/チャン・チュンニン/エリック・ツァン/細田よしひこ/ほんこん/藤田陽子

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6月 26, 2008

ネコナデ ・2008年06月28日公開・

Filed under: 2008年06月28日公開作品, ドラマ, 邦画 — hasegawa @ 6:43 pm

 一流企業の人事部長・鬼塚太郎(大杉漣)。職場でも家庭でも自分自身を厳しく律し、社員はおろか家族にさえ甘えを許さない。冷酷な社長・辰巳孝四郎(鶴見辰吾)の元、会社に必要のない社員を容赦なく切りつづけ、全社員から恐れられていた。
鬼塚は、人生に安らぎなど必要ないと考える一方で、実は、ひそかに胃痛に苦しむ日々を送っていた。 そんなある晩、鬼塚は立ち寄った公園で、捨てられた子ねこをみつける。
 そのウルウルとした愛らしい瞳。
気がつくと、鬼塚は子ねこを抱き上げ、自宅前に立ちつくしていた・・・。

 家に連れ帰ったはいいが、頑固一徹で通してきた手前、妻の静子(原日出子)や娘に打ち明ける事ができない。熟考の末、鬼塚の出した結論は、会社の研修用施設の一室で、こっそり子ねこを飼い始める事だった。

 家族にも、職場にも決してバレてはならない、ひとりと一匹のうれしはずかしな毎日が始まる……

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監督:大森美香
主題歌:つじあやの「頼りない天使」
製作:永森裕二/間宮俊二/関 佳史/松本宏/青柳洋治/波多美由紀/細井俊介/江副純夫/小川貴史/陣汰朗
原案・脚本:永森裕二
プロデューサー:平体雄二
ラインプロデューサー:宮田幸太郎
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:古谷正志
音楽:遠藤浩二
音響効果:浦畑将
美術:高尾研吏
助監督:北川博康
ヘアメイク:岩本みちる
スタイリスト:百井豊/春原香代
記録:田口良子
編集:菊井貴繁
スチール:須藤秀之
メイキング:有馬顕/加藤祐一
出演:大杉漣/青木倫子/黒川芽以/入山法子/立花彩野/桜井聖/海東健/もたいまさこ/原日出子/鶴見辰吾/ほか

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6月 24, 2008

いのち耕す人々 ・2008年06月28日公開・

Filed under: 2008年06月28日公開作品, ドキュメンタリー, 邦画 — hasegawa @ 5:55 pm

 農民詩人の星寛治さんが暮らす山形県高畠町では農家の半数が有機農業に取り組んでいる。その魅力に惹かれ、毎年、子どもから老人まで、大勢の人たちが都会から訪れ、農家に泊まりながら、農作業を体験している。都会から移住して農業を始めた人も70人を超えた。

 高畠町で有機農業が始まったのは32年前。星さんたち38人の若い農民たちが農薬や化学肥料に頼る近代農業に疑問を感じ、あえて重労働の有機農業を始めたのだ。しかし、周囲の農家からは変わり者扱いされていた。

 そんな有機農家を支えたのが都市の消費者たちだった。農産物を直接購入し、また、田の草取りなどの重労働を手伝いにわざわざ高畠を訪れ、地域で孤立する有機農家を支えてきた。

 しかし、20年前、それを根底から揺るがす事態が起こった。農薬の空中散布の拡大である。高齢化と後継者不足でほとんどの農家が望んでいたのだ。環境汚染から有機農業を守りたいと、提携する都会の消費者たちが抗議に駆けつけた。
しかし、有機農業に取り組む農家は少数派で中止させることは出来ず、高畠町の有機農業は崩壊寸前まで追い込まれた。

 そんな苦渋の中で、星さんたちは、労力が比較的かからない「減農薬」での米作りを広めようと地域の農家の説得を始めた。すると無農薬は無理でも減農薬なら取り組めると新たに75戸の農家が賛同、新しい仲間たちが増え始めた。

 映画では20年前の高畠を記録した映像を紹介しつつ、高畠町の有機農業32年の歴史を伝え、さらに都会人と農民との交流の魅力を描く。

毎年100人の都会人の農業体験を受け入れている渡部務・美佐子夫妻、今年から農業を始めた元財務省勤務の青年を指導する中川信行さん、全国米食味コンクールで日本一うまい米作り農家と認められた遠藤五一さんなど、多彩な農民の農作業を通じて、有機農業の信念を貫いて生きている輝きを、里山の美しい自然と共に映し出す。

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監督・脚本:原村政樹
製作:村山英世
撮影:藤江潔/木村光男
編集:四宮鉄男
音楽:徳永由紀子
出演:星寛治/渡部宗雄/渡部務/渡部美佐子/工藤賢悦/吉田康平/中川信行/遠藤五一

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ハブと拳骨 ・2008年06月21日公開・

Filed under: 2008年06月21日公開作品, ドラマ, 邦画 — kuro @ 3:39 pm

 ベトナム戦争で活気づく、沖縄の歓楽街コザ。銀と良は、米軍基地に忍び込んでは、物資を盗みヤミ市に売る“戦果アギャー”で小遣いを稼ぐ悪ガキだった。戦後の混乱期、路上で、少年たちは母に拳骨をもらって叱られながら、大人になった…。

 与那覇良は、三線の腕が立ち、時にBARでうたったりもするが、いまだに戦果アギャーで小遣い稼ぎをするアシバー(遊び人)。米軍の黒人兵のジョージの協力を得て、子分と一緒に堂々とトラックで基地へ入り込み、コーラやビールをケースごとくすねるが、決して武器などのトラブルになりそうなものには手をださないようにしている。

安城銀はAサインBAR(米軍から許可書を発行されているバー)の用心棒をやっている。喧嘩は好きではないがめっぽう強く、不器用な性格ゆえ、いつの間にか暴力の世界に浸かりきってしまっている。

 良の母の与那覇カミィは、幼い頃に戦争孤児になった銀と妹の安城香を引き取り、実子の良と分け隔てなく、厳しく、しかし愛情を込めて育ててきた。子供たちが成人した今、香と2人で地元の庶民に親しまれるソーキソバ屋を汗水流して切り盛りしている。息子ふたりは年齢と共に何となくカミィと香から距離を置くようになったが、4人の心はどこかで温かく繋がっている家族だ。
 
 あるとき突如、一家の運命に暗雲が立ちこめる。買い物帰りのカミィが米軍のトラックにひき逃げされたのだ。命は取り留めたものの片足に重傷を負ったカミィ。その怪我は本州の病院にいかなければ治らないと宣告されてしまう。それにもかかわらず、警察も軍に対してなすすべがない。沖縄の人々はいつも泣き寝入りするしかないのだ。

 良は米軍への怒りをジョージに向けることしか出来ない。そして、カミィの治療代を稼ぐために、大和(本州)ヤクザの武器を盗もうと倉庫に忍び込み、捕まってしまう。殴り倒され、気を失ってしまった良。そこへ、銀が駆けつけ、自分の代わりに罪を背負うと大和ヤクザのボスに約束をし、その場をおさめた。その約束とは、1週間のあいだに途方もない額の金うぃ用意する、さもなければ、銀や良だけでなく、家族や仲間を皆殺しにするというものだった。

 懸命に金策に走る銀。何とか用意した金を握りしめて、銀は母が入院する病院へと向かうと、母を海辺のあばら家へと連れ出した。仲間とともに浜辺で宴をもよおし、楽しい時間を過ごす一家。しかし、カミィと香は明るく振舞う銀の姿の様子に何かを感じていた。

 翌朝、まだ暗いうちに、銀は、カミィと良、香を起こし、本州に渡る船に乗ろうとけしかける。本州でカミィの足を直して、みんなでそば屋をやろう、という銀の突然の提案に驚きながらも従う3人。しかし、いざ出発の時が来ると、銀は用意したお金を良に託し、自分はまだ残した用事があり、必ず後から行くと告げるのだった。

 そして、守ることのない約をした銀は、自ら大和ヤクザのもとへと向かう。

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監督:中井庸友
出演:尚玄/虎牙光輝/宮崎あおい/石田えり/大口広司/ほか

公式サイト

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