ある日、彼女が突然僕の前に現れて、エキサイティングな冒険が始まった―。
誰も誕生日を祝ってくれるような人などいない、寂しい生活を送る大学生ジロー。20歳の誕生日、彼は自分の誕生日プレゼントを買うために訪れたデパートで、突然、火で焦げたようなボロボロのボディースーツ姿のキュートな“彼女”と遭遇する。“彼女”は、ワンピースにさっと着替えて、お金を払わずにデパートから出ていってしまう。その後、ジローが食事をしていたレストランにも出現。「私も今日、誕生日なの」。“彼女”の勢いに押されて、ジローは突然現れたその女の子と誕生日を一緒に過ごすことになる。
大胆で予測不可能な言動を繰り返す“彼女”に振り回されながらも、食い逃げをして警察に追われるスリリングな逃亡劇や、意外なほど力強い“彼女”のパンチをくらったりと、今までの人生で経験したことがないようなエキサイティングな夜を過ごす。メチャクチャなペースに戸惑いながらも、“彼女”に急速に引かれていくが、一日の終わり、“彼女”はジローに意味深な言葉を投げかけて突然いなくなってしまう。ジローにとって、この日の数時間はいままでの人生の中で最も輝いていて、忘れられない瞬間となった。
21歳の誕生日、僕は再び彼女に出会った。似ているけれどもどこか違う、“完璧な彼女”に―。
その1年後――去年の誕生日と同じように、ひとりで過ごすジローの前に、再び“彼女”が現れた! しかし、姿は似ているけれど、去年とはどこか雰囲気が違っていた。“彼女”に対して微妙な違和感を抱いたとき――ジローたちが食事をしているレストランで男が銃を乱射する事件が起こる。ジローが男に撃たれそうになった瞬間、“彼女”がジローを見事救出した。その桁外れの強さに驚くジロー。そんな時、さらに衝撃の事実が告げられる。なんと“彼女”の正体、未来の自分が現在の自分を守るために送り込んだサイボーグだったのだ!
1年前のあの日、運命の出会いを果たした女の子のことを忘れられなかった未来のジローが、自分の不運続きだった人生を変えるために、彼女にそっくりのサイボーグを作り、現代の自分のもとに送り込んだのだ。しかもジローの努力しだいで、感情を持つことができるようにプログラミングされているという。突然の展開に戸惑いながらも、ジローは“彼女”との不思議な共同生活を始めることになった。
そして始まった、僕たちの不思議な共同生活。“彼女”は、僕の運命から守るためにやってきた―。
“彼女”は大学やバイト先にもついて来て、2人はいつも一緒。サイボーグとして持っているパワーをフルに発揮し、ジローを“過去への時間旅行”に連れ出したり、日々の小さな危機から救っていく。そんな楽しい日々を一緒に過ごすうち、ジローは“彼女”に恋をし始めていた。しかし、相手は人間の心を持たないサイボーグ。ジローはどんなに“彼女”を想っても、その恋心は報われないと落ち込む。一方、“彼女”もジローの優しさは感じながらも、彼の気持ちを理解できない自分に戸惑いを感じていた。
届かない思い。すれ違う僕たち。交差する運命の中で、僕は信じられないような奇跡と出会った―。
ジローは“彼女”に嫉妬させようと、ほかの女の子とデートをするが、“彼女”は嫉妬という感情ができない。ジローは、気持ちがどうしても伝わらない絶望感から“彼女”に辛くあたり、家から追い出してしまう。姿を消してしまった“彼女”の面影に心を痛めるジロー。そんなある日、家が大きく揺れ、崩壊し始める――未曾有の大地震が突然襲ってきたのだ。崩れゆく街、ジローの体も地面に落ちてゆくとき、“彼女”がジローの前に姿を現すが……。運命を変える出会いを果たしたジローと“彼女”が、目の前に立ちはだかる障害……ジローを死へ導こうとする“運命”を、そして人間とサイボーグという関係を乗り越えたとき、2人の愛は時を超えてつながり始める――。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
監督:クァク・ジェヨン
プロデューサー:山本又一朗/ジー・ヨンジュン
撮影:林淳一郎
照明:金沢正夫
録音:小原善哉
美術:丸尾知行
音楽:大坪直樹
出演:綾瀬はるか/小出恵介/桐谷健太/田口浩正/遠藤憲一/小日向文世/竹中直人/吉行和子
公式サイト
自然の草木だけを使い、人類が太古から暮らしてきた住まい、茅葺き民家。茅(カヤ)とは、ススキ、チガヤ、イネ、ムギなどイネ科植物、草屋根材料の総称を言う。
広島県東広島市の西中国茅葺き保存研究会・上田進さんが、広島県の山間地から瀬戸内海まで幅広い領域の茅葺き民家を案内してくれる。夏は涼しく冬は暖かい、どこか郷愁すら感じさせる茅葺き民家。かつては都市周辺ですら軒をつらね、各集落には、茅葺き職人が多数いて、村人共同で屋根を守ってきた。
また、広島では明治時代後期から昭和30年代までに、茅葺き職人が、関西、山口県、北九州などに大量に出稼ぎにいき「芸州屋根屋」という名を広め隆盛を極めたいわれている。
しかし近年、茅葺き民家は、急激に消滅の途をたどり、現在、県内には、人が実際に暮らす茅葺き民家はわずか二百棟、茅葺き職人は数人。農山漁村の人口激減と高齢化、宅地造成化、ダム開発による集団離村…。非情なまでの時代の流れによって、いまや風前の灯火となった。
映画では東広島市志和堀唯一の茅葺き職人・石井元春さんが行う茅刈り、茅ヘギ、茅葺き、ハサミ入れなど屋根葺き替え作業の全工程を主軸に、その他県内各地の職人や生活者の証言を綴り「芸州屋根葺き技術」の全体像をさぐり、京都や北九州など芸州屋根屋の出稼ぎの痕跡も広範囲に訪ねその実像に迫っていく。そこに浮かび上がってくる農村で育まれた人の営みの広大なひろがり。
忘れられてゆく茅葺き民家、その未来への願いとは!
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
撮影・構成・語り:青原さとし
撮影:斉藤博文/加藤浩明/川上昌平/永金春充
照明:ウィット
制作:細川尚史
プロデューサー:明比竜次
朗読:高尾六平
出演:奥田鹿栄/沖田忠志/吉政頼人/藤原信雄/平元行信/ほか
公式サイト
練馬少年鑑別所出身の浩二と達也は、振り込め詐欺をして稼いでいた。
ある日、事務所が警察のガサ入れにあってしまう。利用できなくなった者に容赦のない元締の児山に二人は保険金をかけられ、命を狙われことになった。
仲間の充と共に達也の故郷である長崎へと逃走したが、頼った友人の明夫の恋人・真理が地元のヤクザの金を奪ったことで、長崎でもトラブルに巻き込まれてしまう。
更に、児山の命を受けた殺し屋が浩二と達也を追って長崎に現れた。浩二たちは児山の殺し屋と地元のヤクザを相手に、戦うハメになっていく。
監督:柏原寛司
脚本:野坂直代/いさみたかお
出演:正木蒼二/田中優樹/森川涼/高橋将仁/清水美那/中西良太/掛田誠/上原敏郎/鴻明/河村仙兵衛/タンゲ/石田慶/和/片桐竜次
公式サイト
中国・少林拳武術学校――三千日の修業を終えた少女が
今まさにこの地を旅立とうとしていた。
「日本で少林拳を広めたい」という願いを持つ
この少女のことを老師たちを心配していた。
それはこの少女の体には未知数の力を持つ気が潜んでいたから。
それが闇の力に落ちることを恐れていたのだ…。
彼女の名は、桜沢凛(柴咲コウ)。
日本へと戻ってきた凛は、少林拳を世に広めるという自分の夢のために
祖父が開いた懐かしの少林拳練功道場へと向かう。
が、道場はすでに廃虚と化し、門下生も道場の閉鎖と共に散り散りに。
道場がなぜ閉められることになったのか知りたい凛は兄弟子のところを訪ね歩き、
自分の先生である岩井拳児(江口洋介)が町外れで中華食堂を営んでいることを知る。
中華食堂を訪れた凛は、中華食堂の店長として料理を作る岩井の変わり果てた姿にショックを受けながらも、
道場に何があったのかを問い詰める。しかし岩井は「少林拳はもうやめた」と突き放すばかりで理由を答えてはくれない。凛は「私の居場所は道場です!」と店を飛び出していく。
その翌朝、朽ち果てた道場でひとり眠っていた凛をひとりの女のコが訪ねてくる。
岩井の中華食堂で働いていた劉珉珉(キティ・チャン)だ。彼女は凛が店に入ってきた時に彼女を止めようとした店員のティン(ティン・カイマン)とラム(ラム・チーチョン)を軽くさばき、飛んできたチャーハンをラクロスのクロスでキャッチした腕前を見て、彼女をラクロスへと誘おうと考えていた。珉珉が少林拳を習うことを交換条件にラクロスをやることになった凛は、珉珉に連れられ、彼女が通う国際星館大学へ。
そこで女子ラクロス部のメンバーに紹介された凛は、すかさず「私、ラクロスやります!
そのかわり、みんなで少林拳もやろう!」とアピール。
その空気読めない感じにメンバーはあきれるが、試し打ちしたボールを空高く飛ばした凛のパワーに圧倒されてしまう。そのボールを拾ってきた教務課職員・田村龍司(岡村隆史)の機転で部員として無事申請される。
そんな凛の能力を肌で感じ取っていたのが国際星館大学の学長・大場雄一郎(仲村トオル)。
常に最強であることを願い、強い者を追い求め、闘い続けてきた彼は凛に秘められた恐ろしいほどの気の力を感じ、次第に彼女と闘いたいと願うようになっていく…。
製作:亀山千広
エグゼクティブプロデューサー:チャウ・シンチー
監督:本広克行
脚本:十川誠志/十川梨香
製作:フジテレビジョン/ギャガ・コミュニケーションズ/S・D・P ROBOT/クロックワークス
配給:東宝
出演:柴崎コウ/仲村トオル/キティ・チャン/ティン・カイマン/ラム・チーチョン/岡村隆史/江口洋介
公式サイト
心の奥にしまっていた思いを静かに語り始めた……
とある地方に、幸せに暮らす4人の家族がいる。写真館を営む父・深沢雄仁とリトミック教室で働く母・慶子。
ちょっとシャイで心優しい小学4年生の長男・英治。
元気いっぱいの幼稚園児の長女・絵里奈、いらずら好きなゴールデン・レトリーバーの金之助もそこに加わる。
彼らが住むのは、雄仁が建てたアメリカン・ハウス。
美しい田園風景にとけこみ、木のぬくもりを感じる家の中には、父が撮った家族の写真が飾られ、庭には子供たちの秘密基地であるツリーハウスがあり、兄妹はここで元気よく遊んでいる。
絵里奈は、男の子顔負けのお転婆ぶり。
英治はそんな妹をハラハラしながら見守る、優しい兄だ。
慶子のお腹の中には新しい生命が宿っていて、家族みんなが赤ちゃんの誕生を心待ちにしている。毎日が楽しく、笑い声の絶えなかった深沢家に突然思いもよらない不幸が襲い掛かった。2人で買い物に出かけた兄妹が交通事故に遭い、英治は生死の境をさまよい一命は取り留めたものの、絵里奈の小さな命は無残にも散ってしまった。
子供たちだけで外出させてしまった自分を責める雄仁。
事故以来、泣き続けている慶子。病室で暗く沈んだ両親に英治は心を痛める。やがて退院の日が訪れ、久しぶりに帰った家の様子は一変していた。悲観に暮れる両親を何とか励まそうと、英治は無理に明るくふるまうが、家族の間には重苦しい空気が流れるばかり。笑顔の消えた家の中で、英治自身も深い喪失感を味わう。
健気な英治の姿を見続けていた慶子も、少しずつ前を向き始める。リトミック教室でも明るい表情を見せるようになり、生まれてくる子のために絵里奈の部屋を片づけ始める彼女を英治も手伝う。思い出のつまった品々を懐かしく眺める母と息子の目にはもう涙はなく、たとえそこに姿は見えなくても、絵里奈と一緒に新しく家族を迎える気持ちになっていた。
しかし、雄仁にはそんな2人の行動を受け入れることができず、慶子と激しい口論になり、慶子は家を飛び出す。
翌日、雄仁は英治の担任教師から、英治が学校を欠席していると連絡を受ける。雄仁は、行方のわからなくなった英治を探すため、夕闇の迫る山へと向かうが……。
監督:富樫森
製作:古澤寿斗/木村典代
製作総指揮:北川直樹
プロデューサー:藤田義則
脚本:山田耕大
主題歌:「いつか離れる日が着ても」平井堅
出演:竹野内豊/水野美紀/広田亮平/吉田里琴/小池栄子/品川祐/中島朋子/小日向文世
公式サイト
女38歳、男39歳。出会ったときは互いに別の相手と結婚していた男と女。それぞれ家族と離れたり、離婚を経ての同棲生活3年が過ぎようとしている。幸せを求める二人の間にも微妙な距離感が芽生え始める。キャリアウーマンとして生きる女には、仕事の面でも悩みを持つし、男のほうには別居する妻と一緒に暮らす幼い子供を思う気持ちがある。二人の周囲の人々とのほのぼのとした心の交流や、家族との絆を描いた大人の物語。主演の二人には渡辺真起子と本作の製作・脚本も手がけた大城英司。彼らを優しく見守る友人に仁科 貴、螢雪次朗、藤田朋子。二人の家族・親戚に中原丈雄、根岸季衣、川上麻衣子、馬渕晴子らが扮し、手作りでアットホームな雰囲気のなか、作られた作品だということが、全編から伝わってくる。夫婦デュオ、ル・クプルのヴォーカリストで現在、アジアでも絶大な人気を誇るEmiが歌うエンディングテーマも長く印象に残る。
監督・編集:矢城潤一
企画・制作・脚本:大城英司
出演:渡辺真起子/仁科貴/螢雪次朗/川上麻衣子
公式サイト
生粋の薩摩っ子・吉川隼人(高橋賢人)は、ヤンチャで正義感が強いクラスの人気者。
「負けるな!嘘をつくな!弱いものをいじめるな!」という鹿児島伝統の郷中教育の魂を受け継いだ彼にも、たったひとつだけついた”ウソ”があった。
それは、カナヅチだということ。
毎年夏に開催される「錦江湾横断遠泳大会」を、仮病を使って参加を逃げ切っていた隼人。
しかし、小学生生活最後となる今年は、父(高嶋政宏)の愛情たっぷりの教育的指導と、学校のマドンナなっち先生(松下奈緒)の誘いに抗えず強制参加・・・。
謎多き転校生と過敏性腸症候群に悩むクラスメイトを仲間に迎え、やむをえず練習をはじめた隼人。
そんな中、思いもよらない事件が発生する。
彼らは無事に「錦江湾横断遠泳大会」に参加できるのだろうか?!
監督:雑賀俊郎
原作・脚本:登坂恵里香
出演:高橋賢人/御厨響一/中嶋和也/宮崎香蓮/松下奈緒/高嶋政宏/大坪千夏/小林隆/北村栄基/榎木孝明/羽田美智子
公式サイト
バカで真面目で卑猥でストイックであきらめつつも一生懸命な人々による
ウソのフリしたホントの話。
2008年、東京周辺を走る国道16号線沿いの郊外にある街。万引き、援交も、自分達が気持ちよければ何でもアリな女子高生たち、田舎から上京した” 自称ミュージシャン”の青年、癒しを求めて出会い系に走ってしまったサラリーマン、学校にも仕事にも行かず親に仕送りをもらいながらも合コンに精を出すニートたち…、
「まとも」なはずなのに、「何かがおかしい」イマドキジャパニーズ。そんな愛すべきそれぞれのしょっぱい日常を描いたネット世代的ムービー!
監督・脚本・企画:村松亮太郎
出演:神田沙也加/桜塚やっくん/いしだ壱成/川合千春/ダイヤモンド☆ユカイ
公式サイト
木下鋳工で働く立花アキラ(柏原収史)は、幼い頃から父親代わりでもあった工場の社長・木下(朱源実)から受け続けた性的虐待がトラウマとなり、今でもうまく人を愛することができない。工場の外では一回数万円で刑事の福田(佐野和宏)の相手をしている。高熱で溶かされた鉄、地味できつい労働……アキラの中にはやり場のない鬱屈がたまっていた。
そんなある日、バイクを飛ばしていたアキラはトンネルを曲がったはずみで赤いワンピースの女をはねてしまう。道に投げ出された彼女を家に連れ帰り看病するが、目覚めた女は何も言わずに立ち去る。それが山本香里(あんず)との出会いだった。
数日後、香里は忘れ物のバッグを取りにアキラの住むアパートを訪れる。その名は「いづこ荘」……。アキラはいつになく心を開いて香里に話しかけるが、玄関の外では嫉妬に燃えた福田が聞き耳をたてていた。物音に気づいて立ち上がろうとしたアキラの腕を香里は無言でつかむ。
「意外と力、強いんだ」
やがて夫の気持ちに気づいた木下の妻(村松恭子)はアキラに一方的な解雇を言い渡す。連れ戻そうと家まで押しかけてきた木下と争ううちに、運悪く包丁が落ちた。事の重大さに怯えるアキラは、その日、やってきた香里と衝動的に結ばれる。
香里とアキラは木下の死体に灯油をかけて焼き、海に捨てる。もう元には戻れない。
「行こうか」「うん、行こう」
二人を乗せたバイクはどこへ向かうのか……。
監督・脚本:松井良彦
出演:柏原収史/あんず/佐野和宏/朱源実/村松恭子
公式サイト
本郷猛の未来は、歪められてしまった。
世界支配を画策する秘密結社ショッカーによって人体改造されたのだ。超人的な能力でショッカーの任務を遂行する猛だったが、自我に目覚め、ショッカーの陰謀を阻止する戦いを始める。改造人間・仮面ライダーとして。
あれから、2年が経った。
奇怪な事件が世間を騒がせている。惨殺死体が連続的に発見され、そのいずれも顔が切り刻まれていたのだった。やがて、都市伝説のような噂が流れ始める。惨殺死体の現場には、いつも超人気アイドル・Chiharuの曲が流れているのだ、と。
その頃、本郷猛の姿は高校の教壇にあった。猛が受け持ったクラスに菊間琴美という生徒がいた。彼女は今、怪事件と共に噂される人気アイドル・Chiharuの親友だった。ある時からまったく連絡の取れなくなった親友の身を案じて行動を開始する琴美。その前に、異形の怪人・チェーンソーリザードと6人の仮面ライダー・ショッカーライダーが現れる。危機に直面した琴美を救ったのは猛だった。そして琴美は目撃する。本郷猛のもう一つの姿を—。
Chiharuには兄がいた。新進IT企業の若き社長・風見志郎だ。猛と琴美は志郎のもとを訪ねる。しかしその志郎もまた、別の姿を現す。ナノロボットにより体内改造され、圧倒的に高い能力を有するショッカーの改造人間。仮面ライダーV3。
V3は、ショッカーライダーたちと共に本郷猛に襲い掛かる。サイクロンを駆り奮戦する猛だったが、多勢の強敵の前に窮地に追い込まれてしまう。
そこにもう一人の仮面ライダーが現れる。かつては本郷猛抹殺の命を担いながらも、猛と共にショッカーに反旗を翻した男、一文字隼人であった。
「ショッカー」のシザーズジャガーは日本すべてを標的とした改造計画を実行に移すため、大量のナノロボットを日本に上陸させた。猛は、隼人は、この陰謀を叩き潰すことができるのか。志郎は妹・Chiharuの真実にたどり着けるのか。
すべてを決する戦いは、もう目の前に迫っていた。
原作:石ノ森章太郎
脚本:井上敏樹
監督:田崎竜太
出演:黄川田将也、高野八誠、加藤和樹、石田未来、森 絵梨佳、益子梨恵、 六角慎司、 未來貴子、 納谷悟朗 (声の出演)、 嶋田久作、 斎藤洋介、田口トモロヲ
公式サイト
「私の21才の夏は二度と来んちゃもん!だけん、逃げないかんとって!!」
21才の夏は一度しか来ない。あたしは逃げ出すことにした。 軽い気持ちの自殺未遂がばれて、入院させられた病院から。逃げるのに思いつきで顔見知りを誘った。
24歳の茶髪で気弱な会社員。すぐに「帰ろう」と主張する彼を 脅してすかして車を出させた。東へ、そして南へ・・・。
おんぼろ車で九州の田舎町を駆け抜ける
ふたりの前にひろがった暑い夏の物語。
製作:牧 義寛
脚本:外間 伸子
監督:本橋 圭太
出演:美波、吉沢 悠 他
公式サイト
オレの名前はアキ。渋谷を仕切ってる“ギルティ”のリーダーだ。この“ギルティ”の意味は……アレ? また忘れた(苦笑)。まあ、いいや。とにかくオレたち“ギルティ”の6人が渋谷を仕切ってるわけ。ほかのメンバーは、ケンカは弱いけど頭は超キレるカオル。渋谷で一番イケてるらしい、ダサいことが大嫌いなモデルのナオ。いつもヘラヘラしてるくせに見た目だけはすこぶるいいから、最強に女にモテまくりのジュン。たぶん世界で一番バカだけど仲間の数だけは異様に多い、オナニーに一生を捧げてるタケシ。そして、相撲部屋からスカウトされたことのあるちゃんこデブ、サトル。
オレたちには暗黙のルールがあって、それはドラッグとか窃盗とか意味のねえケンカには絶対に手を出さないこと。そんなことやるのは昔のチーマーみたいで超ダセえからさ。もっと有意義なことしなきゃ意味ねえっつうの。
で、カオルの提案でオレら6人は毎週木曜にミナミさんがマスターをしてる“PINK PINK”っていうバーを会場にして、ケンカの強えヤツらを集めてファイトパーティーを開催してたわけ。そう、ブラピの『ファイト・クラブ』みたいなやつ。もちろん、ヤクザとかは一切関わらせないでオレらの力だけで仕切ってた。もう、バカみたいに盛り上がるし、金もいっぱい入ってくるし、何もかもすげえうまくいってたんだよ。あの日まではね……。
あの日、バカタケシとちゃんこデブのサトルが“ギルティ”のルールを破ってモメごとを起こした揚げ句に、どこからどう見てもアヤしいボストンバッグを持って帰ってきてさ。中を見たら見たこともねえぐらいの大金がわんさか入ってたんだよ。で、調べてみたら予想どおり柿沢、桃井、折田っていうプロの強盗団が松谷組っていう関西ヤクザが経営するカジノからかっぱらったかなりヤバ〜い金で。ホント、マジで、全然笑えねえよ! そうこうしてるうちにオレらのファイトパーティーに目をつけてた、渋谷を仕切ってる麻川組の黒木ってヤツが出てきたり、あとになってわかったんだけど知らないところでエキゾチックなムード満載の南米マフィアまで関わっていて、気づけばオレらボストンバッグ争奪戦に巻き込まれてやがんの……! でも、このままジッとしてても最悪オレらは殺されるわけだし……どうする、オレたち!? 追い詰められたそんな時、ひらめいたある作戦。命に関わるヤッベー作戦だけど、やるしかないっしょ!
監督:片山修
脚本:サタケミキオ
原作:垣根涼介
出演:城田優、木村了、北川景子、小柳友、浦田直也、鈴木昌平、伴都美子、伊藤千晃、高岡蒼甫、パパイヤ鈴木、谷中敦、豊原功補、近藤芳正、松尾スズキ、細川茂樹、伊原剛志
公式サイト
妻と2人の子供、幸せな家族4人。会社での地位も得て、順風満帆に暮らす48歳の中堅不動産会社部長・藤山幸弘(役所広司)は、今まさに人生の“円熟期”を迎えていた。だが、ある日突然、末期の肺がんと宣告される。
余命半年という医師の言葉に戸惑いながらも、藤山が選択したものは、延命治療ではなく、人生を全うすることだった。残りの人生が僅かなら、死ぬまで有意義に生きていたい・・・それは「死」を覚悟するという意味ではなく、「生」への執着。彼は残された時間に、今まで出会った大切な人達と直接会って、自分なりの別れを告げようと決意する。思いを伝えられなかった初恋の相手(手塚理美)、些細なことで喧嘩別れした高校時代の親友(高橋克実)、絶縁していた実兄(岸部一徳)・・・・・・言い残したことのある人達と再会し、自分が生きてきた時間を噛みしめる藤山。だが、妻・美和子(今井美樹)には、病気のことを話せないでいた。何と伝えればよいのか−−23年間ともに生きてきた妻だからこそ、話せないことは他にもあった。
家族には、大学生の息子・俊介(塩谷瞬)にだけ事実を話し、母親の美和子と妹・はるか(南沢奈央)を支えるように伝えてあった。だが、彼が会社で倒れたことをきっかけに、その病名は医師から妻へと知らされる。夫が事実を隠していたことにショックを受ける美和子。なぜ延命治療を受けないのかと問う彼女に、藤山は未来ではなく今現在を生きていたいと語る。美和子は思い悩んだ末、そんな夫のすべてを受け入れようと決意する。
会社も辞め、妻や子供たちとともに「今」を生きる藤山。そして、夫婦としてあらためて妻と向き合う中、彼は当たり前に過ごしてきた日常が、どれほど幸せなものであったのかを実感し、夫婦でいることの意味を知る。そして二人にとっての「今」が、忘れ得ない、かけがえのない時間となっていく−−。
監督:井坂聡
脚本:遠藤察男
原作:秋本康
出演:役所広司/今井美樹/塩谷瞬/南沢奈央/井川遥/高橋克実/白井晃/小市慢太郎/久遠さやか/益岡徹/手塚理美/笹野高史/伊武雅刀/岸辺一徳
公式サイト
大阪・通天閣のふもと。
ひなびたアパート「パンション飛田」では、今日もいつもの音は響く。
イサオがちゃぶ台をひっくり返す音だ。幸江が作った食事が四方八方に散らばる。イサオは無口な乱暴者で酒飲み、その上ギャンブルに明け暮れている。
幸江の不運と貧乏は今に始まったことではない。宮城県、気仙沼で生まれた幸江は。物心つく前に母親が家出し、男手一つで幸江を育てた父・家康は、飲んだくれで借金まみれだった。生活は中学生の幸江の新聞配達や内職にかかっていた。
「幸せになれになれますように」神社でお参りするのが日課の幸江に、ある日、事件が起こる。家康が愛人と新婚旅行に行くために銀行強盗をして捕まってしまったのだ。パンツ一丁で連行される父の姿にボーゼンとする幸江。
さて、今日も今日とて、イサオのちゃぶ台返しは続く。折角作ったトンカツも、無理して大枚はたいて買った寿司も全てひっくり返された。しかし、見かねた隣に住む後家のおばちゃん・小春に別離を薦められようとも、「あんな奴と別れて、俺と一緒になろう」と、幸江は働く食堂・あさひ屋のマスターにしつこくプロポーズされようとも、幸江はイサオと一緒にいられるだけで幸せだった。
そんな時、ムショ帰りの家康が幸江の前に現れる。ソープランドであさひ屋のマスターと「ユキエ」という名のソープ嬢を取り合った縁で、あさひ屋の二階に居候する家康。ここぞとばかりに、父親に取り入ろうとするマスター。それでも何があろうと、幸江はイサオに尽くし続けた。
ある日、イサオは働きに出ることを決意する。心づくしの愛妻弁当を持って工場現場に向かったイサオだったが、昔のヤクザ仲間に絡まれ、暴力沙汰を起こしてしまう。これを機に、かつて世話になった組長から戻ってこないかと誘われ、イサオの心は揺れる。
再び、イサオのパチンコに明け暮れる日々が始まった。イサオが大フィーバーを出した同日、幸江は医者からおめでた3ヶ月であることを告げられる。喜んでイサオに報告する幸江だったが、それを聞いたイサオは黙って幸江の元から去って行った。「何かを得ると、必ず何か失うものがある」
数日後、身重の体で働き続ける幸江は、歩道橋から滑り落ちる。生死の間を彷徨う幸江の頭の仲では、過ぎ去った出来事が走馬灯のように駆け巡っていた。
幸せじゃなかった少女時代。独りぼっちの幸江をただ支えてくれたのは、同級生の熊本さんだった。彼女も幸江を同じように靴下は破け、教材費も払えず、学校の備品をこっそり持ち帰るような貧乏育ち。いじめられても堂々としている熊本さんといつしか親友となり、二人は誓いを立てる。
「近くにいても、遠くにいても、あなたのことは忘れない。嬉しい時も、悲しい時も、あなたと友達で
いる。ずっと友達でいる!‥‥」
そして中学卒業と同時に上京した幸江。その後は絵に描いたような転落人生が待っていた。夢も希望もなくなった幸江の前に現れたのが、ヤクザのイサオだった。子供の頃から自分を蔑み、愛を求めていた彼女を初めて心から愛してくれた男、それがイサオだったのだ。
そして目を開けた時、そこに見たものは‥‥。
監督:堤幸彦
脚本:関えり香、里中静流
原作:業田良家
出演:中谷美紀、阿部寛、遠藤憲一、カルーセル麻紀、竜雷太、名取裕子、西田敏行
公式サイト
28歳のライター佐倉明日香(内田有紀)は、ある日目が醒めると、白い部屋で拘束されていた。そこは通称“クワイエットルーム”と呼ばれる、女子だけの閉鎖病棟内にある保護室だった。
見知らぬ場所、見知らぬ人──記憶がない!
担当医と、同棲相手・焼畑鉄雄(宮藤官九郎)双方の同意がないと退院できない!
逃げられない状態に陥った明日香の、めくるめく日々が始まった。
「食べたくても食べられない」入院患者のミキ(蒼井優)や、元AV女優で過食症の患者・西野(大竹しのぶ)をはじめ、個性的すぎる患者たちと少しずつ馴染み始める明日香。一報、患者を守るためという大義名分を振りかざし、なにかと規則で縛ろうとする、冷酷ナースの江口(りょう)たちに不満を募らせていた。
売れっ子放送作家・鉄雄の代わりに、鉄雄の子分のコモノ(妻夫木聡)が面会にやってきた日、ショックで蕁麻疹の発作が起こる明日香だったが、江口と婦長のルール至上主義を論破、勝利する。
うまくやっていける、そう思った瞬間、世界は音を立てて崩れ始めた──。
一番信頼していたはずのミキの哀しい秘密。さらに、鉄雄からの真剣な手紙を西野が勝手に朗読し始め‥‥‥。
明日香はその手紙で、全ての記憶が蘇り、ここに来た本当の理由が突きつけられ‥‥‥。
監督・脚本・原作:松尾スズキ
出演:内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、塚本晋也、平田満、妻夫木聡、大竹しのぶ
公式サイト