25歳のフィリップは、母と二人の妹と暮らすハンサムでナイーヴな青年。彼は巷の凄惨な事件の報道にも耳を塞ぐほど恐がりで、ロマンティストでいつも美しいものを愛していたい。家の庭には昔から“フローラ”という名の石の彫像があり、フィリップはフローラを愛していた。しかし、夫に先立たれた母親に新しくできた恋人のパーティでフローラをプレゼントすることになり、フィリップは落胆を家族に隠していた。
ある日、妹の結婚式でフィリップは妹の花嫁付添人(ブライズ・メイド)のセンタに出会う。センタは彼の目にはまるで愛する彫像フローラそのものとして映った。運命の鍵はセンタの手に委ねられていた。結婚式が終了して一人家に帰ったフィリップのもとに、雨に濡れた身体でセンタが突然現れる。そして彼女はフィリップこそ、ずっと探していた運命の男だと気づいた、と告白する。激しく燃え上がり、情熱的に愛し合う二人。母親と暮らしているフィリップはセンタに誘われるままに、彼女の部屋に入り浸るようになる。そこはくすんだ人気のない洋館の地下室で、ときおり階上でセンタの母親が恋人とダンスの練習をしていた。センタは自分を女優の卵だというが、どこまでが真実なのかわからない不可解な言動が多くなっていく。フィリップは愛欲に溺れ、センタの言動に振り回されていく。ある日、センタは彼に自分を愛していることの証を迫った。
「為すべきことは四つ。木を植えること、詩を書くこと、同性の人と寝る、そして誰か人を殺すこと…」
最初はただの戯れの言葉と思っていたフィリップだが、センタは真剣だった。そして甘美だったはずの愛は、やがて恐ろしい衝撃の結末へと加速していく…
監督:クロード・シャブロル
脚本;クロード・シャブロル ピエール・レシア
撮影:エドゥアルド・セラ
出演:ブノワ・マジメル ローラ・スメット オーロール・クレマン他
原作:ルース・レンデル
制作国:フランス ドイツ
配給:CKエンタテインメント
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上映劇場情報
渋谷Q-AXシネマ
愛知名演小劇場
失業中の夫の分まで働き、15歳の一人娘パウラ(ヨアンナ・コパ)の母親の役目を果たしながらも、明るくたくましく生きるライムンダ(ペネロペ・クルス)。すぐにカッとなる気性の激しさが唯一の欠点だが、いつも生き生きと輝いている。そんなライムンダに、ある日2つの死が降りかかる。
娘のパウラが「本当の親じゃないから」と関係を迫ってきた父親を、包丁で刺し殺してしまったのだ。パウラを守るため動転などしていられない。空き家となっていた隣のレストランの冷蔵庫に、夫の死体をひとまず隠すライムンダ。そしてその夜、ライムンダの両親が死んだ大火事のショックから病気がちになっていた最愛の伯母も、息をひきとった。
姉のソーレ(ロラ・ドゥエニャス)と隣人のアグネスティナ(ブランカ・ボルティージョ)に伯母の葬儀を任せ、レストランで”冷凍品”をどうするか頭を悩ませていたライムンダは、近くで撮影している映画スタッフに店員と間違えられ、彼らに食事を提供することに。
レストランは、そのまま彼女の生活の場へと姿を変える。冷凍庫に大きな秘密を隠したまま・・・。
一方、伯母の葬儀のため故郷ラ・マンチャへ戻ったライムンダの姉ソーレは、近所の人たちの奇妙なうわさを耳にする。火事で死んだ母親の姿を見掛けたと言うのだ。動揺するソーレに、隣人のアグネスティナは「ラ・マンチャでは、幽霊が現れるのは良くあること」だと語る。
だが葬儀を終えて家に帰り着いたとき、ソーレの車のトランクには大変なお土産が入っていることに気付く。少しやつれた母(カルメン・マウラ)が、にこやかに現れたのだ!幽霊なのか、本物の母のなのか。突然の再会に戸惑いながらも、ソーレは懐かしさと安らぎのあまり、その”母”と一緒に暮らし始める。
ソーレが、母の存在をライムンダに伝えられずにいたある日、ソーレの家を訪れたライムンダは、懐かしい母のにおいを感じる。ベッドの下に隠れた母が、おならをしたのだ。しかし母には、あるときから急に自分を拒むようになり、わかり合えないまま別れたライムンダの前に現れる勇気がまだなかった。
ライムンダの美しさに惹かれた映画スタッフは、全撮影期間中のランチを頼み、最終日には打ち上げパーティーを開催することに。かつてオーディションを受けたほど歌が得意だったライムンダは、クルーに感謝を込めて歌声を披露。母に教えられたタンゴの名曲「VOLVER(帰郷)」の歌詞が、ライムンダの心の奥に眠る母への思募を揺り起こす。大きな瞳を潤ませながら、見事に歌い上げるライムンダ。店の前に止められたソーレの車に隠れて、母もまた娘への愛しさに瞳を潤ませていた。
もうこれ以上、母の存在を隠すことは出来なかった。母と娘の再会の時。
しかし、それはライムンダの秘密と、もっと衝撃的な母の秘密が、明かされる瞬間だった・・・。
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス カルメン・マウラ ロラ・ドゥエニャス ブランカ・ボルティージョ
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
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西アフリカのガーナ。そこで、右足に障害をもって生まれたエマニュエルには、この地で生きる多くの身体障害者と同じ運命が待っていた。
父親に見捨てられ、村社会では除け者にされた。ガーナでは、障害を持って生まれた子供は呪われた者とみなされ、物乞いの道しか残されていない。そんな背景にありながらも、母親の愛に支えられてエマニュエルは、自らの人生を、そして国全体の意識を変えるべく、不屈の精神で努力を重ねる。
支援団体から自転車を手に入れたエマニュエルは、片足だけでガーナ全土を走破。ポジティブに幾多の苦境を全力で乗り越えるその姿から生まれるメッセージは、やがて海を越え、遥かアメリカへと伝わった。
多くの人々に支えられ、義足をつけたエマニュエルは、トライアスロンのレースに挑戦し、一躍有名人となる。そしてエマニュエルはアメリカで、米国人アスリート、ジム・マクラーレンと運命的な出会いを果たす。交通事故で左足を失いながらも世界一早い片足の長距離ランナーとなり、人生を取り戻したかのようにみえたジムは、二度目の不運な事故で半身不随の身となっていた・・・。
だが、二人の不屈の精神力は、過酷な運命を生き抜く勇気を互いに与えあう。エマニュエルはジムを慕い、ジムは彼に希望を託す。やがて彼らの勇気は、さらなる大きな目標に向かって拡がっていく・・・。
ガーナでは、現在もポリオワクチン不足などの理由で多くの子供達が障害をもって生まれ、その数は全人口の10%、200万人に及ぶと言われている。エマニュエルは、そんな背景の中自分の人生に感謝し、信念を持って夢の実現のため立ち上がった。アスリートとしてガーナのヒーローとなった今も、エマニュエルはガーナに暮らし、祖国の路上から物乞いをする障害者がいなくなる日を夢見て、今日も情熱を注いでいる。
エマニュエルの揺るぎない信念、前向きな姿勢、弛まない努力の数々は、観る者すべての心に大切な“贈りもの”を届けてくれる。
監督:ナンシー・スターン
プロデューサー:リサ・ラックス
音楽:ジェフ・ビール
撮影:サムソン・チャン
出演:エマニュエル・オフォス・エボワ ジム・マクラーレン ルディ・ガルシア・トルソン ボブ・バビット他
制作:2005年
制作国:アメリカ
配給:デジタルサイト
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70年代、ブロンクス地区の貧しいブレイクダンサーが踊りやすいという理由でスニーカーを選び、自己表現のために色を塗り、靴ひもを工夫した。
80年代、伝統のヒップホップアーティストがデビュー。誰にも頼まれていないのに彼らは「My Adidas」という曲を作り、ライブでは観客がスーパースターという靴を頭上に掲げた。
90年代、1試合に63点という前人未到の記録を打ち立てた男は、NBAのルールを破り、エアジョーダンという靴を履き続けた。
そして現代。類まれなキャラクターを持ちカルチャーアイコンとなった女性は、靴を収納するために車を改造した。
なぜ”運動靴”が人の心を動かすのか?いったい誰が仕掛けたのか?その裏側に画された知られざる真実を描いたポップドキュメンタリー「JUST FOR KICKS」。本作品は世界各国の映画祭に出品され、2つの映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を獲得。さらに日本ではMTVシアターの第1回作品として公開されることが決定した。
現在、スニーカーは世界中で大きな影響を与えている。RUN-DMC、マケル・ジョーダン、ミッシー・エリオット、ジェイZ、50セントなど、スターたちのエピソードを軸に、ヒップホップアーティストやスポーツ選手と有名ブランドの戦略を暴き出す。しかしスニーカーの栄光に隠された秘密には、それだけでは語りきれない”何か”存在していた・・・。
監督:ティボ・ドゥ・ロンジェイヴィル
プロデューサー:ティエリ・ダヘール
出演:DMC ラッセル・シモンズ グランドマスター・カズ ミッシー・エリオット 他
制作:2005年
制作国:アメリカ
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「たそがれ清兵衛」における存在感で、映画界に衝撃を与えた舞踏家・田中泯
職業は農民ダンスは命そのものという彼が、踊りの始原を求めて旅に出た。
『立ち尽くすだけ、座っているだけ、道をふらふらするだけ、踊りになるかどうかわからない』
そう言いながら道で踊る、水牛と踊る、大樹と踊る、渓流で踊る、会場で踊る、使者を踊る、
離別を踊る・・・。いつの間にか老若男女が集まってくる。トラックが止まる。犬やニワトリがくる、
そして風も雨も潮騒も来る。
これは、『田中泯』をシナリオとした初めてのダンス・ロード・ムービーである。
監督:油谷勝海
撮影:松前次三
出演:田中泯 他
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南イタリア- 一瞬にして人生を狂わせた強烈な誘惑。
世界中でベストセラーを記録する人気作家セルジュ・ノヴァクとしての正体を隠した小説家ダニエル(ダニエル・オートゥイユ)は、義理の息子の結婚式に出席するためカプリ島に向かう船上でミラ(アナ・ムグラリス)という美しい女性と出会う。一瞬にして心を奪われたダニエルは、誘われるままに一夜を共にする。しかし、翌朝の結婚式、義理の息子の花嫁として現れたのはミラだった。
古都ジュネーブ- 謎に包まれていく女と仮面を剥ぎ取られていく男邸宅のあるジュネーブに戻っても、許されない情事を重ねる2人。妻のニコレット(グレタ・スカッキ)にすら全てを打ち明けず、社会に背を向けて生きてきたダニエルにとって、同じポーランド出身で、ユダヤの言葉であるイディッシュ語が理解できるミラの存在は謎に包まれ、反対にダニエルの正体が世間に晒され、ダニエルは築き上げた全てを失っていく。
そして、デブノーの森へ- 女の謎を追って、男がたどりついたのは、自らの過去
ミラの正体は-。自分を脅し、マスコミに秘密を暴くのは誰なのか。謎を追ってダニエルが辿り着いたのは、故郷であるポーランド、デブノーの森に封印した自らの過去だった。ついに全てを理解したダニエルは、愛するミラの為に、悲しい運命を残す。
そして、秘密はミラに託された-.。
監督・脚本:ロベルト・アンドゥ
撮影:マウリツィオ・カルヴェージ
美術:アンドレア・クリザンティ
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
出演:ダニエル・オートゥイユ アナ・ムグラリス グレタ・スカッキ
制作年:2004年
制作国:フランス イタリア スイス
配給:アット エンタテインメント
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ファン・ビジェガスはツイてない男だ。パタゴニアの寂れた道路沿いのガソリンスタンドで20年も働いてきたが、ある日突然ガソリンスタンドが売却され、オーナーが変わるとあっけなくクビにされてしまったのだ。少しでも金を稼ごうと、趣味が高じた手彫りの柄のナイフを作っては売り歩くがさっぱり売れない。大した技術もない初老の男に世間の風は冷たかった・
フアンは住まいもなくし、娘夫婦の家に身を寄せたが、娘も自分の生活で精一杯で、フアンは厄介者でしかなかった。
そんなある日、道ばたで車が立ち往生している女性を助け、家まで送り届けてやると、そのお礼に大きな白い犬をもらうことになった。その犬はドゴ アルヘンティーノという血統書付きの素晴らしいもので、犬は心の友になるからと半ば強引に押し付けられてしまったのだ。フアンにはお金の方がありがたかったし、自分の食い扶持すらないのにと思うのだが、やはり断ることは出来なかった。彼女の家はとても立派だが、男出もなくこれからの生計を母娘だけで行くには不安そうに見えた。フアンは仕方なくその犬を助手席に乗せて家路に着くが、不思議と心が温かくなった。犬も心なしか嬉しそうに見えてくる。
家に着くと大ブーイング。居づらい家がいよいよ居づらくなってしまった。しかしここから少しずつフアンの運命は好転し始める・・・・・・。
監督:カルロス・ソリン
脚本:カルロス・ソリン サンディエゴ・カロリ サルバドール・ロセッリ
撮影監督:ユーゴ・コラスA.D.F
美術監督:マルガリータ・フシド
録音:アベイト&ディアス
編集:モハメド・ラヒド
音楽:ニコラス・ソリン
出演:フアン・ビジャガス ワルテル・ドナード グレゴリオ(ボンボン・ルシアン役)
制作2004年
制作国:アルゼンチン
配給:シネカノン
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6月25日~7月1日迄、ラフォーレミュージアム原宿等で行われております。最近、吉本興業の芸人さんが100人で100本のショートフィルム製作を発表するなど、映画に限らず映像業界全体から注目を集め始めた「ショートフィルム」。
このジャンルを2000年に俳優の別所哲也氏が中心となり開催されているこの映画祭。開催当初からジョージ・ルーカス氏や、ソフィア・コッポラ氏などの名だたる映画監督も応援しています。
ショートショートフィルムフェスティバル2007では、映画の未来を担うクリエイターの作品を始め、現在巨匠と呼ばれる監督が若き日に撮った作品も上映されます。
詳細は下記リンクからご覧下さい。
(Bonat)
SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2007
紹介リンクはコチラ
K STYLE WEBSITE:BLOG
母と子、父と子、愛と友情、青春の屈託・・・。
あなたにどこか似ている普通の人へ。
陰影、やさしさ。思いの深さを余さずくみとる。血の通った物語
この話は、東京に弾き飛ばされ故郷に戻っていったオトンと、同じようにやってきて帰るところを失ってしまったボクと、そして、一度もそんな幻惑を抱いたことも無かったのに、東京に連れてこられて、戻ることも帰ることもできず、東京タワーの麓で眠りについた、ボクの母親の、ちいさな話です。
1960年代、ボクが3歳の頃。真夜中にオトンが玄関の戸を蹴破って帰ってきた。酔っぱらったオトンは僕にいきなり焼き鳥の串を食わせ、そして・・・・・・オカンにホウキで殴られた。故郷の小倉で、オカンとオトンとボクの3人が暮らした短くも幸せな日々の、それが最後の思い出だった。オトンの家を出て、オカンはボクを筑豊の実家に連れ帰った。オカンは妹の”ブーブおばさん”の小料理屋を手伝いながら、女手一つでボクを育ててくれた。毎日、オカンは夜中に起きて漬物の糠床をかきまぜる。「朝ごはんの時間から逆算するたい。今起きて混ぜるんが、一番美味しく漬かるんよ」とオカンは言う。オカンの作ってくれる美味しいご飯を食べて、ボクは大きくなった。トロッコに乗ってやんちゃな遊びをやらかすような、昭和の炭鉱町のガキになった。
オカンも漬物をかき混ぜてばかりいたわけじゃない。近所の人たちと花札に興じたりして、酒乱のオトンから解放された自由をそれなりに謳歌もしていた。ボーイフレンドらしき人ができたこともある。オカンもまだ若くて、女だった。
学校が長い休みになると、僕はオトンのところへ行かされた。一度、オトンが僕のために船の模型を作ってくれたことがある。何事もやりかけで終るオトンが作ってくれた船はやっぱり未完成だったが。
1970年代、筑豊の炭鉱も小倉の製鉄所も、煙突から煙を上げなくなった頃。中学3年になっていたボクは、疲れた町を出ていきたくなった。早くオカンを自由にしてあげたいという思いもあった。
大分の美術高校に合格し、一人で下宿生活をすることになった春の日。駅まで見送りに来たオカンがボクに持たせたカバンには、新しい下着と弁当箱と、しわくちゃの一万円札を忍ばせた封筒が入れてあった。列車の中、オカンのおにぎりと漬物を噛みしめて、15歳のボクは泣いた。
この映画の評として、垢の付いてしまっている言葉だが、故郷を思い、母に電話をしたいと思った。続けて見たいとは思わないが、一生近くに置いておきたい作品。決して新しい試みなどを詰め込まなくとも、関わる人間が誠実に物造りをすればドラマのない生活すら「描ける」のである。
(Bonat)
監督:松岡錠司
脚本:松尾スズキ
原作:リリー・フランキー
撮影:笠松則道通
照明:水野研一
美術:原田満生
録音:柿澤潔
編集:普嶋信一
音楽:上田禎
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:豊川京子
主題歌:福山雅治
出演:オダギリジョー 樹木希林 内田也哉子 松たか子 小林薫 寺島進 中村トオル他
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 公式サイトへ
74年。京都で大暴れしていたアンソン(井坂俊哉)は、病にかかった息子チャンス(今井悠貴)の治療のために、一家を引き連れ東京に引っ越してきた。
アンソンはある日、駅のホームで宿敵近藤(桐谷健太)と遭遇し彼が率いる大学応援団と朝鮮高校生との大乱闘に巻き込まれるが、気のいい国鉄職員の佐藤(藤井隆)に助けられる。佐藤はその争いが原因で国鉄をクビになってしまうが、アンソンの家族とも親しくなり妹キョンジャ(中村ゆり)にほのかな思いを抱く。
キョンジャはふとしたきっかけで芸能プロダクションからスカウトを受け、狭い世界を飛び出したいという思いとチャンスの治療費を稼ぐためにも、芸能界で頑張ろうと決意する。タレントとしての一歩を踏み出すものの、なかなか芸能界のしがらみに馴染めないキョンジャに声を掛けてくれたのは、自然体で業界に染まらずにいる先輩俳優の野村(西島秀俊)だった。やがてキョンジャは迷いながらも野村に惹かれ始めていく。
一方チャンスの病状は次第に悪化し、日本では助かる術がないと宣告されてしまう。アンソンはアメリカでの治療にかかる膨大な費用のために無謀な計画を立て、佐藤を巻き込みたった2人で危険な仕事へと突っ走っていくが・・・。
愛するものの命を救うために、全てを投げ出し全力疾走するアンソンたち。果たしてキョンジャと野村の恋の行方は? アンソンと佐藤のとんでもない作戦とは? そして彼らはその手にLOVE&PEACEをつかむ事ができるのか!?
監督:井筒和幸
脚本:井筒和幸 羽原大介
音楽:加藤和彦
撮影:山本英夫
出演:井坂俊哉 西島秀俊 中村ゆり 藤井隆 風間杜夫 ラサール石井 他
企画・制作・配給:シネカノン
パッチギ LOVE&PEACE 公式サイトへ
上映劇場情報
2001年10月7日-
MLBのスーパースター、サンフランシスコ・ジャイアンツのバリー・ボンズが、それまでの年間最多記録を更新する73本目のホームランを放った。驚異的な記録に世界中のメディア、野球ファンが熱狂したが、問題はそのホームランボールの行方である。
遡ること約40年前、ロジャーマリスがベーブ・ルースの年間最多記録を破った61号のホームランボールは当時の値段で何と5,000ドル(約180万)の値がついた。
98年、今度はマーク・マグワイヤがシーズン70本塁打を記録。史上最も価値のあると言われたこのボールは270万ドル(約3億円)で落札された。この頃から記念のホームランボールは人々の億万長者への夢となった。
そして01年、ボンズが驚異的なペースで本塁打を量産するに連れ、彼が出場する試合の外野席は、異常なまでの興奮と熱狂に包まれていった。
そして運命の10月7日、遂にその瞬間は訪れた。高々と舞い上がったボールは一直線にライトスタンドへ!一人の幸運な男が見事キャッチしたと思われたが、これが事件の始まりだった・・・。
監督・プロデュース: マイケル・ウラノヴィックス
出演: ウィン・フリードマン ジョシュ・ベッケル ケビン・グリフィン キャット・ソレンセン
100万ドルのホームランボール 捕った!捕られた!訴えた! 公式サイトへ
上映劇場情報
東京 新宿ガーデンシネマ
大阪 梅田ガーデンシネマ
京都みなみ会館
別れを決めるとき、人は初めて愛することを知る。
マリーとニコラは結婚15年になる夫婦。彼らは友人の結婚式に出席するために、リスボンからパリへやって来た。友人達からは、“理想のカップル”として見られている二人だったが、実は彼らは離婚することを決めているのだった。
二人は、パリ滞在の数日間にも、たびたび口論を繰り返す。一方、マリーはロダン美術館で、あたかも溶け合おうとする女と男を描いた彫像を見て、引きつけられる。
「私たち、何をしたの?」「何をしなかったの?」
後悔し、迷い、傷つけあいながら、失ってしまうことに気づいた時、初めて相手の存在をより大きく感じ始めるのだった・・・
監督・構成: 諏訪敦彦
撮影・アーティスティック・ディレクション: キャロリーヌ・シャンプティエ
編集: ドミニク・オーヴレイ 諏訪久子
録音: ジャン=クロード・ロルー フランク・デムラン ニコラ・カンタン
整音: ニコラ・ナエゲラン
音楽: 鈴木治行
衣裳: エリザベス・メウ
プロデューサー: 澤田正道 吉武美知子
出演:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ ブリュノ・トデスキーニ ナタリー・ブトゥフ
ルイ=ドー・デ・ランクサン ジョアナ・プレイス ジャック・ドワイヨン アレックス・デスカス
製作: コム・デ・シネマ ビターズ・エンド
製作協力: アルテ
原題: Un Couple Parfait
2005年/フランス=日本/カラー/35ミリ/108分/1:1.85/ドルビーSR
提供: ビターズ・エンド、スタイルジャム
配給: ビターズ・エンド
不完全なふたり 公式サイトへ
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昭和45年春、金沢――。
春日高校「能楽クラブ」に所属する、快活な女子高生、麻井由似子(本仮屋ユイカ)のクラスに、不思議な魅力を持つ転校生がやってくる。その少女の名は、叶小夜子(鈴木杏)。5歳の頃に親戚の家に預けられて以来、この地を離れて暮らしていたが、12年ぶりに実家に戻ってきたのだ。長くツヤのある黒髪、吸い込まれるような瞳……。クラスメイトたちは、たちまち小夜子の虜になる。もちろん由似子も。だが、遠野涼(勝地涼)だけは、小夜子に見つめられると、ただならぬ気配を感じ、教室を出て行く。
小夜子は、“天衣神社”をはじめ、このあたりの土地のほとんどを所有する名家、叶家の娘。下校時になると、書生の小川雪政(津田寛治)が車で迎えに来る、いわば“お姫様”のような存在である。その姿を涼と見ていた、新興の「遠野建設」の息子・遠野暁(深水元基)は、小夜子と政略結婚させられそうになっていると語る。涼と暁は義理の兄弟。7年前に交通事故で両親を亡くした涼は、妹の水絵とともに養子として、親戚の遠野家に引き取られたのだ。暁の父・一郎は、叶家が所有する土地に春日高校の中等部を建設しようとしているが、叶家は借金まみれにもかかわらず買収に応じない。そこで、一郎の妹であり、暁の叔母である浮子が、小夜子と暁の縁組を企て、小夜子を実家に呼び戻したというわけだ。浮子は、小夜子の兄・泰之と結婚し叶家に嫁いだが、すぐに未亡人となり、今は小夜子の祖母・叶あき(江波杏子)の介護をしているのだった。
ある日の放課後、“天衣神社”に遊びに行った小夜子と由似子は、突然不良グループに襲われる。だが、怯えるそぶりもなく、相手を次々と倒していく小夜子。その様子を目の当たりにした由似子は、ますます小夜子に憧れの念を抱く。
小夜子は担任の根津に、神社での一件を報告するが、中等部の教頭に内定しており、スキャンダルを表沙汰にしたくない根津は、小夜子を教室に呼び出し口止めする。……やがて、校内に響き渡る小夜子の悲鳴。シャツを引き裂かれた姿で、部屋を飛び出してきた小夜子は、偶然通りかかった涼の背中に隠れ、その肩にしがみついて震える。小夜子の瞳から放たれる強烈な光に気づく涼。
叶家で、小夜子を披露するお茶会が開かれ、暁と涼、そして由似子もやってくる。妖艶な着物姿の小夜子に、暁は本気で恋心を抱き始めるが、小夜子は軽くあしらい、涼に対して気のあるそぶりを見せる。庭の仮設舞台では、由似子がクラブで練習している能楽『羽衣』が披露され、由似子は感激する。
一方、由似子の姉で、美術学科の大学生・麻井鷹子(市川実日子)は卒業論文のテーマを叶家の財宝研究とし、叶家の歴史と家宝について調べていた。数多くの美術品の中でも、鷹子が最も興味を持っているのは、12年前の“天衣神社”の火事で消失したとされる“天女の衣”――「『天女の衣』に触れた女は幸せになるが、一方、それに触れた男には祟りがある」との言い伝えが残っている幻の逸品だ。調査に協力していた叶家の蔵の管理人・三木は、蔵の中にあった「吉祥天」の絵を眺めていた鷹子に、“叶家は天女の末裔だ”とする天女伝説を語り始める。その話を聞き、心躍らせる鷹子だが、次の瞬間、蔵で根津の死体を発見し絶叫する。
小夜子を可愛がっていた祖母・あきの容態が急変し、この世を去る。葬儀には、暁と涼も参列。その場で暁は涼に、遠野家と叶家が暁と小夜子の結婚に合意したと語る。暁に話しかけられている小夜子の姿を遠くから見守りながら、複雑な心境の涼。涼を見つめる小夜子……。一方、あきを死に追いやった浮子は、策略の片棒を担いでいた小夜子の父・和憲と祝杯をあげる。だが、突如もだえ苦しみだすと、ベランダから転落し、謎の死を遂げるのだった。
遠野家を訪れた小夜子は、応接間で一郎と二人きりになる。帰宅した暁は、小夜子が自分に会いに来たと思い、早速、小夜子のもとへ。それを見届けた涼が自宅を出た途端、部屋から怒号が聞こえてくる。応接間で涼が目撃したのは、胸部を血で染めた一郎と、服を乱され、放心した様子でうずくまる小夜子、そして、血塗られたナイフを握った暁だった。暁は、涼が止めるのも聞かず、弾丸と銃を手に、そのまま部屋を出て行く。
暁は行方をくらましたが、小夜子と暁の婚姻届は既に提出されており、さらに遠野建設の筆頭株主が、小夜子の母・鈴子の名義に変更されていた。小夜子の部屋を訪れた涼は、遠野家を陥れた小夜子に怒りをぶつけ、暁の命令だと言って外に連れ出す。由似子が人質になっていると知り、おとなしく従う小夜子。涼のバイクの後部座席に座った小夜子は、まるで恋人同士のように涼にぴったりと寄り沿う。やがて、二人が由似子の捕らわれている廃墟に着くと、銃を抱えた暁が待ち構えていた。小夜子に銃口を向ける暁。一方、涼は隠し持っていた猟銃を取り出す。そして、小夜子を守るために、暁をめがけて引き金を引く……。
監督・脚本:及川中
原作:吉田秋生
撮影:柳田裕男
美術:中川理仁
照明:松隈信一
編集:阿部互英
音楽:神津裕之
整音:鶴巻仁
出演:鈴木杏 本仮屋ユイカ 勝地涼 市川実日子 深水元基 津田寛治 江波杏子
制作:2007年
制作国:日本
配給:CKエンタテインメント[Cubical]
吉祥天女 公式サイトへ
上映劇場Blog
さわやかな風が吹き抜け、生徒達との声でにぎやかな教室、廊下、グラウンド。見慣れた朝の光景に、今日もいつもと変わらない平凡な1日を過ごすかに見えた6人の高校生たち。
しかし、時間の経過とともに彼らひとり一人が誰にも言えない悩みや問題に直面し、今にも押し潰されそうになっている現実が次第に明らかになっていく。
ピアノ得意で成績優秀なマーカスは、一流弁護士で高所得者の父親を尊敬している。
マーカスの妹メロディは、動物と子供を愛する心優しい女の子だが、両親とくに父親から疎まれていると感じている。
スポーツマンのルークはサッカーに夢中で、悪友2人といつも級友をからかっている。
長髪のショーンはゲイであることを学校でからかわれ、両親からも半ば見捨てられていて、その苦しみからマリファナを常習している。
ルークにぞっこんのサラは、いつも自分のボディラインを気にしお洒落に余念がない。来年、卒業したら、仕事はせずに結婚したいと夢見ている。
3ヶ月前にイギリスから家族で移住したスティーブンは、尿道が2つあって、知らないうちに漏らしてしまう。また、片方の足が短いため、足を引きずって歩く。卒業までの3ヶ月を絶望的に長く感じている。
やがて午後2時37分ちょうどにお起こる悲劇。果たして自ら命を絶とうとしたのは誰なのか、そしてその理由は何だったのか・・・・・・。
監督・脚本:ムラーリK. タルリ
出演:テレサ・パルマー ジョエル・マッケンジー クレメンティーヌ・メラー チャールズ・ベアード
サム・ハリス フランク・スウィート マルニ・スパイレイン
制作:2006年
制作国:オーストラリア
配給:シネカノン
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上映劇場情報
サヤカと絵理。ロックバンド”Theピーズ”が大好きって子と以外、共通点のない二人。身長も、性格も、周囲の人間が不思議に思うほど不釣合いだけど、二人は親友だった。いつまでも続くと思ってた、二人のきらきらした時間だが・・・
絵理はアメリカへ留学することを決意し、別れの時が近づいていた。離れ離れになる寂しさを互いに抱えながら、旅立ちを応援しようとするサヤカ。しかし出発準備を手伝う中、サヤカは、フラれたばかりの元カレ・シンジの写真を絵理の荷物の中に見つけてしまった。
複雑に揺れる感情。離れた距離の分、二人の気持ちも離れていってしまうのか・・・。
監督・脚本・編集:高柳元気
撮影監督:国松正義
音楽:磯金俊一
主題歌:The ピーズ
出演:高橋まなみ 吉川れみ 富田幸恵 堀龍一 田中卓志(アンガールズ)
山根良顕(アンガールズ) 千原ジュニア 板尾創路 徳井優
日が暮れても彼女と歩いてた 公式サイトへ
上映劇場情報