映画ブロイラー

6月 18, 2007

転校生-さよなら あなた- ・2007年6月23日公開・

Filed under: 邦画 — kuro @ 6:29 pm

両親の離婚を気に、尾道から母とともにかつて幼少期を過ごした信州に転向してきた斉藤一夫。手にする携帯電話には父からもらった小さなピアノのストラップが付いている。尾道に恋人の明海を残し、元気を失っていた一夫だったが、転校してきた善光寺北中学校で幼なじみの一美と再会する。
「大きくなったらあんたのお嫁さんになるって、キスしてあげたじゃない」。
幼少期の二人の思い出を明け透けなく話す一美に対し、戸惑い、恥らう一夫。

一美には山本弘という恋人がいる。彼は一美に一冊の本を手渡しながら話す。
「キェルケゴールの『死に至る病』。一美くんは時々、ふっと自分の空想の物語の中へ入ってしまう癖がある。君にはこの本を貸してあげよう。世界と神、現実と理想、信と知の絶対的対立のうちに、人生の深い意味が見られるのだ」。
弘のその気障りな態度にむっと来る一夫だが、一美とは会話を重ねるうち、昔の勘を取り戻すかのように、自然と呼吸があってくる。

一美の自宅は古くから蕎麦屋を営んでいる。両親と祖父、そして歳の離れた姪が一緒に暮らしている賑やかな日本の家族だ。兄が一人いるが今は東京に放離れて住んでいる。その日一美は一夫を自宅に招く。昔話の流れで二人は、思い出の場所である”さびしらの水場”へと足を運ぶ。
「一夫ちゃん、美味しいのよ、ここの水。だから家の蕎麦も美味しいの」。
柄杓でその水を掬おうとした瞬間、二人は誤って水の中へ身を落とす。急いで這い上がった二人だが、やっと気が付いたとき、一美は一夫へ、一夫は一美へとその身体が入れ替わっていたのだ。

監督:大林宣彦
製作:黒井和夫
プロデューサー:網嶋康男(角川映画) 大林恭子(PSC)
原作:山中恒「おれがあいつで、あいつがおれで」
脚本:剣持亘 内藤忠司 石森史郎 南住根 大林宣彦
音楽:山下康介 
主題歌:寺尾紗穂「さよならの歌」
出演:蓮佛美沙子 森田直幸 清水美砂 厚木拓郎 寺島咲 石田ひかり 田口トモロヲ 窪塚俊介 他

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リサイクル/死界  ・2007年6月23日公開・

Filed under: アジア, 単館系 — kuro @ 5:49 pm

「不滅の愛」3部作がベストセラートとなり、ディンイン(アンジェリカ・リー)は一躍人気作家になった。その映画製作発表の席上、彼女の次回作のタイトルが「鬼域」であり、霊的体験をテーマにした作品であることが発表される。
ところがディンインは、まだ主人公の設定すら出来ておらず、新作「鬼域」は思うように筆が進んでいなかった。
「主人王は長い髪で・・・」、「ある晩、無言電話が三回・・・」、「バスルームに人影が・・・」、彼女は創作メモを書いてはゴミ箱に捨て、削除していった。
そんな中、彼女の周りで奇妙な現象が起こり始める。台所に落ちた見覚えのない”長い髪の毛”、電話を取ると聞こえる”怪奇音”、そして背後に感じる人の気配”。
すべては焦りからくる錯覚なのか、それとも何かの予兆なのか・・・。ディンインは現実と虚構の間で混乱し始める。
不気味な気配を振り払うかのように、一心不乱に執筆を続けるディンイン。
「エレベーターが7階で止まる。通路の先には・・・」、そしてまたしても小説通りことが起こる。
止まったエレベーターに乗ってきたのは、死人のような顔色をした老婆と女の子。1階で降りたディンインが後ろを振り返ると、2人はあるはずのない地階に沈んでいったのだ。叫びだしたい衝動を抑えながら通路の先へと逃げ出すディンイン。
そこで彼女が見たものは、まるで世紀末のような死の世界だった・・・。

監督・脚本・製作・編集:オキサイド・パン ダニー・パン
出演:アンジェリカ・リー ラウ・シンミン

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