映画ブロイラー

6月 10, 2007

あるスキャンダルの覚え書き  ・2007年6月2日公開・

Filed under: 単館系, 洋画, 公開中 — kuro @ 2:26 pm

ロンドン郊外にあるセントジョージ総合中等学校で歴史を教えるバーバラ・コヴェット(ジュディ・デンチ)は、非常に厳格な態度で生徒に接することで知られているベテラン教師。同僚や社会に対しても常に批判的な上、斜に構えた態度や歯に衣着せぬ物言いで周囲からは疎まれてもいた。ロンドン郊外にあるセントジョージ総合中等学校で歴史を教えるバーバラ・コヴェット(ジュディ・デンチ)は、非常に厳格な態度で生徒に接することで知られているベテラン教師。同僚や社会に対しても常に批判的な上、斜に構えた態度や歯に衣着せぬ物言いで周囲からは疎まれてもいた。
孤立しているバーバラはある日、労働階級の子供たちばかりが通う学校に現れた場違いな美術教師シーバ・ハート(ケイト・ブランシェット)に目を留める。「彼女こそ、私が待ち望んだ女性に違いない」と心ひそかに興奮するバーバラは、シーバの様子にこっそりと目を配り、日記に彼女のことを夜毎書き綴る。

そんなある日、シーバの受け持つクラスで騒動が起こる。偶然、通りかかったバーバラが殴り合う男子生徒を一喝し、騒ぎを収拾。シーバは心からの感謝をバーバラに捧げ、バーバラを自宅に招くことになった。美容院で髪をセットし、花束を手にいそいそとシーバ宅を訪れたバーバラを出迎えたのは、シーバの夫リチャード(ビル・ナイ)と長女ポリー、そしてダウン症の長男ベン。幸せを絵に描いたようなブルジョワ家族の休日をシニカルに見つめるバーバラだが、食後にシーバから人生の不満や夢を打ち明けられ、彼女との友情を再確認するのだった。

しかし、この友情はバーバラが思っているほど神聖なものではなかった。セントジョージ校で演芸会が行われた夜、姿の見えないシーバを探しに美術教室に向かったバーバラは、シーバが男子生徒とセックスしている姿を目撃する。少年は以前、バーバラが叱り飛ばしたスディーヴン・コナリー(アンドリュー・シンプソン)だった。2人の関係に気づかなかった自分を呪ったバーバラは数日後、シーバをパブに呼び出して、すべてを告白させる。シーバはバーバラの厳命を聞き入れ、コナリーとの別離を明言。秘密を握ったバーバラとシーバの間には、微妙なパワーバランスの友情が培われ始める。

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選挙  ・2007年6月9日公開・

Filed under: 単館系, 邦画, 公開中 — kuro @ 2:17 pm

 2005年秋。東京で気ままに切手コイン商を営む「山さん」こと山内和彦(40歳)は、ひょんなことから自民党に白羽の矢を立てられ、市議会議員の補欠選挙に出馬することになった。政治家の秘書経験もない山さんは、政治の素人。しかも選挙区は、ほとんど縁もゆかりもない川崎市宮前区だ。地盤どころか後援会すらないまま、激しい選挙戦に突入することになるしかし、自民党としても負ければ市議会与党の座を奪われてしまう大事な選挙。何としても勝たなければならない。地元選出の自民党議員や秘書たちによる激烈な戦闘態勢が組まれ、世にも過酷なドブ板戦が始まった。

対するは、民主党、共産党、神奈川ネットワークからそれぞれ公認されたベテランたち。地方の市議選であるにもかかわらず、自民党大物議員の石原伸晃や川口順子、橋本聖子、萩原健司、果ては小泉首相までが応援に駆けつけ騒然となる。

山さんは少しでも選挙民に自分の顔を売るため、神社のお祭りや保育園の運動会、老人会、果ては駅やバス停にまで出かけていき、片っ端から握手を求める「電柱にもおじぎ作戦」に出る。
また、確固たる後援会のない山さんは、地元選出の自民党議員の組織力と地盤を拝借できなければ当選はおぼつかない。他の自民党市議や県議、国会議員の支援者に自分への投票を呼びかけ、党挙げての組織票固めを試みる…。

監督・撮影・編集:想田和弘
出演(敬称略・肩書きはすべて当時):山内和彦(川崎市議会補欠選挙・自民党公認候補) 山内さゆり(山内和彦の妻) 他

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東京小説~乙桜学園祭~  ・2007年6月2日公開・

Filed under: 単館系, 邦画, 公開中 — kuro @ 2:04 pm

 2人の映画監督がここにいる。2人とも本当は小説家である。デビュー作にして映画化された衝撃作『イノセントワールド』、原案だけでなく脚本にも関わった『虹の女神』の“桜井亜美”と、『ZOO』『暗いところで待ち合わせ』、そして公開が2007年6月に控えている『きみにしか聞こえない』の“安達寛高(乙一)”だ。 現代の若者を鋭く、そして美しく描き、ピュアで力強い世界をかたどる桜井亜美、ときに厳しくときに優しく相反する視点で対象をみつめ、不思議な空気感を生み出す安達寛高。それぞれが<書き下ろし>た珠玉の物語たち。それらを“映像”で語ったのが、この『東京小説』だ。

  他人に心を閉ざし、拒食症的な生活を送っている20歳の学生ナジュ(つぐみ)は、白い服しか着ない。それは「打算の関係=黒」に染まりたくないという、人間不審と拒絶の表れだった。
感情の入らないダーツゲームでその日デートする相手を決め、刹那的な関係で、孤独を埋め合わせているが、ひとときの優しさとセックスだけで「真実の愛」を与えてくれないメイサ(高良健吾)ら男友達はみんな「黒」とみなし、サイボーグのように無機的に接する。
 バイト先の税理士事務所では女性社員、不倫関係の山科セリ(真中瞳)や所長(山川直人)に腫れ物に触るように扱われ、ますます孤立を深めていくナジュ。
 そんなある日、いきつけのクリーニング屋のバイト学生、高瀬恒史(柏原収史)が、捨てようとしていたシミのとれない白い服を、美しい色に染めてくれたことで、彼女の心にかすかな火がともる。だが、彼はバイトをやめ、姿を消してしまう・・・。

監督・脚本・編集:桜井亜美
出演:つぐみ  柏原収史 真中瞳 高良健吾 他

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6月 8, 2007

恋する日曜日 私。恋した  ・2007年6月9日公開・

Filed under: 単館系, 邦画, 公開中 — kuro @ 7:32 pm
高校3年生。余命3ヶ月。
あなたと生きたあの夏が、私には永遠でした。

17歳の二ノ宮なぎさに突然訪れた悲劇。癌で母を亡くした翌年、なぎさは母と同じ病院への入院が決まった。
「お父さん、私…あとどれくらい生きられる?」
なぎさは自らの足跡を確かめるかのように旅に出る。行き先は小さい頃に過ごしたことのある海辺の町。そこには幼馴染であり、初恋の人だった聡がいた。まるで昔に戻ったようにすごす日々の中で、なぎさの想いは深くなっていく。しかし、聡は人妻との不倫を重ねていた。
病気のことも、恋心も告げぬまま、なぎさの残された時間は淡々と過ぎていく……。

 80~90年代の隠れた名曲をテーマにしたBS-iの人気恋愛ドラマシリーズ「恋する日曜日」。その劇場版第2弾は、死期の迫った女子高生の小さな旅を描き、静かで、儚く、それだけに涙を抑えることができない感動ドラマ。
数々の話題作に出演し、いま最も注目される女優へと成長した堀北真希が、余命3ヶ月の女子高生という難役に挑戦。「死」と「恋」というふたつの秘密を抱えた心のゆらぎを繊細に表現し、新境地を開拓している。
なぎさの幼馴染で、まっすぐな性格ゆえに人妻との恋に溺れてしまう聡に窪塚俊介。その人妻役には高岡早紀。誰も間違っていないのに、各々の想いが錯綜していくやるせなさをそれぞれの立場から表現する。

 監督は『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』で各賞を総ナメにし、劇場版の第一弾『恋する日曜日』も手掛けた廣木隆一。じっくりとドラマをとらえる独特の手法で、リアルな手触りを残しながらも叙情的な物語を綴りあげた。制作は「恋する日曜日」シリーズを送り出し、女優・堀北真希をデビュー作から見つめ続ける丹羽多聞アンドリウ。本作でも堀北真希に「死」というハードルを設け、新たな魅力を引き出した。

  本シリーズにとって重要な主題歌は喜納昌吉&チャンプルーズによる不朽の名曲「花~すべての人の心に花を」。誰の心にも響く調べは、熱く確かな感動を呼び起こす。

 どこか懐かしい風景のなかで、ひとりの少女が静かな死を迎えていく。その旅のすべてを見届けた時、感動を超えた「想い」が、温かな涙と共に全身を包みこむ。

監督:廣木隆一(ヴァイヴレータ{03})
脚本:渡辺千穂(ドラマ・天体観測)
出演:堀北真希 窪塚俊介 高岡早紀 他

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300<スリーハンドレッド>  ・2007年6月9日公開・

Filed under: 洋画, 公開中 — kuro @ 6:51 pm

最強の男たちとともに、桁違いの映像革命誕生!
そこでは、戦えない子供は谷底に捨てられ、成人の儀式では飢えた猛獣に独り敢然と立ち向かわねばならない。生き残った者だけが一人前と認められる過酷にして厳格なルールのもと男たちは育てられ、世界史上類を見ないとてつもない国家を作り上げた__それが、スパルタだ。侵略をもくろむベルシア帝国100万の大軍を前にしても、ひるむことのないスパルタ魂。王レオダニスのもとに集まったスパルタ300人の屈強な男たちが、ベルシアの巨大軍を向こうに回し、空前絶後の壮絶なバトルへと挑みこむ!

監督:ザック・スナイダー
脚本:ザック・スナイダー、カート・ジョンスタッド、マーク・B・ゴードン
原作・総製作指揮:フランク・ミラー
出演:ジェラルド・バトラー レナ・レディー デイビッド・ウェナム 他

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女帝 エンペラー  ・2007年6月2日公開・

Filed under: アジア, 公開中 — kuro @ 4:54 pm

古代中国の五代十国時代。唐王朝が滅び、国と国とが絶え間なく争い、皇室内部でも実の父と子、兄と弟が殺し合っていた戦乱期。類稀なる美しさと聡明さで、皇帝の愛と絶大な権力を得た王妃ワン(チャン・ツィイー)の国も例外ではなかった。ある日突然、肯定がなぞの死を遂げたのだが、それが新帝に即位した弟リー(グォ・ヨウ)の策略であることは誰の目にも明らかだった。リーが皇太子ウールアン(ダニエル・ウー)の暗殺も企んでいると知ったワンは、歳の近い義理の息子である皇太子を守るため、夫を殺したリーとの結婚に同意する。ウールアンとワンはその昔、密かに思いを寄せ合っていたのだ。ワンへの思いを断ち切るため、呉越の地に隠遁し、歌と踊りの世界に生きていたウールアンは、父の死去の知らせを聞き、都へと馬を走らせる。

監督:ファン・シャオガン(Sigh{00}、イノセント・ワールド-天下無賊-{04}など)
アクション監督:ユエン・ウーピン(蛇拳、酔拳、マトリックス、キルビルなど)
出演:チャン・ツィイー ダニエル・ウー グォ・ヨウ ジョウ・シュン 他

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監督・ばんざい ・2007年6月2日公開・

Filed under: レビュー, 邦画, 公開中 — kuro @ 3:54 pm

ギャング映画がお得意のキタノ・タケシ監督(ビート・たけし)が自ら暴力映画封印宣言をしたことから始まる。なんとかヒット作を!という使命を背負い、あらゆるジャンルの作品を手がけるキタノ監督。どれもこれもギャング映画専門監督とは思えない出色の出来なのだが、ぶっとびすぎて完成は程遠い。追い詰められたキタノ監督は、遂に詐欺師の母娘と実直な男を主人公にした映画の撮影に漕ぎ着けるものの、その先には誰も予想の出来ない運命が待ち受けていた・・・

 まだ見てないから何とも言えないが、松本人志との芸人監督対決ばかりもてはやされる影で、大日本人に負けず劣らず情報を小出しにしている作品ではないだろうか。(B)
 
監督・脚本・編集:北野武
音楽:池辺晋一郎
出演:ビートたけし 内田有紀 江守徹 木村佳乃 岸本加世子 他

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プレステージ  ・2007年6月9日公開・

Filed under: 洋画, 公開中 — kuro @ 3:36 pm

天才 vs 奇才
騙しのプロフェッショナルが仕掛けあうトリック。壮絶な攻防の末に明らかになる驚愕の真実とは-。

 ガス灯が電灯に変わり、空想が現実となり、奇術が科学へと姿を変える19世紀末のロンドン。
華麗で洗練されたパフォーマンスを得意とする「グレート・ダントン」ことロバート・アンジャーと、無骨だが天才的な想像力を持つ、トリックメイカー「The プロフェッサー」ことアルフレッド・ボーデンは互いに尊敬しあい、その情熱のすべてを注いでイリュージョンの腕を競い合っていた。
 しかしある日、アレンジャーの妻が、脱出マジックの失敗で帰らぬ人に。トリック中にほどけるはずだった縄を結んだのはボーデンだった。アレンジャーは妻を死に導いたボーデンに復習を誓い、ボーデンもまた、執拗に自分を追い詰めるアレンジャーに憎しみを募らせていく。やがてボーデンは、舞台でのアレンジャーの壮絶な死を目の当たりにすることに。翌日アレンジャー殺しの犯人として逮捕されたのはボーデンだった。冤罪を主張するが聞き入れられない彼は、そこに恐るべきトリックを感じとる。
 これは、アンジャーが仕掛けた人生最大のイリュージョンなのではないか-。

監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベール マイケル・ケイン スカーレット・ヨハンソン パイパー・ペラーボ

全国東宝洋画系にて6月9日から公開

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6月 7, 2007

そのときは彼によろしく  ・2007年6月2日公開・

Filed under: 邦画, 公開中 — kuro @ 4:58 pm

幼いころ、親友二人との約束だったアクアプランツの店を回転した智史(山田孝之)。ある日、店に若い女性が現れる。彼女は自己紹介もなく、この店で働かせてと頼み込む。翌日、得意客から彼女が人気モデルの森川鈴音(長澤まさみ)だと知らされる。そして、幼馴染の花梨であることに気付く。再会を喜ぶ智史だが、花梨は秘密を抱えていた。ある日、もう一人の親友、佑司(塚本高史)の居所を知った二人は会いに行くが、佑司は事故に遭い昏睡状態だった。

制作年度 :2007年
監督:平川雄一郎 (ドラマ・世界の中心で、愛をさけぶ 演出)
原作:市川拓司 (いま、会いにゆきます・ただ君を愛してる 原作)
主題歌:柴崎コウ
出演:長澤まさみ 山田孝之 塚本高史 国仲涼子 小日向文世

 若手実力派三人が一同に会する純愛映画。三人ともが得意とする役どころを演じ、更にストーリーに沿った主題歌を歌うのは柴崎コウ。そして、ドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」の平川雄一郎がメガホンを取り、ラブストーリーを撮り続けてきたスタッフが彼らを支える。話題先行の作品が多い中、安心して泣ける一本なのではないだろうか。

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