映画ブロイラー

7月 10, 2007

街のあかり ・2007年7月7日公開・ 

Filed under: 洋画 — kuro @ 7:06 pm

フィンランド、ヘルシンキ。警備会社に夜警として勤務するコイスティネン(ヤンネ・フーティアイネン)は、その朴訥な性格が災いしてか、同僚からも上司からも気に入られず、黙々と仕事をするだけ日々を送っている。友人もいない、愛する人もいない、家族もいない。簡易食堂に行っても、パブに行っても、彼を気にかける人など誰もいないのだ。影のように、彼はヘルシンキの場末で暮らしている。

朝焼けが広がる空の下、コイスティネンは夜勤明けにホットドック屋に向かう。そこではいつもアイラ(マリア・ヘイスカネン)が彼を迎える。そんなコイスティネンをパブで偶然見かけ、その朴訥さと純粋さを見抜き、付け込もうとする危険な男(イルッカ・コイヴラ)がいることを、コイスティネンはまだその頃気づいていなかった。

雲がどんよりと立ち込めるある日のカフェ。休憩時間のコイスティネンに美しい女ミルヤ(マリア・ヤンヴェンヘルミ)が近づいてきた。いきなり彼の前に座り、「あなたが寂しそうだった」と言う。コイスティネンは生まれて初めて恋に落ちた。

月明かりの美しいある夜。突然仕事場にミルヤが訪ねてきた。「会いたかったわ」という言葉とともに。「一緒にウィンドウ・ショッピングを」という彼女の甘い誘惑に抗いきれず、彼は夜のショッピングセンターに彼女をいざなう。宝石店の警備に入るとき、コイスティネンが押した暗証番号をミルヤは見逃さなかった。そしてそれが宝石強盗の罠であることすら彼は気づかなかった・・・。

宝石は強奪され。コイスティネンは逮捕される。1年の服役が言い渡された。

夏がすぎ、秋になり、冬になった。その間アイラだけから手紙がやってくるが、肝心の人から手紙がくることはない。アイラの手紙は読まずに破り捨てられる。

春になった。出所したコイスティネンは簡易宿泊所に居を設け、レストランの皿洗いとして再出発する。しかしコイスティネンにはさらなる不幸が待ち受けているのだった・・・。

監督・脚本:アキ・カウリスマキ
撮影監督:ティモ・サルミネン
出演:ヤンネー・フーティアイネン マリア・ヤルヴェンヘルミ イルッカ・コイヴラ マリア・ヘイスカネン

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