ちょっと変わり者だが超一流の腕前を持つ天才シェフ、グレゴア。彼は南ドイツの保養地で小さなレストランを営んでいる。舌の肥えた食通たちにも一目置かれる“官能料理”ことエロティック・キュイジーヌが店の看板だメニューだ。彼は休憩時間に訪れるカフェで、ウエイトレスのエデンと知り合った。エデンは夫クサヴァー、レオニーというダウン症の娘とともにこの町に住んでいる。
公演の池に落ちてしまったレオニーをグレゴアが助けたことがきっかけで、グレゴアはレオニーの5歳の誕生日に手作りのプラリネをのせたチョコレート・ケーキをプレゼントする。プラリネを一口食べたエデンは呆然となり、一瞬にしてその味のとりこになってしまう。「まるで楽園にいるような味……」
ある夜、グレゴアがひとり厨房で料理の試作をしていると、突然エデンがやってくる。グレゴアの料理が食べたいというエデンに苛立ちながらも料理を供してやるグレゴア。一皿をぺろりと平らげてしまったエデンは、グレゴアが席を外した隙に猛烈な勢いで鍋ごと食べつくし、こっそりと厨房を出て行ってしまう。翌日カフェを訪れたグレゴアはエデンの絶賛を聞いて喜びを感じるのだった。二人は親しくなり、エデンは夫が仲間たちと出かける毎週火曜日に、レオニーと共にグレゴアの厨房を訪ねるようになった。グレゴアもまた、エデンとの会話と、彼女に料理を食べさせることが楽しみになっていた。
グレゴアは、エデンをもっともっと喜ばせてあげたいという思いからこれまでよりさらに美味しい料理を生み出し、客達を圧倒してゆく。厨房にエデンの写真をこっそりと飾り、それを見ながら料理を作るグレゴア。彼の作るエロティック・キュイジーヌを味わうようになったエデンもまた、心身ともに充実した日々を過ごし夫との愛を深めてゆく。
ある日、夫クサヴァ―の友人たちはグレゴアとエデンの密会をクサヴァ―に告げ口する。グレゴアを知るためにレストランを訪れたクサヴァ―もまたエロティック・キュイジーヌに魅了されるのだった。エデンの心をグレゴアから引き離すため、クサヴァ―は家族をパリ旅行に連れ出す。ミューズを奪われたグレゴアはすっかり意気消沈、料理の味も衰えてしまう。そんなグレゴアを聲亜の給仕者ルートヴィヒは冷たい視線を浴びせ批判する。
ある日、エデンは妊娠したことに気づく。レオニーの誕生以降、ずっと望んでいた待望の第二子……。大喜びのエデンとクサヴァ―だったが、クサヴァ―の友人たちはお腹の子の父親はグレゴアではないかと陰口を叩きあう。それを偶然耳にしたクサヴァ―は仲間たちと大喧嘩。怒りが収まらないクサヴァ―は、グレゴアのレストランに忍び込み、セラーのなかのワインを全て粉々にしてしまうのだった。ワインセラーは最も価値ある財産だったため、銀行に融資を打ち切られたグレゴアは、店をたたまなくてはならなくなった。グレゴアはエデンには何も言わず町を去る決心をするのだが…。
監督・脚本:ミヒャエル・ホーフマン
出演:ヨーゼフ・オステンドルフ シャルロット・ロシュ デーヴィト・シュトリーゾフ マックス・リュートリンガー
公式サイト
1991年。プロウインドサーファー・飯田夏樹(大沢たかお)は、妻・寛子(伊東美咲)と共にワールドカップに出場するため、世界中を転戦していた。だが、夏樹はなかなかレースに勝てず、その道程はまさに“ドサ周り”。寝る場所や食事にも事欠く貧乏暮らしだった。そんな貧しい生活を強いられていた寛子ではあったが、がむしゃらに夢を追い続ける夏樹を心から愛し、応援し、支え続けていた。ウィンド仲間・篠田(袴田吉彦)や、夏樹の師匠であり、日本人初のプロウィンドサーファー・藤堂(哀川翔)とその妻・玲子(真矢みき)たちも、そんな二人を暖かく見守っていた。
ワールドカップ・オーストラリア大会。夏樹はこの大会に賭けていた。このレースで勝てなければワールドカップ転戦を諦めようと考えていたのだ。そんな覚悟ゆえ自分らしさ を見失っていた夏樹に、藤堂は「ただ、風と波を感じて乗る。天然は天然らしく戦え」と優しく輸した。決勝戦当日。自分らしさを取り戻した夏樹は見事優勝を飾り、その後の大会でも大活躍を続けていった。そして、晴れて結婚式を挙げた二人は、ハワイに居を構え、4人の子宝に恵まれる。そんな幸せの絶頂にあった夏樹だが、長女・小夏(川島海荷)が10歳になる頃には既にレースに勝てなくなっていた。その事実を寛子たちに隠すため、夏樹は家を離れ家族を顧みなくなっていった…。ある日、小夏はそんな父に不信感を抱き、家を飛び出してしまう。ようやく小夏を見つけた夏樹は雨の中、必死に小夏に許しを請うが、崩れ落ちるようにその場に倒れこんでしまった…。
夏樹の精密検査の結果を知らされた寛子は驚愕する。肝細胞ガン――。
ガン治療に専念するため家族で日本に生活の場を移したが、1年のあいだに二度の大手術、17回の入退院を繰り返した夏樹の病状は、家族や仲間達の祈りもむなしく悪化するばかりだった。さらに追い討ちをかけるようにパニック障害が夏樹の心と体を蝕む。
そんな中、主治医の武藤(石丸謙二郎)は、寛子に夏樹の命が「あと3ヶ月」であることを告げる。未だ、夏樹に対して素直になれない小夏だったが、夏樹の苦しむ姿とそれを献身的に支える寛子を目の当たりにして、ある決意をするのだった…。
監督:新城毅彦
脚本:斉藤ひろし 吉田智子
音楽:吉俣 良
出演:大沢たかお 伊東美咲 真矢みき 哀川翔 袴田吉彦 川島海荷 石丸謙二郎
公式サイト
ロサンゼルスの路上。刑事から交通係へと格下げされたカーター(クリス・タッカー)は、ヘッドホーンで聞く歌とダンスに夢中になりながら交通整理をしていた。そんな交通整理では、もちろん大渋滞だ。その頃、リー(ジャッキー・チェン)は、ハン大使(チー・マ)の護衛についていた。WCC(「WORLD CRIMINAL COURT」)シンポジウムの壇上で、今まで明かされてこなかった中国マフィアの“シャイシェン”の存在を突き止めたとハン大使が発言したその瞬間、彼は暗殺者の放った銃弾によって倒れる。向かいのビルからワイヤーで地上に逃走する暗殺者を確認したリーは、自らもビルから飛び降り追跡を開始する。無線でこの銃撃戦を聞きつけたカーターも、事情聴衆中だった女の子たちの車に乗り込み、現場へと向かった。素早い動きの暗殺者をなんとか追い込んだリーは、その男の姿を見て驚愕する。お互いを、ケンジ(真田広之)、リーと、名前で呼び合う旧知の仲だったのだ。そこに暴走する車で駆けつけたカーター。彼のせいで、ケンジには逃げられてしまう。
一命をとり止めたハン大使だったが、大使の娘のソー・ヤング(チャン・チンチュ―)も命を狙われていることを、彼女が通うカンフー道場で知り合ったリーとカーターは、病院へと戻る。そこに襲撃してくる暗殺者たち。銃撃戦の末、一人の暗殺者を取り押さえて尋問するが、何故か中国人でありながらフランス語しかしゃべらない。やっとのことで、謎を解く鍵となるジュヌヴィエーヴ(ノエミ・ルノワール)という人物の名前を聞き出すと、ハン大使の親友でWCCの代表を務めるリュック・ロッソ(マックス・フォン・シドー)のもとにソー・ヤングを預け、リーとカーターはフランスへと飛んだ。
フランスで、いきなりレヴィ警視(ロマン・ポランスキー)に拘束され、お尻まで入国審査されてしまうというハプニングもありながらも捜査を開始。ジュヌヴィエーヴを追い求める二人に、ナイフ使いの暗殺レディ、ジャスミン(工藤夕貴)とマフィアが襲い掛かる。ジョージ(イヴァン・アタル)が運転するタクシーに乗り込んでフランス市内を派手なカーチェイスを繰り広げながら逃げる二人。そこで再開したケンジから、リーとケンジが兄弟同然に育ったことをカーターは知らされる。リーはカーターに、ケンジと一緒に孤児院で育った仲であること、自分は11歳のとき、警官である育ての父の養子になり、一方ケンジはストリートで暮らすうちにマフィアの一員になったことを話す。「本当の兄弟じゃなければ関係ない」というカーターに、リーは「お前もオレの兄弟じゃないだろう」と発言してしまう。カーターはショックで、その場をあとにする。
リーとカーターはそれぞれ、ムーランジュールで踊るジュヌヴィエーヴのもとへ向かった。舞台上の彼女をマフィアが殺そうとしていることを知った二人は、お得意のダンスと歌で、ジュヌヴィエーヴをステージから救出。彼女から“シャイシェン”が中国マフィア界を取り仕切るリーダー13人の名前が掲載されたリストであることと、その意外な隠し場所を知らされる。その頃、ケンジは、人質としてソー・ヤングの身柄を確保していた…。
リーとカーターの二人は、ソー・ヤングと“シャイシェン”を守り抜くことが出来るのか?そして、リーとケンジの結末は?パリの暗闇に浮かんだエッフェル塔で、最後の死闘のときは迫っていた。
監督:ブレット・ラトナー
出演:ジャッキー・チェン クリス・タッカー 真田広之 マックス・フォン・シドー ノエミ・ルノワール チャン・チンチュ― ロマン・ポランスキー
公式サイト
ソウル郊外のアパートの一室、ジス(オム・ジョンファ)はちいさなピアノ教室「ウィーン・ピアノ教室」を開いた。天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツをこよなく愛するジスは、自分がピアニストとして大成できなかったのは、その貧しい家族環境から海外留学が叶わなかったせいだと思い込み、挫折感を噛み締めていた。そんな失意のジスは、引越しの日、彼女のメトロノームを奪って走り去ったひとりの少年と運命の出逢いを果たす。
彼は、近所に暮らす7歳の少年キョンミン(シン・ウィジェ)だった。4歳のとき、交通事故で母を亡くした彼は、今は祖母とともに貧しい生活を送っていた。そして、その事故のトラウマのせいか、情緒不安定で周囲とのトラブルが絶えないのだった。
ところが、単なる悪ガキだと思っていたそのキョンミンが、ピアノを演奏すると途端におとなしく、落ち着き払う。
やがて彼が“絶対音感”の持ち主であることを知ったジスは、キョンミンをコンクールで優勝させることで、ピアノ教師としての名声を獲得しようと一計を案じる。そして、その日からジスの厳しいレッスンが始まった。
純粋にピアノを弾くことが大好きで、鍵盤に向かうことに夢中なキョンミンは、あたかもスポンジが水を吸収するがごとく、たちまち演奏の腕前を上達させるのだった。と同時に、ジスの指導力のも近所の話題を集め、生徒が大挙して押しかけるが、キョンミンにとっては自分がジスを独占できないのは面白くない。
そしてもうひとり、この教室に不似合いな生徒がいた。階下のピザ屋の店長グァンホ(パク・ヨンウ)である。
ピアノを弾くジスの姿に一目惚れした彼は、子供たちの中で、唯一の中年生徒となったのだ。
コンクールを控えたある日、ジスはキョンミンに乞われ、ピクニックに出かける。グァンホは、そんなふたりのお邪魔虫だ。絶叫マシーンに乗り、動物に触れあい、活き活きとした表情を見せるキョンミンは、少年の純粋さを取り戻したかのようだ。その夜、広場に置かれたピアノに向かって、森を歩く様子や動物の動きを音楽で表現するキョンミンを、ジスは愛おしく見つめながら、あらためて彼の才能に驚嘆するのだった。
その夜、ジスはグァンホから愛を告白される。ジスは、「私には婚約者がいます」と断るが、その相手がホロヴィッツだと聞かされても、その人物が何者か知る由もないグァンホは、ジスの言葉を真に受けてしまう。
そしてコンクール当日。準備は万端、意気揚々と壇上に立ったキョンミンだが、そのときスポットライトに照らされ、パニックに陥ってしまう。果たしてコンクールは?
そして、二人の行く末は…?
監督:クォン・ヒョンジン
音楽監督:イ・ビョンウ
配給:シネカノン
出演:シン・ウィジェ オム・ジョンファ パク・ヨンウ
公式サイト
ボクサーを志しながらも、悪い仲間とつるんだ挙句、いい様に利用され警察の世話になる弟の伸吾(斉藤慶太)。ヤクザの夫の暴力に耐えかねて実家に出戻ってきた姉、洋子(北川弘美)。そんな二人を心配しながら必死に生活をやりくりする母、敏子(田中好子)。親子三人の心には同じ穴が開いている。「親父」という穴が―。
盆を迎えようというある晩のこと、洋子の夫、津川(榊英雄)が無理やり洋子を連れ戻そうと乗り込んでくる。敏子の制止を振り払い、容赦なく暴力を振るう津川。二人を守ることもできず無力に立ち尽くす伸吾。家族の身が危険にさらされたそのとき、17年前の火事で命を落としたはずの父、竜道(千葉真一)が帰ってくる。
しかし、突然の父の帰宅をすぐには受け入れることのできない姉弟。そんな二人をよそに、父親はこれまでの不在を埋めるように、姉弟の前に立ちはだかる問題や二人を襲う暴力に対し、全身全霊をかけて立ち向かっていく。
熱く強い父の姿に徐々に安心感を覚え、いつしか家族の調和を取り戻していく伸吾たち。その一方で母は、鬼神のような竜道の姿を違った思いで見つめていた。
線香花火に願った思いを抱えて戻ってきた親父の秘密とは…。
監督:千葉真一 井手良英
脚本:亀石太夏匡 井手良英
製作:チェイスフィルム
出演:千葉真一 田中好子 斉藤慶太 北川弘美
公式サイト
童貞。をプロデュース1 俺は、君のためにこそ死ににいく
自転車メッセンジャーのバイトをしている加賀賢三、23才。
半引きこもり状態だった彼は、異性とはセックスどころかキスの経験すらない。「純愛を経ないとセックスはできない」などとうそぶきながら、アダルトビデオを「汚い職業」と見下す高慢さとイケメンへのルサンチマンに満ち溢れたどうしようもないヘタレ男である。そんな彼に、片想いの女性まさみさん(仮名)に告白する根性はない。言い訳しか能のない加賀の姿に業を煮やした松江は、自分の職場であるアダルトビデオの撮影現場に彼を連行、スパルタ式に女性恐怖症を叩き直そうとするが…
童貞。をプロデュース2 ビューティフル・ドリーマー
ゴミ処理業の会社でバイトしている梅澤嘉朗、24才。実家の村(ものすごい田舎)で暮らしている彼は、B級アイドルや特殊マンガ家・根本敬などに心酔するサブカルオタクで、自分の部屋にか膨大な書籍や写真集やビデオを溜め込んでいる。彼が作った自主映画『独立宣言』は彼が想いを寄せる80年代アイドルの島田奈美に会う為、廃材を集めてタイムマシンを制作するという自作自演の作品だった。しかしすでに島田奈美は芸能界を引退し、本名の島田奈央子として音楽ライターになっているという。そこで松江は、何とか彼の映画を島田奈央子に見せようと考えるが…
監督:松江哲明
構成・編集・プロデュース:松江哲明
撮影:加賀賢三 梅澤嘉朗 しまだゆきやす
出演:加賀賢三 梅澤嘉朗 ほか
公式サイト
余命数年と医者に宣告され、自暴自棄になった宮田真奈美(芦名星)はインターネットの自殺サイトで集団自殺を考える。だが、集まったメンバーはみんな好き勝手なことばかりしていっこうに自殺する気配がない。それどころか、夜が明ける頃にはみんな自分の生活に戻っていった。会社の屋上から飛び降りようとした真奈美の前に、自殺サイトの管理人・妙田(大森南朋)が現れる。そして「あなたに助けてもらいたい人がいる、その人を助けてくれたら苦しまずに死ねる薬をあげる」と囁き、去っていく。
マンションの鍵を妙田が持っているという電話を受け、妙田の管理するボロアパートを訪ねる真奈美。妙田は「懐かしいでしょ?みんなここに帰ってくるんです。昔ここに住んでいたから」と不思議なことを言う。そこへ入ってきたアパートの住人でカメラマンをしている長田寛治(安田顕)を紹介される。長田は肺がんを患っているものの親から勘当され身寄りがなかった。彼と結婚して生命保険金の名義を彼にし、真奈美のその命で彼を救って欲しいと頼まれる。悩んだ末、真奈美は引き受けることにする。
監督・脚本・編集:野口照夫
製作:江口誠 瀬端文雄
企画:野田毅 平田樹彦 成田尚哉
企画協力:渋谷恒一
プロデューサー:山野裕史 東快彦 森角威之
脚本・監督:野口照夫
撮影・照明:安田光
録音:深田晃
美術:井上心平
編集:野口照夫
助監督:中田信一郎 制作担当:中村和樹
音楽:花澤孝一、玉城ちはる
スタイリスト:小倉久乃
メイク:畑中朋美
スチール:山本千里 製作:株式会社ネオ・インデックス
製作協力:アドネス株式会社
制作プロダクション: 有限会社アルチンボルド
配給・宣伝:アルゴ・ピクチャーズ
出演:芦名星 安田顕 大森南朋 夏生ゆうな 小市慢太郎 平泉成 白川和子
稲葉信隆 黒田大輔 熊谷知花 永堀剛敏
公式サイト
昼下がりの学校で、突然の自殺を遂げた女子高生、香奈。
その場に居合わせた、あんずは、その瞬間、香奈が不気味な歌を口ずさんでいるのを聞く。
白昼堂々、公衆の面前で起きた女子高生の自殺劇に、マスコミの間では、「いじめがあったのでは?」との憶測が飛び交う。
時を同じ頃、三流風俗雑誌『月刊MASACA』の編集部員の陸は、街で、歌うと死ぬという“伝染歌”の噂を耳にする。10年前に発売された「僕の花」を聞いて歌ったものは、みんな自殺してしまう。いっけんありがちな都市伝説にも思える噂であったが、何かに突き動かされた陸は、他の編集部員の力を借りながら、その謎を追いかける。
あんずも、香奈が最後に口ずさんでいた歌が気になり、学校の仲間と香奈の周辺から謎を追い始める。
運命の糸に操られるかのように出会う陸とあんず。香奈の親友であった朱里と陸の兄的存在である編集部員太一の4人によって物語のスピードは加速する。
飛び火する学校内での連鎖自殺。あんずが見てしまう白い服をきている女の子の存在。
死への引導か?呪いか?確実に関わったもの全員にそれは迫ってくる。
その歌を歌ってしまった。女子高生達は?
その歌を歌ってしまった編集部員たちは?
その歌を歌ってしまった市井の人々は?
元凶は曲を作ったプロデューサーか?作曲家か?
ダミアの「暗い日曜日」との関係性は?
全ての謎が絡まりだし、答えが見つからないと思えたとき、あんずが、その歌の意味にきづく。
歌にこめられた意味とは?伝染歌とは?なぜ歌えば死ぬとわかっているにもかかわらず、人は歌ってしまうのか?
その歌が伝えるのは、絶望か希望か?
その答えは驚くような結末にある。
監督:原田眞人
企画・原作:秋元康
脚本:羽原大介
音楽:蓜島邦明
撮影:藤澤順一
照明:上田なりゆき
録音:松本昇和
美術:福澤勝弘
衣装:宮本まさ江
出演:松田龍平 伊勢谷友介 木村佳乃 阿部寛 AKB48
公式サイト
アメリカの田舎町。仕事中に酒を飲んでまたクビになった男がいた。彼の名はヘンリー・チナスキー。言葉を誰よりも愛する“自称”詩人。いつか“作家”になるかもしれない、飲んだくれ。住む家もないし、お金もない。運送業、タクシー運転手、ピクルス工場…、何をやっても続かない。原稿を出版社に送ってもいっこうに相手にされない。あるのはただ、わき上がる言葉だけ。でも、“作品の価値を最後に決めるのは作家自身だ”そう信じてチナスキーは、今日も原稿をポストに放り込む。
ある日いつものようにバーで飲んでいたら、女に出会った。名前はジャン。わずかなお金でまずい食事を食べながら、二人して毎日飲み続けた。あしたのことなんて何一つ見えない、酒とセックスだけの日々。
どうにもならなコトだらけ。でも、どんなにミジメで冴えない日々でも、いつだって太陽は毎日昇る。チナスキーには言葉がある。それはろくでなしのチナスキーをほのかに照らす、たったひとつの優しいひかり。そのひかりはいつしか、ちょっぴりの希望と温もりを、チナスキーに与えてくれるのかもしれない…。
監督:ベント・ハ-メル
制作・共同脚本:ベント・ハ-メル ジム・スターク
原作:チャ-ルズ・ブコウスキー
撮影監督:ジョン・クリスティアン・ローゼンルンド
編集:パル・ジェンゲンバッハ
音楽:クリスティン・アスビョルンセン トルド・グスタフセン
出演:マット・ディロン ディディエ・フラマン エイドリアン・シェリー リリ・テイラー フィッシャー・スティーヴンス カレン・ヤング
公式サイト
女子高生アヤは友人と初めて行ったクラブで出会った男に騙され、集団レイプを受ける。
レイプから解放された帰り道、渋谷松濤で闇金で働くナオヤと運命的な出会いを果たす。
しかし、家族との距離、友人との距離、レイプショックから
アヤは心と体の深い傷と寂しさを癒されることを願い、ドラックに手を伸ばしてしまう。
寂しさを紛らわせるために、ドラックをやりながらクラブで踊った帰り、ナオヤとの再開・・・
ドライブを経て、ナオヤと心と心で結ばれるようになった二人、
本気でお互いを愛するようになるもつかの間、すでにアヤの体はドラックに蝕まれていた・・・。
ナオヤの前では、全てを忘れて元気でいたいアヤ・・・。
思わずドラックを口にし、気持ちをハイにする・・・。
そこから運命は狂い始めた・・・。
監督:笠木望 湯本美谷子
製作:森本勝己 藪考樹 上野道雄
プロデューサー:川端基夫 兔丸誠治(マンモス・テーブル)
アソシエイトプロデューサー:今井乃梨子
ラインプロデューサー:泉知良
撮影監督:山田真也
音楽:phantasticM
録音:岩丸恒
出演:秦みずほ 米光雄作 南まい 河野智典 川口貴弘 MARU 比嘉愛 竹下茄人 ほか
公式サイト
お姉ちゃんとの些細なケンカから、一人暮らしをすることになった美大生のユイ。いきさつはともかくユイにとっては期待と不安がいっぱいの新生活。
しかし、ユイにとって初めての一人暮らしは決して好調なスタートとはいかなかった。人はいいけど要領と人相の悪い引越し業者。引越しそばも受け取ってくれない無愛想な隣人たち。元の部屋に忘れてしまった大切な物。最初から受難だらけ。
でも、悪いことがあればいい事もある。引越しをきっかけにユイには素敵な出会いが訪れる。忘れ物を取りに行った元の部屋の新しい住人は、いかにも大人な感じのカッコイイ女性=アツコ。しかも二人は偶然にもお互いに元の部屋の住人同士。つまり、ユイがアツコの部屋に、アツコがユイの部屋へと入れ替わってしまった運命的な関係。
そしてもう一人、バイト先で知り合った物静かで一途な男性はユイのすぐ上の住人=タカシ。最初はちょっと取っ付きにくいところもあったけど仕事に取り組む姿勢に次第に惹かれてゆく。そんな出逢いの中でユイは次第にアツコには同性としての憧れとタカシには異性への恋心を抱き始める。
しかし、憧れのアツコとタカシにもそれぞれ悩みがあった。アツコには自分の夢のために別れた恋人がいて、まだ少しそのことを引きずっている様子。タカシはタカシで、失踪してしまった恋人がいて、未練たらたら。しかもそれはユイの部屋の前の住人らしい。前の部屋の住人?「それって、つまりアツコさん?」
運命的な出逢いは一転、奇妙な三角関係に・・・。ユイはアツコの居場所をタカシに伝えるべきか否か。大好きな二人には幸せになって欲しい。でも、二人の幸せは自分の失恋。運命の決断を迫られたユイがとった行動とは?
監督・脚本:大九明子
エグゼクティブ・プロデューサー:髙島郁夫
企画:見城徹 次原悦子
原案:筧昌也
プロデューサー:松田広子 神田興将
撮影:山崎裕
照明:尾下栄治
録音:群弘道
美術:古積弘ニ
編集:今井剛
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:本多真理子
VEX・アニメーション:岡部淳也
出演:新垣結衣 松田龍平 菊地凛子 中西学 ピエール瀧 江口のりこ 矢部太郎 廣田朋菜 マリエ 内海桂子 世良公則
公式サイト
小学校四年生のまいには、重度の障害を持った兄・大(だい)ちゃんがいます。大ちゃんは、くりくりした目に、両方つながって一本になった眉で、孫悟空そっくり。耳はほとんど聞こえません。いつもにこにこして抱っこをせがむ大ちゃんは、まいの弟みたいです。
まいの小学校と大ちゃんの通う養護学校は交流会が始まり、まいは同級生のダンプやタケたちにからかわれます。また、黒坂に大ちゃんの似顔絵を描かれたことに、まいは深く傷つきます。
夏休み、突然母親の洋子が過労で倒れ、大ちゃんを施設に預けることになりました.施設でひとりぼっちの大ちゃんが可哀想でしかたないまいは、大ちゃんのめんどうを見る決心をしました…。
原作:星あかり『大ちゃん』
監督・脚本:山本洋子
企画:プロデューサー:桂壮三郎
音楽:大島ミチル
アニメーション監督:荻原露光
声の出演:酒井法子 永嶌花音
公式サイト
21世紀初頭。統一安全基準のないまま事実上解禁となったバイオ技術は人類に延命効果をもたらし、瞬く間に全世界へ広まった。同じ頃、ロボット産業も急速に発展を遂げ、特に日本は技術・生産面で世界を大きくリードし、あらゆる市場を独占していた。
しかしこれら技術の重大な危機性が指摘され、国際連合は厳格な国際協定を設ける。それを不服とし、日本は直ちに国際連合を脱退。
そして、その後日本が取った行動は…。
『日本鎖国』!
2067年―日本はハイテク技術を駆使した完全なる鎖国をスタート。その後日本の情勢は謎のベールに包まれたまま、10年が経過していた…。
そして2077年。日本では何が起きているのか?
その真実を探るため、米国特殊部隊“SWORD”は、10年もの間ベールに包まれてきた日本へ潜入するとこを決意。その中にはファイタースーツに身を包んだ女性兵士、ベクシルの姿もあった。隊長レオンの指揮により、日本への潜入作戦を実行するSWORDのメンバー。しかし、その計画は全て、日本側に察知されていたのだった。
「この10年間で君たちは初めての外国人旅行者だ」待ちかまえていたのは、事実上日本を掌握している企業、大和重鋼のサイトウ。警備兵に取り囲まれたSWORDのメンバーは行き場を失うが、レオンの身を挺した行動と謎の日本人マリアの助けにより、ベクシルは潜入に成功した。
そこでベクシルが目にした東京は、想像を遥かに越えた変貌を遂げていた。マリア達と行動を共にするうち、次第に明らかになっていく日本の姿。ベクシルは、大和重鋼が企む日本、そして世界を巻き込んだ壮絶な“実験”が進行していることに気づく。渦中に身を投じてしまったベクシルがとった行動は?
日本は、そして世界は未来に希望を見出せるのか?
監督:曽利文彦
脚本:半田はるか 曽利文彦
音楽:ポール・オークンフィールド
エグゼクティブプロデューサー:濱名一哉
プロデューサー:中沢敏明 葭原弓子 高瀬一郎
制作:OXYBOT
配給:松竹
声の出演:黒木メイサ 谷原章介 松雪泰子 大塚明夫 櫻井孝宏 森川智之 柿原徹也
公式サイト
インドシナ半島に存在する国家・ラオタイの奥地でウラン鉱脈を探索していた日本人化学者たちが、ラオタイの愛国戦線側に拉致された。某海外進出企業の会長と政府首脳は密議の結果、傭兵部隊を組織して、科学者たち人質の救出に当たらせることを決定した。傭兵部隊の指揮には、自衛隊レインジャー部隊教官の経験も持ち、自身も凄腕の傭兵である吉成と、彼の忠実な部下である本多と小畑が当たることに。
<国際ガードマン募集>という触れ込みにより彼らの下に集められたのは、戦争狂の山本、元右翼の行動隊長である雷電、どうやら暗い過去があるらしい中国系の李など、曲者ばかり。笑いと涙の猛特訓の末、遂に彼らはラオタイの地に降り立った。そこで傭兵たちを待ち受けるのは果たして……。
脚本・監督:土方鉄人
製作:飯島洋一 小泉作一
撮影:伊藤英男
照明:磯貝誠
美術:鈴木文男
音楽:泉谷しげる 主題歌『褐色のセールスマン』ワーナーパイオニアレコード
録音:斉藤恒夫
ミキサー:大塚晴寿
効果:相築晃
編集:高城哲
スチール:滝本淳助
製作担当:霜村裕
公式サイト