ある朝、母がカルト視される宗教に入ったことを知った息子。
その現実に直面して、彼は母にカメラを向けた。
次の日、印鑑などの購入の他に、多額の献金をしていることが判明する。
どうしてこんなことになってしまったのか?
母は特別信仰心に篤い人ではない。
3年前に父が亡くなったことが原因かもしれない。
あるいは、仕事を辞めて毎日一人で家にいるのが悪かったのかもしれない。
繰り返される様々な対話。淡々と続いていく母の日常。
やがて疑問の矛先は彼自身に向けられる。
彼はうつ病を患っていた。苦しむ息子を思いやる母。
母はもしかしたら自分のためにカルトに入ったのではないか?
彼は事実を知ろうと思う。
カルトとは何か?そして、家族とは何か?
この映画は、監督自ら全編撮影し、
母親をはじめとする家族、宗教信者、宗教識者、心理学者、弁護士らとの
対話によって制作されました。
しかし本作を「カルト問題についてのドキュメンタリー」とだけ見ることは
適切ではありません。
これは、監督自身の母親への愛の告白であり、
同時に母親の息子への愛の告白であり、
そして家族というものがいかに成り立っているかということの記録でもあります。
自分の母親と話がしたくなる、そんな映画です。
監督:土居哲真
製作:麻田弦
音楽:福島諭
整音:横山純
意匠:桝尾あき
題字:並河久美子
配給:「belief」製作委員会
出演:土居幸子 土居健一 土居りえ子 土居恭史郎 土居明日架 浅見定雄 山口広 パスカル・ズィヴィィ 西田公昭
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美大で写真を専攻する深水ノボル(斎藤工)は、器用に生きることができず、孤独なキャンパス生活を送っていた。一方、同じ大学の早瀬耕平(河合龍之介)は、同級生達と毎日を楽しく過ごしていた。
そんなある日、早瀬は湖で溺れてしまい、ノボルの人口呼吸によって一命をとりとめる。
命の恩人であるノボルに興味を持つようになった早瀬は、夜の街でノボルとそっくりな双子の弟、リュウ(斎藤工・二役)と出会う。
性格のまったく違うノボルとリュウ。そして次第に二人と親密になっていく早瀬は、ノボルとリュウが抱えた過去、トラウマ、そして真実を知ることに…
監督:堀江慶
脚本:なるせゆうせい 堀江慶
出演:斎藤工 河合龍之介 加藤裕月 坂本真 徳井優 津田寛治
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沖縄を代表する音楽家・宮良長包の人物像に迫る
戦争によって宮良長包の世界はすべて消滅したかに見えた。しかし、長包メロディーは民衆の心の中に生きていた。長包の教育音楽と作曲活動から、長包の魅力的な人間像と当時の沖縄の世相も浮かび上がってくる。
大正10年、38歳の時、音楽教育にかける情熱と力量が認められて、沖縄県師範学校の音楽教師に迎えられる。そして、次々と斬新な作品を生み出していく。
長包はまた、教え子たちと一緒に、「音楽の民衆化、音楽の郷土化」を懐き、全県各地に音楽行脚を展開した。やがて長包メロディーは新時代の人々の愛唱歌となって沖縄中に広がった。しかし、時代は次第に暗黒に覆われるようになり、軍国主義の足音が近づいてきた。そんなときにも長包は、郷土音楽への信念を曲げることなく、この民謡調の作品を量産する。
戦後60年。幻の作品といわれた「嵐の曲」の楽譜も発見された。今、珠玉の長包メロディーを次の世代につなげていくことが求められている。
登野城(とのしろ)尋常小学校から師範学校へ
県師範学校を卒業した長包は、1907年(明治40年)に八重山島高等小学校(後の登野城尋常小学校)の訓導として赴任、音楽教育者としてスタートを切った。24歳の頃だった。
当時は標準語励行の時代。長包は、「最初のうちは方言混じりの普通語、方言ちゃんぽんの標準語でいいよ」と教えながらも、心温まる授業を繰り広げる。
1921年(大正10年)、38歳で沖縄県師範学校教諭心得となり、41歳で名曲「えんどうの花」を作曲した。
「えんどうの花の歌詞は、金城栄治先生が書かれました」
師範学校の教室で、生徒を前に長包が説明する。
「南国沖縄にしては珍しく、えんどうの花は純白で可憐な花だ。ふるさとの畑は、一面いっぱいえんどうの花が咲いている。夜は明けきらず、太陽もまだ顔を出してない、朝もやが低く立ちこめている。えんどうの白い花びらは玉のような朝露が残っていて、冷たい風に揺れている。まるで絵に描いたように、ふるさとの情景が浮かんでくる。一羽のつばめが飛んでいるのもいい。何とも言えず、郷愁を誘うものだ」
撮影は那覇西高校の音楽教室で行われ、池田演じる長包がピアノを弾きながら「えんどうの花」を歌う貴重なシーンとなっている。
(以上、2006年1月1日発行の八重山毎日新聞より抜粋)
監督:本永良夫
監修:宮城鷹夫 三木健
製作:與那良則 末吉真也
脚本:内間常喜、本永良夫
脚本協力:嶋津与志 野村 岳也
音楽監督:大山伸子
撮影監督:上地完道
主演:池田卓
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