僕の彼女はサイボーグ ・2008年05月31日公開・
ある日、彼女が突然僕の前に現れて、エキサイティングな冒険が始まった―。
誰も誕生日を祝ってくれるような人などいない、寂しい生活を送る大学生ジロー。20歳の誕生日、彼は自分の誕生日プレゼントを買うために訪れたデパートで、突然、火で焦げたようなボロボロのボディースーツ姿のキュートな“彼女”と遭遇する。“彼女”は、ワンピースにさっと着替えて、お金を払わずにデパートから出ていってしまう。その後、ジローが食事をしていたレストランにも出現。「私も今日、誕生日なの」。“彼女”の勢いに押されて、ジローは突然現れたその女の子と誕生日を一緒に過ごすことになる。
大胆で予測不可能な言動を繰り返す“彼女”に振り回されながらも、食い逃げをして警察に追われるスリリングな逃亡劇や、意外なほど力強い“彼女”のパンチをくらったりと、今までの人生で経験したことがないようなエキサイティングな夜を過ごす。メチャクチャなペースに戸惑いながらも、“彼女”に急速に引かれていくが、一日の終わり、“彼女”はジローに意味深な言葉を投げかけて突然いなくなってしまう。ジローにとって、この日の数時間はいままでの人生の中で最も輝いていて、忘れられない瞬間となった。
21歳の誕生日、僕は再び彼女に出会った。似ているけれどもどこか違う、“完璧な彼女”に―。
その1年後――去年の誕生日と同じように、ひとりで過ごすジローの前に、再び“彼女”が現れた! しかし、姿は似ているけれど、去年とはどこか雰囲気が違っていた。“彼女”に対して微妙な違和感を抱いたとき――ジローたちが食事をしているレストランで男が銃を乱射する事件が起こる。ジローが男に撃たれそうになった瞬間、“彼女”がジローを見事救出した。その桁外れの強さに驚くジロー。そんな時、さらに衝撃の事実が告げられる。なんと“彼女”の正体、未来の自分が現在の自分を守るために送り込んだサイボーグだったのだ!
1年前のあの日、運命の出会いを果たした女の子のことを忘れられなかった未来のジローが、自分の不運続きだった人生を変えるために、彼女にそっくりのサイボーグを作り、現代の自分のもとに送り込んだのだ。しかもジローの努力しだいで、感情を持つことができるようにプログラミングされているという。突然の展開に戸惑いながらも、ジローは“彼女”との不思議な共同生活を始めることになった。
そして始まった、僕たちの不思議な共同生活。“彼女”は、僕の運命から守るためにやってきた―。
“彼女”は大学やバイト先にもついて来て、2人はいつも一緒。サイボーグとして持っているパワーをフルに発揮し、ジローを“過去への時間旅行”に連れ出したり、日々の小さな危機から救っていく。そんな楽しい日々を一緒に過ごすうち、ジローは“彼女”に恋をし始めていた。しかし、相手は人間の心を持たないサイボーグ。ジローはどんなに“彼女”を想っても、その恋心は報われないと落ち込む。一方、“彼女”もジローの優しさは感じながらも、彼の気持ちを理解できない自分に戸惑いを感じていた。
届かない思い。すれ違う僕たち。交差する運命の中で、僕は信じられないような奇跡と出会った―。
ジローは“彼女”に嫉妬させようと、ほかの女の子とデートをするが、“彼女”は嫉妬という感情ができない。ジローは、気持ちがどうしても伝わらない絶望感から“彼女”に辛くあたり、家から追い出してしまう。姿を消してしまった“彼女”の面影に心を痛めるジロー。そんなある日、家が大きく揺れ、崩壊し始める――未曾有の大地震が突然襲ってきたのだ。崩れゆく街、ジローの体も地面に落ちてゆくとき、“彼女”がジローの前に姿を現すが……。運命を変える出会いを果たしたジローと“彼女”が、目の前に立ちはだかる障害……ジローを死へ導こうとする“運命”を、そして人間とサイボーグという関係を乗り越えたとき、2人の愛は時を超えてつながり始める――。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
監督:クァク・ジェヨン
プロデューサー:山本又一朗/ジー・ヨンジュン
撮影:林淳一郎
照明:金沢正夫
録音:小原善哉
美術:丸尾知行
音楽:大坪直樹
出演:綾瀬はるか/小出恵介/桐谷健太/田口浩正/遠藤憲一/小日向文世/竹中直人/吉行和子